2017/05/05GDOEYE

すでに6社とスポンサー契約 19歳の歌姫セキ・ユウティン

◇国内女子メジャー◇ワールドレディスサロンパスカップ 2日目(5日)◇茨城GC西コース(茨城県)◇6670yd(パー72) 今季から日本ツアーに参戦しているセキ・ユウティン(中国)が、大会2日目を「68」で終えて通算2アンダーの6位とした。過去2回、海外メジャーの「全米女子オープン」には出場しているが、メジャー大会での予選通過は初めての経験。「嬉しいです。自信になります」と、にこやかに目を細めた。 「このゴルフ場は距離が長いし、いままでプレーした中で一番難しい。そのおかげでずっと集中力が切れなくて、それが良かった」とセキはいう。薬丸キャディと決めた茨城GCの攻略法は、常にグリーン手前から攻める...
2017/08/25GDOEYE

ツアー初の演出! 登場曲“勝手に”ランキング(2日目)

◇国内男子◇RIZAP KBCオーガスタ 2日目(25日)◇芥屋ゴルフ倶楽部(福岡)◇7151yd(パー72) 福岡・博多のきょうの日の出は5時48分。朝陽とともに宿を出て、きょうも朝から午前組全選手のティオフをチェックしました!初日に続き、2日目も「登場曲“勝手に”ランキング」をお届けします。 【第5位】 古田幸希 「津軽海峡冬景色」(石川さゆり) 横田真一 「川の流れのように」(美空ひばり) やっぱり日本人は演歌だよね!ってことで、“ぽっちゃり王子”こと古田が選んだのは、地元青森を舞台にした「津軽海峡冬景色」。横田は、樋口久子LPGA相談役の十八番でもある「川の流れのように」をチョイスし...
2017/08/13GDOEYE

真夏の軽井沢 大会が備えた不測の事態とは?

◇国内女子◇NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 最終日(13日)◇軽井沢72ゴルフ北コース (長野県)◇6655yd(パー72) 今夏も各地でクマが出没し、人が襲われるニュースが相次いでいる。国内屈指の別荘地である長野・軽井沢もその危険と隣り合わせにある地域。「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」では今年から、クマを追い払うための対策犬「ベアドッグ」が常駐し、不測の事態に備えた。 大会初日(10日)からコースで“勤務”した犬の名前は、イヌイット語で白熊を意味する「ナヌック」。フィンランドのカレリア地方原産で日本に4頭しかいない「カレリアン・ベア・ドッグ」というヒグマ猟向けの希少種だ。3才のオス...
2017/08/03GDOEYE

今季未勝利のイ・ボミがいま思うこと

◇国内女子◇北海道meijiカップ 事前情報(3日)◇札幌国際CC島松コース(北海道)◇6476yd(パー72) 前年覇者のイ・ボミ(韓国)が、今季3試合目のディフェンディング大会に臨む。「昨年は調子が良かったので、あしたから良いイメージでまわれるといい」。つとめて明るく振る舞う笑顔にも、少しの陰りが見えるのは、苦境を強いられている状況ゆえか。 シーズン2勝をあげて乗り込んだ2016年大会は堅実にスコアを積み上げて3勝目。後半戦も盤石の強さで他を圧倒し、賞金女王まで一気に突っ走った。今季は状況が一変し未勝利のままでシーズンは後半戦に突入した。 「勝ちたい気持ちは当然ある。今週も、来週の『NEC...
2017/06/12GDOEYE

連続出場途切れるピンチ?43歳の鉄人・表純子に正念場

◇国内女子◇サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 最終日(11日)◇六甲国際GC(兵庫)◇6538yd(パー72) ツアー史上最長連続出場記録を更新中の表純子に、継続ストップの危機がひしひしと迫っている。227試合目となる「サントリーレディス」を通算3オーバーの45位タイで終え、今季の賞金ランキングは76位と低迷中。9月28日開幕の国内メジャー「日本女子オープン」の出場資格は8月21日時点のランク上位30位で、遠く離れている。 今季は15試合に出場し、予選落ちが7試合。最高位は「ヨネックスレディス」(6月2~4日)の27位にとどまっている。昨年の実績では、ランク30位で出場資格を得た選...
2017/02/01GDOEYE

