1996/09/22国内男子

優勝は3日目までダントツ独走のジャンボ尾崎

ジャンボの完全独走態勢でむかえた最終日は台風の影響でカット。3日目の結果がそのまま最終結果となった。しかし超好調尾崎。いくらアクシデントがあっても最終日に崩れたとは考えにくく、やってもやらなくても、やっぱり優勝はジャンボ尾崎? 「今週勝って、来週の日本オープンで100勝のチャンスがめぐってきたのは運命だね。ファンの期待にこたえなくてはならない」と好調宣言。ちなみにこの試合の賞金配分は、4日分の75パーセントとなる。...
1996/09/08国内男子

飯合、逃げ切って今期2度目の勝利

開催コースの習志野から自転車で通える距離に住む飯合肇。地元の有利はもちろんあったが、堂々の逃げ切り優勝を飾った。スコアを伸ばせず、苦しみながら追う展開となった田中は最終18番、ティショットを左に曲げ、追撃ならず。またミケルソンも追いつくことができなかった。「金子(柱憲)や東が好調だったからな、ようやく仲間に入れてもらえた。これで秋の陣の好スタートを切ることができました。」という飯合。これからのメジャー連戦にむけて、しっかりした手ごたえを感じとった。...
1996/08/04国内男子

細川が16アンダーで優勝

バーディ、バーディで発進した細川和彦が結局5打差をつけて昨年のKBCオーガスタに次いでプロ入り2勝目。「優勝を意識したのは17番のバーディが入って4打差がついて、最後はボギーでもいいやって思った時」という。細川のスウィングは安定しているとプロの多くが認めているだけあって 自身も安定したスコアを生み出せるという。1勝目と2勝目との違いは、と聞かれて「泣かなかったことかな...」という辺りに自信の程が伺える。今後に期待したい。...
1996/07/28国内男子

28歳、堀川昌利が逆転の初勝利

最終日も順調にスコアを伸ばす選手が多いなかで、最終組をまわる堀川昌利が逆転の優勝を飾った。同じ組でプレーした「ジュニア時代の先輩」の河村雅之は1打届かず2位。堀川はこれまで無名に近く、先輩の河村のキャディをつとめたりもしていた。164センチ 69キロ。ツアー界にまた新しいスターが生まれた。...
1997/06/26国内男子

宮瀬博文、7アンダー首位

先々週の札幌とうきゅうで初優勝を飾ったばかりの宮瀬博文が7アンダーで飛び出した。このまま走り続ければ文句無しの資格で全英オープンにいける。もっとも出場資格は上位5人。既に権利を持っているジャンボと丸山茂樹をのぞくと7位までが当確定。現在4位の宮瀬は、このままでも出場権利は確保しているのだが。 「余裕とか自信なんてものはないです。今日はジャンボさんとまわって緊張しました」という宮瀬。1番バーディ、2番イーグルという幸先のいい出だしでノボギーの65。念願の初優勝は果たしたから、次は波に乗っての2度目の優勝が目標だ。 奥田靖己、飯合肇にとってもチャンス。奥田は優勝、飯合は2位でも可能性が出てくる。今...
1997/06/05国内男子

渡辺司が首位、1打差で西川哲、杉山直也

渡辺司が初日のトップを走った。アウト2バーディ、イン4バーディ。風速7メートルという風だったが「風が巻くホールがないんでよかったよ。風が巻くようになると恐怖心が生まれるから」と渡辺。「青木さんを中心にしたグループでやってるのに、一人だけで試合にいくのは寂しいよ。そのためにもまず自分が先頭に立っていかないと...」 寂しいという相手は西川哲。確かに最近、青木グループは少し寂しい。西川もノーボギーの66。「3日目が終わってこの位置ならスゴイんだけど。ショットはいいですよ。悪いのはパットだけ」という。背中が痛くてほとんど練習できていないのだとか。「欲がなくなっているから、逆にいいのかもしれないね」と...
1997/05/29国内男子

