2022/08/07日本プロ

1Wは“数年ぶり”力感も… 石川遼「そこからがお粗末」

◇国内メジャー◇日本プロゴルフ選手権 最終日(7日)◇グランフィールズCC(静岡県)◇7219yd(パー71) 石川遼は今季2試合目の国内メジャーを通算3アンダー20位で終えた。この日は4バーディ、4ボギーの「71」で回り、2日目以降はアンダーパーをマークできず。初日2打差7位の好スタートを生かせなかった。 改造に2年以上の時間を費やしてきたスイングの形が固まりつつある中、よりスピードを上げていく段階にシフト。6種類の素振り棒を使った“トレーニング”を毎日のルーティンに加えて試合に臨んでいた。650ydのパー5となる5番や17番、グリーン近くまで運べるパー4の6番、右へのミスの許容範囲が広い1...
2020/08/22国内シニア

2年ぶりVへ鈴木亨が首位キープ 渡辺司が1打差

◇国内シニア◇プロゴルファー誕生100周年記念 ISPS HANDA コロナに喝! シニアトーナメント 2日目(22日)◇赤城ゴルフ倶楽部 (群馬県)◇シニア6931yd、スーパーシニア6312yd(ともにパー72) 大会2日目は、単独首位から出た鈴木亨が「65」で回って通算15アンダーまでスコアを伸ばし単独首位をキープ。2年ぶりとなるツアー4勝目へ前進した。 「ショットは昨日より良かったけど、パットはつかみかけていたものが霞んできた」という鈴木。ホールアウト後はパット修正を課題に挙げたが、「コロナ禍で正直ゴルフをやり続けるか、違う仕事をするかとか、いろいろ考えたけど、結果が出れば気持ち的に...
2020/10/14国内女子

アマチュア優勝から1年 古江彩佳が初のタイトル防衛に挑む

◇国内女子◇富士通レディース 事前情報◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6659yd(パー72) 秋の深まりとともに、今年の戦いも残り6試合と終盤戦へ。今季第9戦は千葉県にある東急セブンハンドレッドクラブを舞台にして、16日(金)から3日間の予定で開催される。 昨年は2000年度生まれで「プラチナ世代」の19歳・古江彩佳が、ツアー史上7人目となるアマチュア優勝を果たした。直後にプロ転向した古江は、今年9月の「デサントレディース東海クラシック」で早くもプロ初優勝を成し遂げるなど順風満帆。初めてディフェンディングチャンピオンとして挑む今大会は今季国内メジャー優勝者の原英莉花、永峰咲希と同組...
2021/07/28国内男子

8月「Sansan KBCオーガスタ」は1日5000人の有観客開催

九州朝日放送(KBC/本社・福岡市)は28日、8月26日開幕の「Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント」(福岡・芥屋GC)を有観客で開催すると発表した。一日の入場者数は5000人に制限する。 ゴルフ関連5団体新型コロナウイルス対策会議が定めたガイドラインに則り、地元自治体などと連携して安全対策を講じる、としている。ギャラリーに対しては観戦時のソーシャルディスタンスなど感染防止対策を呼び掛けるほか、19年大会まで実施していた「食べ放題」「飲み放題」は休止し、コース内でのアルコールの提供も自粛するという。 同大会は昨年、新型コロナウイルス感染拡大のため中止となった。今大会は、特別協賛社に...
2021/10/05国内男子

ZOZO切符をつかむのは 小平智が1年ぶり日本ツアーでリスタート

◇国内男子◇ブリヂストンオープン 事前情報◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース (千葉)◇7119yd(パー71) 国内男子ツアーも賞金加算大会は残り8試合となり、終盤戦を迎える。1972年に始まった歴史あるトーナメントが昨年コロナ禍の中止を経て7日(木)から2年ぶりに開催される。 前回2019年は台風19号の接近で週末の決勝ラウンドが行われず、今平周吾が36ホール短縮競技を制して連覇を達成した。倉本昌弘、丸山茂樹、谷口徹、池田勇太といった名プレーヤーたちが届かなかった大会史上初3連覇への挑戦。3シーズン連続賞金王へ、トップに立つチャン・キムを追っていく上でも好相性のトーナメントで今季2勝目...
2021/10/06国内女子

