1996/09/22国内女子

久保樹乃、逆転の初勝利

「なんとかシード権をとりたい」と無欲の久保樹乃が、まさかの初優勝を飾った。初日こそトップだったが2日目には後退。若い選手だけにそのままズルズル落ちるのがよくあるケース。雨の最終日もいきなり1番2番とボギーを連続したが、4番、13番、16番とチャンスをものにしてのトータル2アンダー。「服部さんが18番でパットを外したときは、失礼な話ですけどうれしかった。いままで感じたことのないうれしさでした」という久保。シード権を確保どころか、これから1年間の試合出場権利をしっかりものにした。...
1996/09/15国内女子

前田すず子、大逆転の勝利。岡本は6位に転落

優勝まちがいなしと思われた岡本綾子は4オーバーを叩いて後退。期待のかかっていた福嶋晃子もパットに苦しみ「よかったのは最後のイーグルだけ」の71。 かわって前日9位グループの前田すず子が1つのボギーこそあったものの、なんと7つのバーディを沈めて一気に逆転した。「今日のショットはすごくよかった。でも最後の最後までわからない。気持ちとしては(橋本愛子と)プレーオフをするつもりで待っていました。大逆転? 私でいいのかなという感じです」 これで賞金レースも堂々の5位に浮上した。...
1996/09/08日本女子プロゴルフ選手権大会

福嶋晃子、大波乱の77。塩谷が逆転優勝

余裕の優勝と信じていた福島が「自分のゴルフができなくて」ノーバーディの5ボギー。「いままでの中でいちばん悔しい」大崩れとなった。優勝争いは服部、肥後、塩谷の3人に絞られた形となった。出だしの3連続バーディで勢いに乗った肥後だったが「後半がものたりなかった。最終18番、塩谷さんがチャンスをくれないかなと思ってたけど、やはりちゃんと入れられて・・」ベテラン塩谷がきっちりビッグタイトルの勝利を飾った。...
1996/09/01国内女子

岡本綾子、2年ぶり60勝

4バーディ3ボギーと、決して好調とはいえず「バーディチャンスはことごとく外した」ラウンドだったが、下からの追い上げにも動じることなく逃げ切った。「1ショット1ショットを大事にしていれば、必ずチャンスは来る」と信じてのプレー。「2年ぶりだけど、ついこの前に優勝したみたいな、まるでこの2年が夢みたい」 本当に久しぶりにアヤコスマイルがファンの前に披露された。...
1996/08/25国内女子

山崎千佳代がトータル・イーブンパーで逆転優勝

風が強く、各選手ともスコアを乱す中で、3バーディ、4ボギーと1オーバーながら手堅く回った山崎千佳代が芳賀、肥後、斎藤を1ストローク抑えて優勝。前日首位の 野呂奈津子はアウトで5ボギーを叩き、結局79、トータル3オーバーで6位タイに終わった。 山崎は「嬉しいのはもちろんですけど、とりあえず1年間試合に出られるのが大変嬉しい。というのもここ2、3年調子が悪くて精神的にも技術的にも落ち込んでいたんです」と、この1勝をテコに自分のゴルフを取り戻して、公式戦(日本女子プロ)でいい成績を残せれば「米国のプロテストを受けるとか試合にも挑戦したいですね」と意欲的。...
1996/08/11国内女子

福嶋晃子、大量リードで久々の勝利。岡本綾子は2位

前日ツアー新記録の63をマークした福嶋晃子が、最終日もがんばり通して10アンダーで優勝。「10番でショットを曲げてギャラリーのタオルの上、14番でもまたビニール袋の上。「またやったの?」と岡本さんに言われて大笑いしてしまいました。岡本さんには18番グリーンにあがるとき「おめでとう」と言われて、つい泣いてしまって・・」 「私なりに今日はよかったけど」2位にとどまったのは岡本綾子。「63を出す爆発力をもってるんだし、今後もこういう勝ち方をしていけば、彼女の時代がくるんじゃないですか」と脱帽。...
1996/08/04国内女子

岡本綾子は後退。李英美が大逆転の勝利。

この日も34度近い猛暑の中、独走態勢かと思われた岡本綾子はインに入って3ボギー。更に最終ホールでダボとして大きく後退。「本当にきょうは最低」のプレーとなってしまった。「もうラッキーっ」だったのは首位から6打差でスタートした李英美。2番ロングでセカンドの4Wを乗せていきなりイーグル。その貯金を最後まで保った形で優勝にもちこんだ。「優勝しようという気持ちで優勝したんではなく、ほんとうにタナボタ。プレッシャーもなにもなかったし」この勝利で賞金ランキングも9位。暑さもふっとぶ大逆転となった。...
1996/07/28国内女子

