昨日よりドライバーショットは安定。徐々に調子も上がってきた宮里藍

通算1オーバーの40位タイからスタートした「日本女子オープン」2日目の宮里藍。この日は朝から雨が降るあいにくの天気。ラフは雨に濡れて重くなり、初日と比べコースの難易度は格段にアップした。

2日目は午前スタート。スタートの10番で下り5mのバーディパットを沈めて幸先良く飛び出したが、その後はバーディが来ればボギーも来るという出入りの激しいゴルフとなる。宮里は前半を2バーディ3ボギーと一つスコアを落として折り返した。

＜＜　下に続く　＞＞

迎えた1番パー5。2打目でグリーン左手前のラフまで運んだ宮里は、残り28ヤードの第3打がそのままカップに吸い込まれるチップインイーグル！笑顔と共に右手のこぶしを突き上げた。

その後は再びバーディとボギーが交互に来る展開ながら、このイーグルが効いて終わってみれば「71」。一つスコアを伸ばして通算イーブンパー、23位タイへと順位を上げて2日目を終えた。

「まぁ、よく我慢したかなと思います。バーディとボギーがセットになってしまったけど、こういう天気だし、気持ちを切らすことなく攻めることが出来ました」と、まずまずといった表情の宮里。「アプローチがあまり良くなかったけど、パッティングでカバー出来て良かったです」と、雨の中を総合力で乗り切った。

「今日の4バーディは明日につながると思います。気持ちの切り替えを意識してやっていきたい」と、いつものポジティブさを持って決勝ラウンドへと臨む宮里。首位と9打差とはいえ、何が起こるか分からないのがメジャー大会。そのことは誰よりも宮里本人が一番知っているはずだ。