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石川遼

耐えた! 遼、シャフトを折りながらもイーブンパー

国内男子ツアー「ダンロップフェニックストーナメント」の初日。海外招待選手のビジェイ・シン(フィジー)、大会連覇を狙うプラヤド・マークセン(タイ)とラウンドした石川遼は、スタートから3連続ボギーと苦戦を強いられた。

10番ホールからスタートした石川は、10番でティショットを右に曲げ、11番パー3はティショットをグリーン奥にこぼしてボギー。さらに12番は左に曲げて、2打目でグリーン手前まで運んだが、高速グリーンを攻略できずに3オーバーとなった。

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しかし、続く13番パー4では1オンを狙い、ティショットでグリーン手前のラフまで運ぶと、30ヤードのアプローチをピン奥1mにピタリとつけてバーディ。16番ではフェアウェイから2打目をピン手前2mにつけ、1オーバーまで盛り返した。「ティショットは前半良くなかったけど、途中で修正することが出来たので、その後は安定していました」。ドライバーショットは修正できたが、難コースフェニックスCCはさらに試練を与える。

17番パー3では3パットのボギー。後半に入っても、3番パー3ではティショットをグリーン右手前のバンカーに入れ、寄らず入らずのボギー。再び3オーバーに逆戻りしてしまった。「焦る要素を自分で引き出してしまった。でも、昨年と違って粘れると自分に言い聞かせました」。石川の冷静な気持ちのコントロールが終盤に活かされる。

6番パー3で、およそ10mのバーディパットをねじ込むと、続く7番はティショットを右に曲げ、2打目も木の手前に行きピンチを迎える。ここでサンドウェッジを手にした石川は、素振りを繰り返すそぶりを見せ、その流れでショットを放った。ボールの行方を追う石川だが、手に持ったクラブは木に当ってスチール製のシャフトが折れ曲がってしまった。

グリーン周りからの4打目のアプローチもサンドウェッジが必要な距離だったが、折れ曲がったクラブは使用できず、アプローチウェッジを代用して執念のパーセーブ。そして続く8番でバーディを奪うと、この日もっとも大きいガッツポーズを見せる。さらに最終9番でもバーディを奪った石川は、イーブンパーの31位タイまで挽回し、大会初日を終えた。

先週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」でも2日目に、11番で3番ウッドのカーボンシャフトを木に当てるトラブルショットがあったが、今週はクラブが破損するトラブル。「クラブを折ったことですか…ジュニアの時に1回あります。そのときはキャディバッグの中で折れていましたが、ラウンド中に折るのは初めてです」。たとえクラブが折れ曲がろうと、攻める気持ちで諦めずに戦う石川が、残る3日でどこまでスコアを伸ばせるか注目だ。

2009年 ダンロップフェニックストーナメント



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