深堀圭一郎、ノーボギーの6アンダー首位

今年は3月のジャストシステムでも優勝している若手・深堀圭一郎がまたまた飛び出した。ボキーなしの6アンダー。「ジャンボさんとまわってシビれました。いい緊張感でした」と深堀。タイガー・ウッズのビデオを見て勉強しているのだという。「タイガーのように背筋を伸ばして上体を起こしてスウィングするようにしてます。まだ違和感がありますけど」 日下部光隆もノーボギー。5つのバーディを放り込んでの2位。「距離の出る選手よりボクらぐらいの飛距離の選手に有利なコース」という。「どんな選手にも負けたくないですね。深堀選手、久保谷選手、ジャンボさんだって同じです」 日本プロ選手権で元気なところを見せた河村雅之は出だし1番...
1997/05/22国内男子

横尾要がまずトップを確保

若手・横尾要が飛び出した。5バーディ、2イーグル、ボギーが一つ。「2イーグルも8アンダーも試合では初めてです。初日の首位も初めて。一緒にやってる仲間が次々と優勝して、励みになってます」と横尾。 イーグルといえば稲垣太成。9番、11番、15番とロングホールすべてでイーグル。使ったクラブは3アイアンが2回、4アイアンが1回。これは94年の西川哲以来のタイ記録。「記録だなんてぜんぜん知りませんでした。まったく意識になかった。先週からゴルフが良くなってきているので..。目標はシードかえり咲きです」...
1997/05/15国内男子

小達敏昭、河村雅之、若手コンビが出たぞ

ジャンボは先週でおしまい? そう思わせるように若手が上位に顔を出した初日だ。33.33の小達敏昭、32.34の河村雅之、さらには2打差にお決まり(?)の丸山茂樹。ちょっと復活のきざしの見えている羽川豊も名前を連ねている。「ロングでバーディがとれればボクなんかスコアがよくなるんで、どんどん取りたいんですが..」と7バーディ、1ボギーの小達。「今年の春先は花粉がすくないので助かってます」とノーボギー でバーディ6コの河村。 とはいっても、ジャンボ尾崎の87位も、スコアにすると2オーバー、74。そんなに悪いというほどのものではないのだ。明日からがジャンボ発進の初日になるのかな。なお中島常幸は風邪のた...
1997/05/08国内男子

強風の川奈。ジャンボ尾崎は4位グループ発進

風速10メートルの風が吹き荒れた。内陸ではも強い風だったが、吹きっさらしのシーサイドコースの風は凶暴だ。アウトで2バーディ、1イーグル(4番、481ヤード)の31としたジャンボ尾崎でさえインでは4ボギーの1バーディの39。「12番ロングは本来バーディの予定だったのにボギー。予定が狂った。今日の風はインに入ってから難しくなることはわかっていたんだが..。しかし結局1つ縮められたんだから初日としてはまずまずじゃないかな」と自分をなぐさめるしかない。 首位は久保谷健一。まだほとんど無名の25歳。アウトを32、インに入っても36としっかりまとめた。久しぶりに芹沢信雄も上位に顔をのぞかせている。このコー...
1997/04/24国内男子

まずZ.モウがトップ。丸山茂樹は2打差につける

国際色豊かなこの大会、上位にズラリとカタカナ名前が並んだ。初日のトップはミャンマーのZ.モウ。4バーディ、1イーグル、1ボギーの出だし。「このコースはフラットだから好きだ」とか。 このところ好調?の丸山茂樹は2打差の4位グループ。4つのバーディ、1イーグル、1バーディで18番まで来て最後でボギー。「ドライバーで打っちゃった。打ててないのにね。きょうは出たとこ勝負だったけど、それにしてはいいスコアで回れた」 また復活のきざしを見せている中島常幸も出だし好調。「今週は優勝目指して頑張ります。一生懸命、楽しくだね、今週は」...
2001/09/06国内男子

