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有村、ホステスVに向け4位発進「優勝パターンに持ち込みたい」

森永高滝CCで開催されている「樋口久子 森永製菓ウイダーレディス」初日。ホステスプロの有村智恵が5バーディ、3ボギーの「70」にまとめ、首位に2打差の2アンダー4位タイと好スタートを切った。

「先週、先々週ぐらいから、徐々に良い時の自分に戻ってきている」と満足そうな表情を浮かべる有村。好不調を示すバロメーターは、アイアンショットの方向性だという。「調子が良い時の自分は、ピンの方向にボールが飛ぶ。今日も良い方向へボールが飛んでいたし、感触は良いですね」。1番でボギーを先行させたが、直後の2番でピン左1mに絡めバーディ。さらに4番(パー3)で3m、6番(パー5)で1.5mにつけてバーディを奪うなど、アイアンショットが冴え渡った。

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15番、16番と連続ボギーを叩くが、15番は「攻めすぎて難しいアプローチが残ってしまう、よくあるパターン」という3オン2パットのボギー。「反省しなくてはいけない」と肩を落としながらも、これまでのような悲壮感が漂う表情は見られない。

それも、左手首の状態が良好に向かっているため。これまでは「どこかで怖がっていた」と、左手首をリリースしながらラインを出す本来の打ち方を意識的に避けていた。「先週、先々週から、思い切って左手の使い方を試合でも試せるようになった。手首の状況が良くなったのが大きい」。

自信とともに、ツアー屈指を誇っていたショットメーカーの輝きを取り戻しつつある有村。「3、4mのパットが入ればもっといいスコアが出ると思う。2日目に爆発的なスコアを出して、最終日に逃げ切る私の優勝パターンに持ち込みたい」と、言葉にも力強さが漲っていた。(千葉県市原市/塚田達也)

2011年 樋口久子 森永製菓ウイダーレディス



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