1999/03/21国内男子
荒天の長丁場を逃げきったのは金鍾徳
長い4日間だった。第2ラウンド、第3ラウンドがそれぞれ荒天によるサスペンデットとなり、そのしわ寄せを結果的にかぶったのが最終日。最後まで天候はスッキリ回復せず、この日も冷たい雨。選手たちの疲労は極度に達していた。
そんなトラブル続きの4日間を一回もオーバーパーせずに走り通した韓国の金鍾徳がからくも逃げきり、97年のキリンオープンに続くツアー2勝目をあげた。惜しい1打差の2位には64と大爆発した杉本周作。終わってみれば第3ラウンドの「77」が痛かった。
「あー もー疲れた・・・」が優勝の金鍾徳の第一声。「すごく寒くて、背中が痛くて。でも2年ぶりの優勝はすごく気持ちがいいです。勝因はパターかな。オ...