1996/11/17国内女子

最終日なんと66。具玉姫が抜け出して勝利

具玉姫が驚異的なバーディラッシュで文句なしの優勝。5番で8メートル、7番で13メートル、8番は6メートル、9番2メートル、11番1メートル、12番6メートルを次々と沈めてボギーなしの66。「今日はパットが決まって気持ちよかった」というコメントも当然。これで今期2勝目。 服部道子も「3日間アンダーでまわったし、ナイスプレーという感じ」と悪くないプレーだったが、なんといっても具玉姫が凄すぎた。「でも来週の明乳カップでうっぷんをはらしたい。4日間の大会は好きだし、コース(青島)も好きだし」と望みを託す。 ちなみに当社のカレンダーモデルのビッキー・ゲッツは4位タイ。よく健闘したというべきかな。...
1996/11/10国内女子

デービース、ダメ押し66で完全優勝!

こうなるかも知れないな、と思った通りの完全独走優勝。68・65・66とスコアを揃えられては、もうなんとも言いようがない。強い。 「18番の30フィートのパットが今週の調子のよさを象徴しているみたいね」と気分爽快。「このコースはドライバーを使えるホールが多くて広い感じがする。使わなかったのは3ホールだけだし」「ハーフターンで優勝を確信しました。これじゃテレビ放映がつまらなくなるかな。それだったらもっとスコアを伸ばしてやろうと頑張ったんだけど」 まいど身びいきながら当社のカレンダーモデルとしてもおなじみの、ビッキー・ゲッツは少し頑張って16位。まだしばらく日本で試合をします。...
1996/11/03国内女子

平瀬真由美、LPGAツアー初勝利を飾る

最終組から2組目にいたローラ・デービースがやはり猛烈に追い込んだ。最終日のスコアをながめてみても感じられるが、とにかくLPGAツアーの選手たちは最後でバーディをとってくる。最終日に貯金を増やす。単純に日本と米国(だけじゃないが)を比較してあれこれ言うのは陳腐すぎるが、でもやはり違うなと感じてしまう。 インに入って14番15番と3パット。危なくなってきた平瀬は最後の18番で大事なパットを沈めてバーディ。強敵デービースとのプレーオフにもちこんだ。「ローラとのプレーオフ、勝てる確率は万にひとつと思っていました。それがよかったんでしょうね」 これでLPGAの念願の初勝利。「嬉しい。本当に嬉しいですよ。...
1996/10/27国内女子

日本善戦。しかし勝利はやはり米国チームに

日米36人の女子プロがペアを組んで4ボールベスト方式で2ラウンド。そして最終日は国別個人対抗。この最終戦しだいでは逆転も充分可能なのだが、しかし米国が押し気味の試合展開となって、トータルは14.5ポイント対21.5ポイント。塩谷育代、中野晶、島袋美幸、野呂奈津子など惜しい試合だったがポイントを稼ぐことができなかった。 そろいのユニフォームで団体戦ムードいっぱいのこの試合、ふだんとは一味違って、こんな試合もときどきあっていいんじゃないかと思ってしまう。ちなみにニチレイMVPは米国チームのキャプテンでもあるカリー・ウェブにあたえられた。...
1996/10/20国内女子

大城あかね、首位を守り抜く

前日からトップをキープしていたベテラン大城あかね。強い風のなか首位の座を守り通した。「この強風に6Wはいらない。かわりに3アイアンを入れてプレー」の判断が吉と出た。「18番は1打目をミスして、あとはなんとかボギーで上がろうと・・」思ったというが、しかし結果はきれいなパー。1打差で優勝を飾った。 追撃が期待された小林浩美は14番のダボが「痛かったですねー」であえなく失墜。また福嶋晃子は「こんな天気のときこそガマンしなきゃいけないのにボギーが多くて・・」5バーディ4ボギーといそがしいラウンドで2打足りなかった。...
1996/10/13国内女子

福嶋、プレーオフを制す

前日の首位2人が2位以下を完全に引き離して、マッチプレーの様相で最後まで戦い通した。「今日は一日、長かった」と元気な福嶋晃子も試合後に述懐。 「今日一日、がまんして集中。いいゴルフができた」と破れた元載淑もスッキリした表情。「プレーオフがロングホールから始まるのは、相手のほうが有利かもしれないが、でも飛ばしやには飛ばしやなりのプレッシャーがあるはず。だから自分自身に集中してロングのセカンドも7番できざんだ」と元。 しかしプレーオフ3ホール目。やはり決着はロングホールでついた。「このパットを外したら池に飛び込もうかと思った」という福嶋のボールがカップイン。長い一日が終わった。...
1996/10/06国内女子