片山晋呉、今井克宗ら6人が5アンダーで並んだ

サントリーオープン初日は注目の選手がスコアを伸ばしてきた。まずは今シーズン中日クラウンズに招待選手をして出場し、あっさり優勝したD.クラーク。初めてのゴルフ場だけにコースをチェックしているような慎重なラウンドではあったが、ボギーを叩かないのはさすが。後半にバーディを3つ奪い3アンダーの7位グループにつけた。 そして、クラークと一緒に回ったジャンボ尾崎もバーディを5つ奪った。しかし、ボギーも3つとスコア的には2アンダーと伸び悩んだ感があるが、14位タイとまずまずのスタートとなった。 この組で一番良かったのは、2年連続賞金王を狙う片山晋呉だった。6番パー3でバーディを奪った片山は、後半も4つのバー...
1997/03/13国内男子

荒れ模様の開幕戦、フランコが飛び出す

いよいよ開幕の男子トーナメント。50歳の大台に乗ったジャンボ尾崎が今年も賞金王なるか?(実現すれば4年連続。青木功に続く大偉業!)。それとも丸山茂樹を筆頭とする若手中堅がこんどこそ大先輩に隠居願って世代交代? 1週早く始まった女子ツアーは最初こそ原田香里や塩谷育代などそうそうたるメンバーが飛び出したものの、最後は韓国勢同士のプレーオフという結果になった。男子ツアーも外国人選手の強さはあなどれない。はて、どんな展開になってくれるか。面白い1年をお願いします。 ということで鹿児島・祁答院ゴルフ倶楽部での開幕戦。いきなり雨にたたられてプレーは遅延。日の長い鹿児島とはいえ、日没があやぶまれたたが、トッ...
1996/12/01国内男子

完全試合の4日間。ジャンボ「初優勝」の101勝目

ジャンボ尾崎が最後まで気分よく疾走した。最終18番のバーディパットこそ外して記録を逃がしたものの、ほとんど100点満点のゴルフ。 しかし本人は「前半でつまづいた。アイアンがいまひとつ。自分自身でなさけない。ゴルフの内容は丸山の方がよかった」と深く反省。 「今年はずいぶん悩んだ。海外でもいいゴルフができない辛さがあった。しかしそういう、なんとかしなければという気持ちが100勝、初優勝(101勝)を生んだのだと思う」「今年は春先の2~3勝が大きかったね。勝つべきところで勝てた。運の強さかな。優勝争いのプレッシャーで自分自身を成長させている気がする」 丸山茂樹は「いいゴルフ。なにも言いようがない。た...
1996/11/24国内男子

尾崎ブラザーズ届かず、優勝はスタンコウスキー

もしやと思わせたジャンボ尾崎の2週連勝はやはりならなかった。悪いゴルフではなかったのだが、スタンコウスキーやデビット・イシイのゴルフが一枚上だったということだろう。 P.スタンコウスキーはプロになってからは初来日。学生時代に日米対抗(当時テキサス大学)で来たことがあるという。米ツアーでもまったく無名というわけではなく、今季ベルサウスで初勝利をあげている選手。 「プレーオフ、デビットが18番でパットを外すとは思わなかった。信じられなかった」とスタンコウスキー。「日本の試合に出たいと思っていた。米国で勝ったときが23万4000ドル、それより賞金が高い。24万5000ドルですから。予定? 妻にも会い...
1998/11/19国内男子

まず川岸良兼首位。金子、中島も好位置の発進!

