2002/10/06日本女子オープンゴルフ選手権競技

快心のイーグルで勢いに乗った! 高又順が逆転優勝

日本女子ゴルフ界の最高峰「日本女子オープンゴルフ選手権」は、昨年とは異なり、4日間とも快晴に恵まれた。そして優勝争いも、バーディでスコアを伸ばせなければ取り残される展開となった。 優勝スコアは14アンダー。奇しくも昨年の14オーバーとは逆に好スコアで決着がついた。 優勝したのは韓国の高又順。これまで日本ツアーで6勝を挙げている高だが、この日本オープンのタイトルが欲しかった。アマチュア時代にローアマに輝き、プロになってからは、2度2位になっている。 最終日の高は、パーセーブを繰り返す、おとなしいスタートをきった。そして8番パー5で、2打目でグリーン手前に運ぶと、3打目のアプローチでカップを狙った...
2002/10/05日本女子オープンゴルフ選手権競技

黄玉珍が単独首位に浮上!

日本女子ゴルフ界の最高峰「日本女子オープンゴルフ選手権」は、決勝ラウンドに入り混戦状態となってきた。初日8アンダーのロケットスタートを見せた、メキシコのロレーナ・オチョアが、2日目に1つしか伸ばせす、この3日目はイーブンパー。ついに首位の座を明け渡してしまった。 前半9ホールをすべてパーで通過したオチョアは、10番パー3で、ワンオンに成功しながら3パットでボギーにしてしまった。14、16番では3メートルのバーディパットを確実に決めスコアを伸ばしたが、最終18番でも3パットでボギーを叩いた。 「今日は34パットして、3パットも2回ありました。ピンの位置が昨日より難しくなっていたこともありますが、...
2002/10/04日本女子オープンゴルフ選手権競技

ロレーナ・オチョアは伸び悩んだが、単独首位はキープ

日本女子ツアーのメジャー第2戦「日本女子オープンゴルフ選手権」は、初日にメキシコ出身のロレーナ・オチョアが単独首位に立ち、各メディアから注目が集まった。 オチョアは、3、5番でバーディを奪い10アンダーまで伸ばし、独走態勢に入るかと思われた。しかし後半は、1バーディ、2ボギー。2日目はスコアを1つしか伸ばすことができなかった。それでも9アンダーで単独首位はキープしている。 「今日はハチャメチャな日で、フェアウェイを外すことが多かった。風も強かったし、グリーンも堅くなっていたので・・・。我慢のゴルフでした」 今回キャディとして同行しているのはオチョアのお兄さん。その兄からは「我慢するんだよ」と励...
1999/03/20国内女子

平尾名芳子、首位をキープして初優勝へ王手

初日コースレコードをマークした新鋭・平尾名芳子。冬のような寒さと強風の悪コンディションの2日目も大きく崩れず3オーバーに抑えた。ガマンのしがいあって結果的に2位に4打の大差をつけて首位をがっちりキープ。明日は初優勝へ王手をかけた。 ふつうなら4打や5打の差があっても経験のない若手選手の場合、まず逃げきりは難しいものだが、この平尾はちょっと例外のように見える。昨年の富士通レディスでは最終日に3打差をひっくりかえされての3位後退。この経験がしっかり肥やしになっている感じだ。 今日2日目も最終組のプレッシャーの中で堂々たる75。90近く叩く選手がぞろぞろいるコンディションの中での3オーバーは、ノーマ...
1999/03/07国内女子

井上陽子、文句無しの開幕戦勝利

強い雨と風に悩まされた最終日。スコアを崩す選手が多い中で、踏みとどまった井上陽子が危なげなく開幕戦優勝をもぎとった。井上はこれで通算3勝目。昨年は優勝から遠ざかっていただけに、幸先よいこの勝利をキッカケにまたパワー全開で今シーズン2勝目3勝目をめざしたいところだ。 2位には昨年1位差でシードを逃がした藤井かすみ。また今年も強さ健在を示すような具玉姫。以下も中野晶、芳賀ゆきよ、服部道子、不動裕理・・・とほぼツアーの核となるようなオールスターメンバーが上位に顔をそろえた。岡本綾子、塩谷育代はちょっと不本意な予選落ちだったが、こうしたベテランは心配無用。これからじっくり調整してくる。ことしのツアーは...
1999/03/06国内女子