塩谷、堂々の逃げ切り。岡本、デービースは追撃に失敗。

本命かと思われていたローラ・デービースは2つオーバー。きざしの見えている感じの岡本綾子もやはりカラ回りで、塩谷育代が結果的には楽勝の展開となった。「最終組で、アメリカでバリバリ活躍している選手たちと一緒で、しかも難しいコンディションの中で勝てたことは、すごく嬉しい。逃げる気持ちはまったくなかった」という塩谷。「最終的な目標は、女子プロ界に名を残せるようなプレーヤーになること」と言い切った。...
1996/09/29国内女子

曽秀鳳、首位を守っての勝利

台湾出身の曽秀鳳が前日のトップを手堅く守り通しての優勝。中学時代は陸上3種競技の選手だったこともある曽。名古屋に留学していたこともある。これで賞金ランキングも20位とした。2位には原田香里が入ったが、やはり外国勢の李英美がオーバーパーを叩きながらも食い込んだ。実力の世界とはいえ、ちょっと日本人選手のふがいなさを感じざるをえないこの試合だった。...
1996/09/22国内女子

久保樹乃、逆転の初勝利

「なんとかシード権をとりたい」と無欲の久保樹乃が、まさかの初優勝を飾った。初日こそトップだったが2日目には後退。若い選手だけにそのままズルズル落ちるのがよくあるケース。雨の最終日もいきなり1番2番とボギーを連続したが、4番、13番、16番とチャンスをものにしてのトータル2アンダー。「服部さんが18番でパットを外したときは、失礼な話ですけどうれしかった。いままで感じたことのないうれしさでした」という久保。シード権を確保どころか、これから1年間の試合出場権利をしっかりものにした。...
1996/09/15国内女子

前田すず子、大逆転の勝利。岡本は6位に転落

優勝まちがいなしと思われた岡本綾子は4オーバーを叩いて後退。期待のかかっていた福嶋晃子もパットに苦しみ「よかったのは最後のイーグルだけ」の71。 かわって前日9位グループの前田すず子が1つのボギーこそあったものの、なんと7つのバーディを沈めて一気に逆転した。「今日のショットはすごくよかった。でも最後の最後までわからない。気持ちとしては(橋本愛子と)プレーオフをするつもりで待っていました。大逆転? 私でいいのかなという感じです」 これで賞金レースも堂々の5位に浮上した。...
1996/09/08日本女子プロゴルフ選手権大会

福嶋晃子、大波乱の77。塩谷が逆転優勝

余裕の優勝と信じていた福島が「自分のゴルフができなくて」ノーバーディの5ボギー。「いままでの中でいちばん悔しい」大崩れとなった。優勝争いは服部、肥後、塩谷の3人に絞られた形となった。出だしの3連続バーディで勢いに乗った肥後だったが「後半がものたりなかった。最終18番、塩谷さんがチャンスをくれないかなと思ってたけど、やはりちゃんと入れられて・・」ベテラン塩谷がきっちりビッグタイトルの勝利を飾った。...
1996/09/01国内女子

岡本綾子、2年ぶり60勝

4バーディ3ボギーと、決して好調とはいえず「バーディチャンスはことごとく外した」ラウンドだったが、下からの追い上げにも動じることなく逃げ切った。「1ショット1ショットを大事にしていれば、必ずチャンスは来る」と信じてのプレー。「2年ぶりだけど、ついこの前に優勝したみたいな、まるでこの2年が夢みたい」 本当に久しぶりにアヤコスマイルがファンの前に披露された。...
1996/08/25国内女子

山崎千佳代がトータル・イーブンパーで逆転優勝

風が強く、各選手ともスコアを乱す中で、3バーディ、4ボギーと1オーバーながら手堅く回った山崎千佳代が芳賀、肥後、斎藤を1ストローク抑えて優勝。前日首位の 野呂奈津子はアウトで5ボギーを叩き、結局79、トータル3オーバーで6位タイに終わった。 山崎は「嬉しいのはもちろんですけど、とりあえず1年間試合に出られるのが大変嬉しい。というのもここ2、3年調子が悪くて精神的にも技術的にも落ち込んでいたんです」と、この1勝をテコに自分のゴルフを取り戻して、公式戦(日本女子プロ)でいい成績を残せれば「米国のプロテストを受けるとか試合にも挑戦したいですね」と意欲的。...
1996/08/11国内女子