入江由香、プレーオフを制して優勝

このまま走り続けるかと思われた入江由香が、大詰め17番でバッフィのティショットを大きく曲げてダボ。18番でもセカンドをトップさせてグリーンオーバーのボギー。68で追い込んだ強敵マクグァイヤに追いつかれた。しかし初めて経験するプレーオフ、入江は自信をもって競り勝ち、2勝目をあげた。「ドタバタ勝つのは、これを最後にしたい」という入江。マクグァイヤは「まさかプレーオフになるとは思っていなかった。入江はそろそろ勝ってもいいころだった」と冷静。...
1996/07/21国内女子

前田すず子、もつれて1打差の優勝

独走態勢だった前田すず子が1バーディ5ボギーと大きく崩れて「苦しい展開だった」ラウンド。しかし追う福嶋晃子もバーディとボギーが交互に出るプレーで「もうイライラ。チャンスはいっぱいあったのに、とにかくくやしい」1打差。 追いつくことができなかった。 前田の優勝は2年ぶり。「初日から首位をキープしての優勝って、ほんとうに辛いことが身にしみてわかった。優勝するって、大変ですね」としみじみ。...
1996/07/14国内女子

橋本愛子、プレーオフで福嶋晃子を下して優勝

「追いつくとは思っていなかった」福嶋晃子が橋本に追いついて、7アンダー同士のプレーオフ。勝利は橋本の手にわたり、賞金ランキングトップ。「優勝は嬉しいけど、あまりの暑さに涙どころじゃなかった」「賞金トップになったけど、来週は休みだから、また抜かれますね」 「休みのあいだは、ショッピングを楽しみたい。久しぶりにゆっくりします。でもいっぱい買い物したいものがあるし、それにはやはり賞金女王にならないと・・・」となにやら複雑。...
1996/07/07国内女子

具玉姫が3年ぶりの優勝をかざる

福嶋晃子、中野晶らの急追を押さえて、具玉姫が「ほんとうに長かった」という3年ぶりの優勝。出だしの1番でいきなりボギーを叩いて一時は逆転されたが、「残りは長いし、自分のペースでいこう」と気持ちを切り替えてプレー。なんといっても初日の8アンダーという貯金がきいた。久しぶりに「ホッとした」具玉姫だった。...
1996/06/30国内女子

木村敏美、7オーバーの勝利

前日首位の村口史子は惜しくも今季初優勝をのがした。かわって優勝カップを手にしたのは実力派・木村敏美。「予選が2オーバー、2オーバーだったので、きょうはなんとかパープレーでと思っていました。なんとかここのコースに勝ちたいという気持ちだったので、スコアボートをあまり気にしないでプレーできました」という。2人目の子供が生まれてからは初めての勝利(1人目から数えると5勝)になる。...
2012/11/27国内女子

女子日韓戦が3年ぶりに開催 日本は7人が初出場

韓国・釜山にあるベイサイドゴルフクラブで12月1日(土)から2日間に渡り、「日韓女子プロゴルフ対抗戦」が行われる。09年以来3年ぶり11回目の開催となり、過去の戦績は日本の3勝5敗1分け(08年は降雪のため開催中止)。昨年12月にタイでの開催が予定されていたが、洪水被害により延期となっていた。 両国13名ずつが出場し、2日間ともにストローク形式で行われるのは例年通りだが、今大会では初めてとなるダブルス戦が1日目に導入されることになった。フォアサム(1つのボールを交互に打つ)とフォアボール(それぞれが1つのボールでプレー)が3試合ずつ組まれ、2日目は例年と同じくシングルス戦12試合。勝者に2ポイ...
2012/11/04国内女子

S.ルイスがホステスプロとして大逆転優勝!

◇米国女子◇ミズノクラシック 最終日◇近鉄賢島CC(三重県)◇6505ヤード(パー72) 日替わりでビッグスコアが飛び出した大会で、最終日に10バーディ、2ボギーの「64」をマークしたステーシー・ルイスが、通算11アンダーまで伸ばして逆転優勝を果たした。通算3アンダー8位タイからスタートしたルイスは、13番までに5ストローク伸ばすと、16番からの上がり3ホールで3連続バーディ。前日首位のイ・ボミ(韓国)を1打差でかわし、主催のミズノと用品契約を結ぶホステスプロとして最高の結果を残した。 大会2日目に8ストローク伸ばし通算10アンダー単独首位に立ったイ・ボミは、最終日にスコアを伸ばせず単独2位...
2012/11/03国内女子

イ・ボミが抜け出し首位!森田が4打差を追う

◇米国女子◇ミズノクラシック 2日目◇近鉄賢島CC(三重県)◇6505ヤード(パー72) 初日の午後から吹き始めた風がこの日も選手たちを翻弄。首位タイでスタートした申智愛(韓国)、上原彩子の2人が苦戦する間に、この日8バーディ、ノーボギーでラウンドしたイ・ボミが通算10アンダーまでスコアを伸ばして単独首位に浮上した。 首位のボミを4打差で追うのは森田理香子。13番パー5でイーグルを奪い、一時は首位に浮上した森田だったが、直後の14番でボギーをたたくと、16番、17番でも連続ボギーとスコアを崩してしまった。 通算4アンダー3位タイにはチェ・ナヨン(韓国)、ジェニー・シン(韓国)、カリン・イシェー...
2013/04/07国内女子

比嘉真美子が強風を制しツアー初優勝!