またも64! 井上陽子が3打差の首位

初日8アンダーと突っ走った新人・米山みどりはわずかに後退。かわって井上陽子がこれまたバーディ量産の64を叩き出していっきに首位に駆け上がった。午前中の雨でグリーンが止まるようになったこともあるが、すごいスコアがぽんぽん出る景気のいい緒戦となった。 3アンダーでスタートした井上陽子は3番から4連続バーディ。9番をボギーとしたものの11番12番を連続バーディ、16番からも3連続バーディ。「ショートアイアン、特に9番アイアンがぴったり決まった。練習ではいい感じだったけど、試合でこんなゴルフができるなんて思ってもいなかった」 今年はもう米ツアーテストを考えていないという。「その前にやらなくてはならない...
1998/11/29JLPGA明治乳業カップ

最終戦は李英美。原田は2位にとどまった!

公式戦勝利と賞金ランク2位獲得に執念を燃やした原田香里だったが、優勝は韓国の李英美(イーヨンミー)にさらわれた。5月の東都自動車とまったく同じパターンになってしまった。 李英美の終盤はすごかった。4連続バーディ。一気に追い込んだ。これで今季2勝目。もちろん公式戦は初勝利だ。5年シード権も獲得。みのりの1年となった。 原田香里は「春からやってきたゴルフの総決算」と意気込んでのプレーだったが、結果的にはカラまわり。ボギーもないがバーディも取れない不完全燃焼。しかし優勝こそ逃がしたもののランキングではライバル具玉姫が不調で30万円の加算にとどまったため、賞金540万円をプラスしてマネーランクの2位は...
1998/11/28JLPGA明治乳業カップ

原田足踏み。李英美が首位に並んだ!

公式戦勝利と賞金ランク2位に執念を燃やす原田香里だったが思うようにスコアが伸びず10アンダーのまま。下から李英美が追いついてきた。 「スコアを1つでも、いや3つでも4つでも伸ばそうという気持ちだったんですけどね。バーディチャンスが少なかった。やっとチャンスに付いてもラインが読めない。ま、そういう1日でした」と原田。 最終18番を3パット。下からの1メートル強のパットを外した。読み違いなのか、ミスパットなのかもよくわからないパッティングだったいう。「今日のゴルフを象徴している気がします」 なんとなく自分のリズムを失っていた。なぜか自分のペースではないゴルフをしてしまった。 タイに並ばれた韓国の李...
1998/11/27JLPGA明治乳業カップ

出たぞ原田香里。賞金準女王を目指す!

シードのかかった武田久子は73を叩いて8位タイへ後退。シード入りのためには最低でも50万円は稼がないといけない。また肥後かおりも15位タイへ沈没。かわってこれも賞金ランク2位を目指す原田香里がグイッと上昇した。2位に上がれは海外のメジャーにも参戦のチャンスも生まれる。現在の差は280万円。ここはなんとしても稼いでおきたいところだ。 原田香里はアウトでショットがびたびた寄った。なんと5バーディ。「気合も入りすぎず、いい感じの集中ができました。まだ2日目なんで、あんまり気合もいれず、ふつうの感じでプレーした結果のスコアです」 インでもまだ入り続けたが惜しいことに12番でチャンスを外し、ここで勢いが...
1998/11/26JLPGA明治乳業カップ

武田久子リード。肥後、大場など好スコアで混戦!

女子ツアーもついに最終戦、LPGA明治乳業カップとなった。泣いても笑ってもこれで今シーズンが終了する。賞金女王は既に決定してしまったが、2位争いやシード権争いはまだ渦中。 そのシード危険ゾーン、ランク52位の武田久子が5バーディ、ノーボギーで初日をリードした。「こういう状況に強いんですかね。まぐれです。この試合がダメなら来週の予選会という覚悟はしていました」と武田。しかし一方で「そうは言ってもこの大会に出場できるランキング60位以内にはいるわけだし、チャンスはあるんだとも思ってました」 クラブは初おろし。シャフトも新しくしたばっかりで、実はラウンドで使うのは今日が初めて。「もうショットとかパッ...
1998/11/22国内女子

山崎千佳代、逃げきって今季初勝利!

