2010年 キア・クラシック presented by J GOLF
期間:03/25〜03/28 場所:ラ・コスタリゾート&スパ(カリフォルニア州)
藍は39位タイで終了、「充実した気持ち」でメジャー初戦へ!
今週の「キア・クラシック」ではパッティングに苦戦し、上位浮上を阻まれている宮里藍。読みにくいポアナ芝に加え、宮里が“ポコポコしている”と表現するグリーンの状態にアジャストできないまま、通算6オーバーの54位タイで最終日を迎えた。
昨日のホールアウト後、コーチであるピア・ニールソンとリン・マリオットと共にパットの対策を練ったという。「ポコポコなグリーンに気をとらわれているのを再確認して、良いフィーリングを保ったままストロークするにはどうしたらいいか」。その答えが、「短い距離は何も考えないでも入ってくれる。その意識を長い距離に持っていくだけ」というシンプルなもの。ストロークではなく、意識の方向性を変えたと振り返る。
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この改善策が、見事に奏功。「パットもしっかり改善されて、納得のいくラウンドでした」という宮里は、前半の6番で2メートルを沈めてバーディを奪い、前半を1アンダーで折り返す。後半に1ボギーを叩き、この日1バーディ、1ボギーとスコアを伸ばすことはできなかったが、39位タイに浮上したラウンドに「内容には満足」と納得の表情を見せた。
結果的に開幕3連勝は叶わなかったが、「後悔することはありません。シーズンはまだ3試合が終わっただけ。これからどういうプレーをしていくべきか、改めて見えました」と振り返る宮里。「しばらくメジャーから遠ざかっているので、『あ、こういうフィーリングが大事だな』と思い出しながら回りました。来週に繋がると思うし、充実した気持ちのまま入れます」と、次週のメジャー初戦「クラフトナビスコ・チャンピオンシップ」に向けて多くを得る4日間となったようだ。気持ちを切り替え、今度は海外メジャー初勝利に向けた戦いが始まる。