大会3日目の雨は収まったが、予報通りの強風がコース内を駆け巡り、多くの選手が翻弄されてしまった。最終組、そしてその1つ前の組でプレーしてスコアを伸ばした選手は皆無。早めにスタートした大江香織、比嘉真美子、テレサ・ルー(台湾)の3人が通算4アンダーでホールアウトしプレーオフに突入した。 3人ともに初体験となったプレーオフは18番パー5で行われ、1ホール目は3人ともにパー。続く2ホール目で比嘉がバーディを奪い決着。昨年プロテストに合格した比嘉が、12位タイからの躍進でツアー初優勝をもぎ取った。これで、女子ツアーは開幕第2戦から3試合続けて初優勝者が誕生している。 通算3アンダーの4位には馬場ゆかり...
2002/11/09国内女子

パー5だけで5つ伸ばしたアニカ・ソレンスタムが単独首位に急浮上!

米国女子ツアーの上位選手が多数出場している「ミズノクラシック」は2日目を迎えた。そして、驚異的な追い上げを見せたのは、やはり女王アニカ・ソレンスタムだった。 1番パー5で幸先の良いバーディを奪ったソレンスタムは、5番パー3でボギーを叩いたが続く6番パー5で、すかさずバーディ。9、10番で連続バーディを奪い、13番を終了して7アンダー。そして、終盤の17、18番とパー5が続くのだが、ここでイーグル、バーディでフィニッシュした。一気に10アンダーまで駆け上がり単独首位に踊り出てしまった。 パー5の4ホールだけで5アンダーを稼いだことになる。 「今日はハッピー、体調も良かった。昨日はホテルに帰り薬を...
2002/11/02国内女子

また勝っちゃった! 米山みどりが最終日まで残った

日米両ツアーの賞金ランキング上位16名づつが出場しているマッチプレー「シスコワールドレディースマッチプレーチャンピオンシップ」。初日から波乱の展開が続いているが、この日行われた3回戦は日本勢で残っている米山みどりと不動裕理に注目が集まった。 1回戦で金美賢に1アップで勝った米山は、2回戦でもL.ケーンに対し1アップという接戦を勝ち上がってきた。そして、この日もK.ロビンスを相手に緊迫した展開になった。1番ホールは米山が取ったが、4番まで交互に奪い合いイーブンに戻った。 5番ホールは初めてパーで分けたが、6番ホールは米山が3度目のリードを奪った。その後は米山のペースになり、10、12、13番を奪...
2002/11/01国内女子

ウェブも消えた!日本も米山みどり、不動裕理が準々決勝進出!

日米女子ツアーで唯一のマッチプレー「シスコワールドレディースマッチプレーチャンピオンシップ」は、2日目に2回戦8試合が行われた。しかし、この2回戦が行われる前に、1回戦で決着がつかず日没サスペンデッドになった黄玉珍とレイチェル・テスキの試合が行われた。 初日の最終組でスタートしたこの試合は、18ホールで決着するどころか、エキストラホールを9ホール消化しても決着がつかなかった。しかし、2日目の9時30分に再スタートをすると、1ホール目であっさりと終わってしまった。テスケが2回戦に進出した。 迎えた2回戦、初戦で女王アニカ・ソレンスタムを破る金星を上げた天沼知恵子は、同じく1回戦で高橋美保子を5ア...
2002/10/31国内女子

波乱!米国ツアーの2強、昨年決勝の顔ぶれが消えた!!

日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)と米国女子プロゴルフ協会(LPGA)の共同開催で行われている「シスコワールドレディースマッチプレー選手権」の1回戦、全16試合が行われた。両ツアーの賞金ランキング上位16名が、1対1のマッチプレーで戦うのだが、昨年同様米国ツアー選手の方が多く勝ち上がった。 ところが、米国ツアーのトップ2人がいきなり1回戦で姿を消すことになった。昨年この大会で優勝したアニカ・ソレンスタムが、天沼知恵子に2アンド1、17番ホールを終了して2ダウンで敗れた。6番ホールまでは両者譲らず、7番、9番で天沼がリードを奪った。10番でソレンスタムが1つ返したが、続く11番で再び天沼が奪い...