いよいよ始まった総額2億5000万円のビッグトーナメント。初日はまず川岸良兼が首位を走った。2位には金子柱憲、中島常幸。中年(?)パワーが健闘している。横尾要や谷口徹、ウェストウッドもいい位置でスタートした。 川岸良兼は1イーグル、5バーディ、2ボギー。「今日は真っ直ぐ狙いのティショッがみんな左巻きばっかり。でもスウィングできるところにボールがあったのでラッキーだった。7番のイーグルで波に乗れました」 今日はジャンボ尾崎とプレーした。「先週の内容がよかったんで、ジャンボに良くなったところを見せようと楽しみでした」 ちょっと意識しすぎて出だし3番くらいまではおかしくなってしまったという。 金子柱...
1999/10/28国内男子

復活・湯原信光が首位タイだ

秋のビッグトーナメントが始まった。兵庫県ABCゴルフ倶楽部で行われているフィリップモリス。初日首位は67をマークした湯原信光。日本オープンでは最終的に崩れ、悔しい2位だったが、今回はどうだろうか。トップタイに並んだのはフィジーのデネッシ・チャンド。1打差3位に今季好調の伊沢利光や手島多一らの5人。横尾要・丸山茂樹・田中秀道の若手グループは8位といい位置につけた。 5バーディ、ボギーなしとした湯原信光はインからのスタート。前半は12番から連続バーディを決めた。「今日は自分にとって好条件が揃っていた。冷えると痛みが出て大変だからね」 病気や怪我でリハビリについやした時期が多かったが夏のKBCから復...
1999/10/21国内男子

ジャンボ首位。丸山も久しぶり

1週間のブランクを空けてブリヂストンオープンが始まった。初日をリードしたのは66をマークした尾崎将司・丸山茂樹・白浜育男。1打差4位には伊沢利光・真板潔ら5人グループ。昨年優勝した佐藤信人、賞金レーストップの尾崎直道、その兄・健夫は1アンダー34位に並び出遅れ気味のスタートとなった。 インからスタートした尾崎将司は出だしの10番ホールをいきなりボギーとしたものの、12番で立て直し連続バーディを決めて波にのった。18番ホールもバーディと、いいイメージで後半に入った。残りハーフ、2番ホールでイーグルを沈め、ボギーなしの2バーディ。上がり9番もきっちり取っている。 日本オープンを終えてから2週間を休...
2012/12/16国内男子

アジアがプレーオフを制し、3年ぶり2回目のタイトルを手に!

◇アジアVS欧州対抗戦◇ザ・ロイヤルトロフィ 最終日◇エンパイアホテル&CC(ブルネイ) 欧州選抜はキャプテン自ら先陣を切る予定だったホセ・マリア・オラサバル(スペイン)が首痛のため欠場となり、対戦人数を合わせる規定によりアジア選抜もキラデク・アフィバーンラト(タイ)を欠場として全7試合へと変更。両チームに0.5ポイントずつを付与し、欧州5ポイント、アジア4ポイントからスタートした最終日は互いに譲らず、8対8と並んで終了。大会史上初となったプレーオフを制したアジアが、09年以来3年ぶり、2回目のタイトルを獲得した。 互いの対戦者が欠場となった第1組のベ・サンムン(韓国)とニコラス・コルサート(...
2012/12/15国内男子

逆襲のアジア、欧州に肉薄! 石川&藤本は会心の勝利

◇アジアVS欧州対抗戦◇ザ・ロイヤルトロフィ 2日目◇エンパイアホテル&CC(ブルネイ) 初日に続いてダブルス戦4試合が組まれた2日目は、2人が別々のボールでプレーをし、良い方のスコアを採用するフォアボール形式。いずれも僅差の争いとなる好ゲームが続く中、3ポイント差を追うアジア選抜が2勝2分けと3ポイントを獲得し、1ポイントの獲得に留まった欧州に肉薄。アジアがトータル3.5ポイントとし、4.5ポイントの欧州に詰め寄って明日最終日のシングルスマッチプレー戦8試合に臨む。 1組目のジーブ・ミルカ・シン(インド)とキラデク・アフィバーンラト(タイ)が、ミゲル・アンヘル・ヒメネスとホセ・マリア・オラサ...