風もあり寒かった最終日。この日も全般にスコアが伸びなかった。みんなが足踏みしている中、たった1ストロークとはいえ貯金を増やした山崎千佳代が今季初勝利。このところ、毎年1勝ペースになってきた。 山崎千佳代は前半で3バーディ、1ボギー。これが余裕となって15番でのボギーも大勢に影響をもたらさず、危なげなく逃げきり。「これまでの優勝とは違った心地よい疲れがあります。スタートからいい意味の緊張感があって、最後まで持続できました」 決してミスがなかったわけではない。「勝つときはミスがミスにならないんですね。運が味方してくれたのかな。終わってみるとそう思います」 先週、所属先(ダスキン)の会長が亡くなった...
1998/11/21国内女子

山崎千佳代、首位をキープ!

ちょっと足踏み状態だが、それでも山崎千佳代は首位を堅持。勢いよく追いかけてくる選手があらわれない。井上陽子、坂東貴代はスコアを崩して後退。賞金ランク上位の具玉姫、肥後かおりなどがスコアを伸ばしている。 山崎千佳代はボギーとバーディが3つずつ。「パターの力が抜けてました。17番18番と少し打ち方を変えたら、また芯に当たるようになりましたけど」 体が揺れて、昨日のようなスムーズな打ち方ができなくなったという。昨日開発した打ち方も、もう終わり。そこで右手のフィーリングだけで打つように変えた。昨日はうまくいった打ち方がもう今日は通じなくなってしまうのがパッティングだ。 「イーブンで終了して、まだ上にい...
1998/11/20国内女子

まず山崎千佳代。坂東、井上も好スタート!

残すはこの試合を含めて2つ。ラストスパートのかかったエリエールだが、初日は山崎千佳代が6アンダーと好ダッシュを見せた。2位グループには若手の坂東貴代、そして井上陽子。服部道子、福嶋晃子はちょっと様子見の雰囲気だ。 山崎千佳代は2ボギー、7バーディ。「今日はパターに尽きます。パッティングはパーフェクトでした」 ちょっと悩んでいた。ここ数カ月でパターを3回換えた。「グリップをゆるく持ってスムーズなパッティングを心がけた。ヘッドの重みを感じながら、肩でストロークするように、思い切って打ち方を変えてみました」 坂東貴代はアウトで4バーディ。インでは2ボギーを叩いたが17番では60ヤードをダイレクトに入...
1998/11/15国内女子

服部道子、世界記録タイのスコアで完全勝利!

服部道子という人はこんなに凄いプロだったのか・・。スコアを伸ばしに伸ばし、一時は20アンダー。もはや優勝するしないの問題ではなく、世界記録を更新できるかどうかに周囲の関心は移っていた。しかし最終18番でついにボギー。惜しくも「54ホール最小優勝スコアのレコードタイ(パット・ブラドリー)」にとどまった。もちろん日本ツアーの「54ホール最小ストローク記録(L.デービースの17アンダー)」はあっさり塗り替えた。それにしても凄いゴルフが3日間、続いたものだ。 服部道子は3番から5連続バーディ。トータルでは8バーディ、2ボキー。「びっくりしてるというのが実感です。こんなに伸び伸びできて不思議な気分です」...
1998/11/14国内女子

服部道子、具玉姫のマッチレースへ!

初日に65をマークした服部道子が2日目も66と快速を持続。ふつうならこれでブッ千切りのトップになるはずなのだが、63!を叩き出したのが具玉姫だ。服部と具玉姫の間は3ストローク。最終日は完全に一騎討ちの様相となった。 具玉姫はアウト5バーディ、インで4バーディ。ボギーなし。コースレコード更新はもちろんのこと、福嶋晃子が作った「18ホール最小ストローク」のタイ記録ともなった。2~3メートルが気持ちいいくらい決まり、8~9メートルの長いパットもスポスポと入った。 「ショットも良かったですが、パターがすごかった。こんなに入ったのは初めてです」と具玉姫。「昨日服部サンと回って、自信をもってタイミングよく...
1998/11/13国内女子

服部道子、大爆発。いきなり65!

