2019/01/16佐藤信人の視点~勝者と敗者~
クーチャーの磨きをかけたフェードボール
「ソニーオープン」最終日は、単独首位からスタートしたマット・クーチャーが、序盤でアンドリュー・パットナムに首位を明けわたしたものの、終盤で追いつき、すぐに突き放す展開で今季2勝目を挙げました。
パットナムはツアー本格参戦2年目の29歳。まだまだ伸び盛りの若手に対し、クーチャーは賞金王にも輝いたことがあるツアー通算8勝(今大会で9勝目)のベテラン。優勝がかかった終盤の大事な場面で、ショットのキレ、パットの精度ともに圧倒し、最後は4打差をつける貫禄の横綱相撲を見せつけました。
年齢差13歳、経歴にも大きな差のある二人ですが、共通していることがあります。それは持ち球がフェードのショットメーカーという...