福嶋晃子、大量リードで久々の勝利。岡本綾子は2位

前日ツアー新記録の63をマークした福嶋晃子が、最終日もがんばり通して10アンダーで優勝。「10番でショットを曲げてギャラリーのタオルの上、14番でもまたビニール袋の上。「またやったの?」と岡本さんに言われて大笑いしてしまいました。岡本さんには18番グリーンにあがるとき「おめでとう」と言われて、つい泣いてしまって・・」 「私なりに今日はよかったけど」2位にとどまったのは岡本綾子。「63を出す爆発力をもってるんだし、今後もこういう勝ち方をしていけば、彼女の時代がくるんじゃないですか」と脱帽。...
1996/08/04国内女子

岡本綾子は後退。李英美が大逆転の勝利。

この日も34度近い猛暑の中、独走態勢かと思われた岡本綾子はインに入って3ボギー。更に最終ホールでダボとして大きく後退。「本当にきょうは最低」のプレーとなってしまった。「もうラッキーっ」だったのは首位から6打差でスタートした李英美。2番ロングでセカンドの4Wを乗せていきなりイーグル。その貯金を最後まで保った形で優勝にもちこんだ。「優勝しようという気持ちで優勝したんではなく、ほんとうにタナボタ。プレッシャーもなにもなかったし」この勝利で賞金ランキングも9位。暑さもふっとぶ大逆転となった。...
1996/07/28国内女子

入江由香、プレーオフを制して優勝

このまま走り続けるかと思われた入江由香が、大詰め17番でバッフィのティショットを大きく曲げてダボ。18番でもセカンドをトップさせてグリーンオーバーのボギー。68で追い込んだ強敵マクグァイヤに追いつかれた。しかし初めて経験するプレーオフ、入江は自信をもって競り勝ち、2勝目をあげた。「ドタバタ勝つのは、これを最後にしたい」という入江。マクグァイヤは「まさかプレーオフになるとは思っていなかった。入江はそろそろ勝ってもいいころだった」と冷静。...
1996/07/21国内女子

前田すず子、もつれて1打差の優勝

独走態勢だった前田すず子が1バーディ5ボギーと大きく崩れて「苦しい展開だった」ラウンド。しかし追う福嶋晃子もバーディとボギーが交互に出るプレーで「もうイライラ。チャンスはいっぱいあったのに、とにかくくやしい」1打差。 追いつくことができなかった。 前田の優勝は2年ぶり。「初日から首位をキープしての優勝って、ほんとうに辛いことが身にしみてわかった。優勝するって、大変ですね」としみじみ。...
1996/07/14国内女子

橋本愛子、プレーオフで福嶋晃子を下して優勝

「追いつくとは思っていなかった」福嶋晃子が橋本に追いついて、7アンダー同士のプレーオフ。勝利は橋本の手にわたり、賞金ランキングトップ。「優勝は嬉しいけど、あまりの暑さに涙どころじゃなかった」「賞金トップになったけど、来週は休みだから、また抜かれますね」 「休みのあいだは、ショッピングを楽しみたい。久しぶりにゆっくりします。でもいっぱい買い物したいものがあるし、それにはやはり賞金女王にならないと・・・」となにやら複雑。...
1996/07/07国内女子

具玉姫が3年ぶりの優勝をかざる

福嶋晃子、中野晶らの急追を押さえて、具玉姫が「ほんとうに長かった」という3年ぶりの優勝。出だしの1番でいきなりボギーを叩いて一時は逆転されたが、「残りは長いし、自分のペースでいこう」と気持ちを切り替えてプレー。なんといっても初日の8アンダーという貯金がきいた。久しぶりに「ホッとした」具玉姫だった。...
1996/06/30国内女子

木村敏美、7オーバーの勝利

前日首位の村口史子は惜しくも今季初優勝をのがした。かわって優勝カップを手にしたのは実力派・木村敏美。「予選が2オーバー、2オーバーだったので、きょうはなんとかパープレーでと思っていました。なんとかここのコースに勝ちたいという気持ちだったので、スコアボートをあまり気にしないでプレーできました」という。2人目の子供が生まれてからは初めての勝利(1人目から数えると5勝)になる。...