女子ツアーも残すところ3試合。初日は賞金レースの1位2位3位が同じ組という趣向となったが、レーストップの服部道子が爆発した。なんと7アンダー。しかもボギーなし。男子の場合はともかく、女子のトーナメントでこんなスコアが出ることはめったにない。 「こんなにバーディが取れたのは久しぶり。びっくりしてます」と服部。ラインをきちんと読めたパットもあったし、読めなかったラインもあったが、なぜか全てが入ってしまったという。ショットもバランスが良く「絶好調とは言えないまでも、かなりいい感じ」だったとか。絶好調という言葉をあえて使わないところがプロのプライドかな。「これで最高」などど言ってしまったら、そこで技量...
1998/11/08国内女子

小林浩美、混戦を制して逆転優勝!

激しい戦いだった。前日首位のローリー・ケーン(カナダ)はスコアを伸ばせず。しかし下からはティナ・バレット(米)が上がってくる。台湾の黄玉珍も健闘する。そんな展開の中で、再三のバーディチャンスを逃がし続けながら小林浩美がじっとガマン。終盤に入ってから一気にバーディ攻勢をかけて首位に追いつきプレーオフ! 3ホール目でヒロミが大きな勝利をものにした。 「いやー、もう、すごく嬉しい!」と小林浩美はひたすら笑った。「スコアが競ってたので、誰にもチャンスがあった。なんとか10アンダー以上にいきたいと思ってプレーしたんです」 11番で7アンダーに落とした。ちょっと諦めかけた。しかし13番でL.ケーンがボギー...
1998/11/07国内女子

小林浩美、首位に2差へ!

2日目はカナダのローリー・ケーン。33-31の64と素晴らしいスコアをマークした。コースレコード・タイ記録となる。追うは台湾の黄玉珍、そして日本の小林浩美。この3人が実質的な首位集団を形成する雰囲気になってきた。 L.ケーンは9バーディ、1ボギー。13番からは5連続でバーディを奪取した。「今日は1日楽しかった。9コというのはいままで最高のバーディ数、64も自己最高です」 黄玉珍もインに入ってからショットが良くなり、ボギーなしの4バーディ。一気にスコアを伸ばした。この大会でもし優勝すればもちろん来期の米LPGAシード権を獲得できるが「来年どうするかはまだ考えていません。今は日本のツアーがいちばん...
1998/11/06国内女子

小林浩美、吉川なよ子が好位置をキープ!

今週の女子ツアーは国際戦、LPGAジャパンクラシック。米LPGAのオフィシャルな試合で、去年までの名称は東レジャパンクィーンズだった。上位選手を欠いたメンバーで対戦した先週の国別対抗ニチレイでも日本が惨敗してしまったが、今週はさらに強豪選手がドドッとやってきた。 初日を走ったのはアメリカのティナ・バレット。アウトで31をマークした。2位には黄玉珍、そしてアメリカのジェニー・リドバック。日本選手では先週絶好調の小林浩美、不屈の大ベテラン吉川なよ子が68としている。 バレットはボギーなしの7バーディ。「非常に嬉しい。ミスショットは何回かあったがボギーをひとつも叩かないのは良い。そういう意味でいい1...
1998/11/01国内女子

ダブルスコアで日本チーム敗退!

そこそこいい試合をしたものの、やはり日本チームはまだ米国の敵ではなかった。最終日の個人戦でも日本は5勝12敗1分け。3日間トータルで12勝24敗。米国チームに破れた。勝利のUS.LPGAの選手は各2万5000ドル。負けた日本チーム選手は各1万4000ドルの賞金を獲得した。 昨日は超絶好調だった米国チームの小林浩美だが、人が変わったようなゴルフで72。4バーディ、1ボギーの高村博美が勝ちポイントを獲得した。「今日は背水の陣。昨日も一緒のラウンドだった小林選手のパットを見ていたのが良かったみたい」と高村。「でも今日は浩美ちゃん(小林)が手を抜いてくれたようで、あとでお礼を言っときました」と笑った。...