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石川遼

遼、パーオン率9割越え! 自己ベストタイの「65」で首位奪取!

国内男子ツアー「フジサンケイクラシック」第1ラウンドを、首位と4打差の2アンダー4位タイで終えた石川遼。濃霧の影響により、定刻より40分遅れの午前8時50分に1番ティからスタートを切った。その出だし、この後に起きるチャージの布石となる、完璧な滑り出しを見せる。

ティショットをフェアウェイに運ぶと、2打目をピンそば30センチに絡め、楽々とバーディを奪取。この日の石川は、ドライバー、アイアンともにショットの方向性が抜群で、グリーンを的確に捕らえる安定感の高いプレーを続ける。バーディパットが入らずに2番以降は伸び悩んだが、6番パー5で3オン1パットのバーディ。そのまま後半に折り返すと、「終盤はパットのストロークが良くなった」と、ホールを消化するにつれ勢いが増していく。

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12番パー4で1メートルを沈めてバーディを奪うと、15番から3連続バーディを奪取。15番、17番のパー5はともに「セカンドの方向性が難しいホール」としながらも、「長いクラブでミスショットをせずに、完璧に攻略できた」と、2オンに成功しての自画自賛のバーディ。この日6バーディ、ノーボギー、自己ベストタイの「65」をマークし、通算8アンダーの単独首位に浮上した。

グリーンを外したのは7番パー3だけと、パーオン率9割を超える安定感抜群のショットが好スコアを生む結果となった。「パーオン率を意識したことはない」と無関心ながらも、「回っていて、まったくストレスが無かった。余裕を持って回れました」と振り返る石川。「スイングのブレの幅が減って、サイドスピンが本当に減りました。ストレートに近いドロー、フェードが打てるようになりました」と、ショットの安定性が増した理由を分析する。練習場では球筋よりも“良いスイング”を優先して練習を積み重ねているが、理想のスイングに近づくことで、自然と球筋も安定してきたのでは、と話す。今や、優勝争いが当たり前のような強さが、石川の身に宿りつつある。

2009年 フジサンケイクラシック



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