キャロウェイのクラブを使用し22位タイの好スタートをきった不動裕理

米国女子メジャー初戦「クラフトナビスコチャンピオンシップ」の大会初日を終えて、1オーバー22位タイで出場日本人選手中最上位につけた不動裕理。気付いた人も多いだろうが、今週の不動はキャロウェイ一色だ。ドライバーはHYPER E･R･Cを使い、アイアンはX FORGED（プロトタイプと書かれているが、ものはFORGED）、キャディバッグ、サンバイザー、そしてウェアまでキャロウェイを使っている。アーニー・エルスのビッグニュースに続いて不動もキャロウェイへ移籍か！？との憶測を呼んだが、現時点ではまだ契約は結ばれていないそうだ。

ドライバーは国内女子ツアー第2戦の「アコーディアレディス」でも使っていたが、キャロウェイの担当者によると、その直後にアイアンのセットアップも依頼されたという。大会まで2週間のオープンウィークを挟んでいるとはいえ、テスト期間としては長くはない。それでも、この大会での導入を決めたのは、これまで使用していたものと比べて弾道が高く、スピン量も多い為、今大会のような硬いグリーンを攻略するのに適しているという判断が働いたようだ。

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シャフトもライフルの120グラムと、女子選手にしてはハードスペックなものを使っている。これも風に負けないしっかりした球で攻めたいという気持ちの表れだろう。

不動本人によると、「ドライバーは、まだここぞっていう時に曲がってしまう。アイアンは時々ミスショットも出るけど、いいショットもあるし、たまたま私のスイングが良くないんだと思う」と評価する。

「調子は良くないっていってるじゃないですか」とはぐらかす不動だが、メジャー大会に向けて新兵器を導入し、調子が悪いなりにも結果を残すところに、今年の復活に掛ける元女王の意気込みを感じずにはいられない。