10月「マスターズGCレディース」は一般ギャラリー1日1000人の有観客開催

国内女子ツアー「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」の大会事務局は6日、兵庫県三木市のマスターズゴルフ倶楽部で21日から24日に行われる同大会を有観客で開催すると発表した。 チケットの一般販売は各日1000人に制限。一般ギャラリーのほかに、大会協賛社など招待者を含め、各日最大5000人の来場者を予定している。 大会事務局はリリースで「昨年の大会は新型コロナウイルスの感染拡大の状況を踏まえて、残念ながら開催中止となりましたが、今年は本大会を通じて幸せで希望に満ちた明るい社会に貢献したいという想いから、新型コロナウイルス感染症対策を徹底した上で、有観客で開催することを決定しました」...
2021/09/24国内男子

1打目OB、打ち直しはロストボール…アマ河本力はパー5で「9」

◇国内男子◇パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 2日目(24日)◇城陽CC (京都)◇6967yd(パー72) インコースからスタートしたアマチュアの河本力(日体大4年)は最終9番で2mのバーディパットを沈めて終えると、大きく息を吐き切った。初日に続きこの日も4アンダーという目標を掲げていたが「73」。6アンダー2位から出て5アンダー23位に後退し「全然だめだったという感じですね」と肩を落とした。 序盤の12番、13番で連続バーディを奪って走り出した。トラブルとなったのは16番のパー5での残り215ydからの2打目。8番アイアンを握り「思いっきり振って届かそうと思った」と果敢に2オン...
2022/03/30国内男子

目標は1年後のマスターズ 木下稜介は「世界に挑戦」

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 事前(30日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7081yd(パー71) 米男子PGAツアー初挑戦から始まり、国内ツアー2勝、海外メジャーにも参戦と激動の2021年を過ごした木下稜介は「こんなにカメラマンや記者の方々に追いかけられることはなかったので緊張する場面もあったけど、見える景色は変わってきた。『世界に挑戦したい』ってこの一年で思った」と振り返った。 それでも思わぬ形で今季は始まった。昨年12月23日に大阪から羽田行きの飛行機で移動していると「気絶しそうな」腹痛に見舞われ、病院に担ぎ込まれた。診断の結果は「急性虫垂炎」で、医師から手術をしなけ...
2022/04/08国内女子

金田久美子が首位堅守 1打差に脇元華/女子下部

◇ステップアップツアー◇Hanasaka Ladies Yanmar Golf Tournament 2日目(8日)◇琵琶湖CC琵琶湖・三上コース(滋賀)◇6360yd(パー72) 単独首位で出た金田久美子が2バーディ、2ボギーの「72」で回り、通算5アンダーでトップを堅守した。完全優勝と2011年のレギュラーツアー「フジサンケイレディスクラシック」以来の勝利を懸けて最終日に臨む。 昨季は腰痛に悩み「フルショットするのも厳しかった」とし、飲み薬に頼りながら試合に臨んできたという金田。オフは飛距離アップより体幹トレーニングに取り組み、痛みの軽減に努めてきた。 通算4アンダー2位に脇元華、3アンダ...
2022/05/09ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ

ママゴルファー1年目 横峯さくらが永久シードにこだわる理由

◇国内女子メジャー◇ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(8日)◇茨城GC西コース(茨城県)◇6680yd(パー72) 前日の3日目は午前組でプレーを終えた後、午後6時頃まで練習していた。最近悩んでいたショットのひっかけへの解決策は見つかったが、「ハグしたい、体温を感じたい」。集中力が切れたとたん、わが子の顔が浮かぶ。 昨年2月に長男を出産し、横峯さくらの代名詞に「ママゴルファー」が加わった。下の世代にその道を示そうと奮闘しているが、試合に復帰してから約一年、まだ慣れないことも多い。 国内の試合にはいつも連れてきた息子は、今週は都内にいる夫の両親に預けてきた。母親の顔を思い出せば泣いてしま...
2022/05/08ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ

山下美夢有が恩返しV 山下一家ハラハラドキドキの1週間

◇国内女子メジャー◇ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(8日)◇茨城GC西コース(茨城県)◇6680yd(パー72) 優勝争いの前夜は、家族みんなが緊張で張りつめていた。「終わってもまだ緊張していました」という山下美夢有の性格は、まぎれもなく両親譲りだ。 最終日は6打のリードをもっていたが、余裕なんて少しもなかった。同組の青木瀬令奈、安田祐香はスタートホールからバーディを決めてプレッシャーをかけてくる。「今日の目標はボギーを打たないゴルフ」と決めていたが、バーディをなかなか獲れずに「やばいな」と焦っていた。 7番までパーが続き、最終組の中で自分だけスコアが動かない。コーチを務める父の...
2019/08/26国内女子

渋野日向子は静かな1週間を堪能 コンビニでは「やっぱりバレた」

◇国内女子◇ニトリレディス 事前(26日)◇小樽CC(北海道)◇6650yd(パー72) 2週ぶりの出場となる渋野日向子は開幕3日前の26日(月)に会場入り。陽が時折差す曇天の中、午前8時50分からアウト9ホールの練習ラウンドを行った。 4週前の海外メジャー「AIG全英女子オープン」を制した翌週から国内2連戦をこなし、休養に充てた前週にようやく岡山県に帰郷。メジャー優勝からしばらく“フィーバー”の中心にいたが、「ずっと実家でした。しっかり寝たりグータラして。この生活がいいなあ、と思いながら生きていました」と、久々に戻った静かな生活を堪能した。 盛大な祝勝パーティが催されることもなく、「家族でご...
2019/08/04国内女子

成田美寿々が逆転で通算13勝目 1打差に有村智恵ら

◇国内女子◇大東建託・いい部屋ネットレディス 最終日(4日)◇鳴沢GC(山梨県)◇6605yd(パー72) 2打差3位から出た成田美寿々が5バーディ、3ボギーの「70」でプレー。通算11アンダーで逆転し、4月「ヤマハレディースオープン葛城」に続く、ツアー通算13勝目をあげた。2年ぶりの大会制覇。 単独首位から出た有村智恵は3バーディ、4ボギーの「73」とスコアを落とし、通算10アンダーでペ・ソンウ(韓国)と並んで2位。昨年覇者の黄アルム(韓国)は通算9アンダー4位に終わった。 通算7アンダー5位に藤田さいきとイ・ミニョン(韓国)。通算6アンダー7位に小野祐夢が入った。2週連続優勝を目指していた...
2019/06/07国内女子

吉本ここねが初の単独首位発進 渋野日向子ら1打差

◇国内女子◇ヨネックスレディスゴルフトーナメント 初日(7日)◇ヨネックスCC(新潟県)◇6456yd(パー72) 初優勝を目指す19歳の吉本ここねがボギーなしの6バーディ「66」でプレー。6アンダーで自身初の単独首位発進を決めた。 5月のメジャー「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」を制した渋野日向子と米ツアー3勝で世界ランク34位のキム・ヒョージュ(韓国)が5アンダー2位につけた。 4アンダー4位に穴井詩、浅井咲希、青木瀬令奈、藤本麻子の4人が続いた。3アンダー8位にペ・ソンウ(韓国)、葭葉ルミ、大江香織、イ・ミニョン(韓国)ら8人が並んだ。 2週連続優勝を目指す原英莉花は...
2023/10/27国内女子

金田久美子「相変わらずのマイナス思考」 涙のブランクVから1年

◇国内女子◇樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 事前(26日)◇武蔵丘GC(埼玉)◇6650yd(パー72) 大会連覇がかかる金田久美子が練習ラウンドで調整した。「コースは難しいが、いいイメージは残っている」と振り返った。 前年大会はツアー最長記録(1988年のツアー制施行後)となる11年189日(4207日)ぶりのブランクVを達成して涙を流した。「優勝したら、人生変わると思っていたし、私自身も変わると思っていたが、何も変わってない。相変わらずのマイナス思考」と笑顔を見せた。 今季は30試合に出場し、2戦目の3月「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤ」で5位に入ったが、14試合で予...
2024/08/12PGAツアーオリジナル

愛用1Wは2019年モデル 初優勝アーロン・ライの14本

◇米国男子◇ウィンダム選手権 最終日(11日)◇セッジフィールドCC(ノースカロライナ州)◇7131yd(パー70) アーロン・ライ(イングランド)が米ツアー初優勝を飾った。DPワールドツアー(欧州ツアー)2勝の実績を持つ29歳。2021年に米ツアーへ主戦場を移してから4年目での初タイトルとなった。 クラブはウェッジを除いてテーラーメイドを使用。2本のフェアウェイウッドは最新作「Qi10」を入れる一方で、ドライバーは2019年モデル「M6」を愛用している。 アイアンはタイガー・ウッズとの共同設計により作られた「P7TW」を使用。今季パーオン率6位(71.11%)を支える心強い武器となってい...
2023/04/25優勝セッティング

“飛ばし屋” 神谷そらの優勝ギア 1Wは「構えた顔が好き」

◇国内女子◇フジサンケイレディスクラシック 最終日(23日)◇川奈ホテルGC富士コース(静岡県)◇6457yd(パー71) 20歳になったばかりの神谷そらが通算4アンダーでツアー初優勝をあげた。優勝クラブは用具契約を結ぶヤマハを中心にそろえた。 ドライバーはヤマハ RMX VDで、「構えた顔が好きです」とアマチュア時代から愛用。今季の平均ドライビングディスタンスは256.23ydと全体2位で、飛ばし屋のルーキーにとって大きな武器となっている。 アイアンは同社のプロトタイプを今季途中から投入しており、「少し顔が小さめでラフの抜け感が良い。その前のアイアンは5年使っていて、なかなか他に替えられなか...
2019/04/06PGAツアーのつくりかた

PGAツアーのつくりかた ZOZOチャンピオンシップTee-Offルポ(1)

初開催の舞台裏をリポート 2019年10月、日本で初めてPGAツアー(米国男子ツアー)が開催される。「ZOZOチャンピオンシップ」は新シーズン開幕直後のアジアシリーズのひとつに組み込まれた、賞金総額975万ドル(約11億円)のビッグイベント。日本男子ツアーとの共催という形で行われる。会場となる千葉県のアコーディア・ゴルフ習志野CCでは現在、急ピッチで準備が進行中だ。本連載では世界一のツアーがひとつの大会をどう作り上げるのか、その裏側を大会直前までリポートする。 準備期間は半年以上 3月初旬、来日したPGAツアーのスタッフたちは人知れずコースの視察を進めていた。本拠地を置くフロリダ・ポンテペド...
2019/07/05日本プロ

開聞岳からの芝目を攻略 時松隆光が1打差4位

◇国内メジャー第2戦◇日本プロゴルフ選手権 初日(5日)◇いぶすきゴルフクラブ 開聞コース(鹿児島県)◇7212yd(パー70/71) 午後0時30分に出た時松隆光が5バーディ、ボギーなしの「66」でプレーし、午後スタートの組ではトップの通算5アンダーとして4位で発進した。「後半は雨が降り出して苦しい状況だったが、うまくまとめて帰ってこられた感じです」と総括した。 3番から5番(パー5)までいずれも3mを沈めて3連続バーディとし、序盤で伸ばした。「どっちに曲がるかはっきりしたラインだったのでしっかり打ててよかった」と振り返る。 コース攻略のカギのひとつに「グリーンの芝目」を挙げた。「下りの順目...
2018/09/13旅人ゴルファー川村昌弘

「いま僕はココにいます」番外編1/旅のおとも

人は彼のことを“旅人ゴルファー”と呼ぶ。川村昌弘・25歳。2012年のプロデビューから活躍の場は日本だけでなく、ユーラシア大陸全土、そのまた海の向こうにも及ぶ。幼い頃から海外を旅することこそが夢で、6年間のプロ生活で巡った国の数は実に30以上。キャディバッグとバックパックで世界を飛び回る渡り鳥の経路を追っていこう。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ プロゴルファーの川村昌弘です。 2018年も残り4カ月を切りました。 前半戦でアジア、欧州ツアー中心のスケジュールを組んできましたが、この秋は日本ツアーに専念しています。しばらく国内の試合が続くので、今回は僕の遠征用の持ち物を紹介します。ホント...