日本企業の進出続く ミャンマーで早朝ゴルフにトライした

◇国内男子&アジア共同主管◇レオパレス21ミャンマーオープン◇パンラインGC(ミャンマー)◇7103yd(パー71) 「昨日、殺人事件があったのを知ってます?」――。日亜共同主管試合「レオパレス21ミャンマーオープン」閉幕翌日の30日(月)早朝、待ち合わせのホテルロビーに現れた小木曽喬プロは少々不安そうだった。前夜にヤンゴン国際空港のタクシー乗り場でミャンマー政権与党の法律顧問が射殺される事件が起きていた。約束していたプライベートラウンドは、なんとも不穏な話題から始まった。 この日はオカラ・ゴルフリゾートでプレー。ミャンマーゴルフ連盟のウ・ココエイ会長に直談判し、紹介してもらったコースで、近年...
2016/06/04GDOEYE

ゴルフもやってます!ツアー選手権で味わえるB-1グランプリ

まちおこしイベントとして近年定着している「B-1グランプリ」。全国津々浦々の地域料理を味わえる催しが、今週の「日本ツアー選手権 森ビル杯」の週末に“会場内”で行われている。茨城県の宍戸ヒルズカントリークラブで開催中の国内男子メジャー。ギャラリー用の食事エリアで出品されているのは福島県浪江町発「なみえ焼きそば」、山梨県の「甲府鳥もつ煮」、「西伊豆しおかつうどん」、そしてコースのある笠間市の「笠間いなり寿司」の4品だ。 場内の出店が充実している味自慢のトーナメントは、男女を問わず国内ツアーに数多い。それぞれに地元色があれば、ゴルフ観戦以外の楽しみもあるというもの。ただ、大会が2016年に打ち出した...
2016/04/07GDOEYE

最少ストロークVから3年 堀奈津佳が語る現在

兵庫県の花屋敷GCよかわコースで8日に開幕する「スタジオアリス女子オープン」に、2015年からスタジオアリスとスポンサー契約を結ぶ堀奈津佳が主催者推薦枠で出場する。 昨年末のQTに失敗し、今季のツアー出場権を持たない堀は、2週間前の「アクサレディス」に続く2試合目の出場。開幕前日の7日は「本当は優勝したいけど、今はそんな状況ではない。どこまでできるか分からないけど、最後まで一生懸命やることが大切だと思っています」と話した。ここ数年低迷している23歳は、ホステス大会への抱負を聞かれても言葉を弾ませることが難しい。 ツアー参戦3年目の13年に初優勝を含む2勝をマークし、賞金ランク10位に躍進。2勝...
2016/07/09GDOEYE

コース新「63」 190センチの大男が流した涙のわけとは?

身長190センチの大男が、突然目頭を押さえながら、はらはらと涙を落とした。国内男子メジャー「日本プロ日清カップ」3日目。北海道クラシックGCのコースレコードを更新する「63」をマークしたハン・リーが、この日のラウンドについての感想を求められたときだった。 「またゴルフができるようになるとは思っていなかった。今年、どうなるか分からなかったし、JGTO(日本ゴルフツアー機構)の皆さんには感謝したい。メディカルを適用してくれて、また愛するゴルフをプレーできるようになった――」。 2014年の「ダンロップフェニックス」で、これまで酷使してきた左膝が悲鳴を上げた。同年12月に手術に踏み切り、昨年は1年間...
2016/05/19GDOEYE

充電4年目の元賞金王・伊澤利光 7月のツアー復帰へ始動

2012年シーズンを最後に国内男子ツアーから姿を消した伊澤利光が、復帰への階段を上り始めた。今年4月に行われた「北九州オープン」、そして5月の「JOYXオープン」と、ツアー外ながらも競技ゴルフに出場。「内容的にはまずまず」と、ツアー通算16勝を誇る48歳は静かにその手応えを口にした。 消えかかっていた闘志は、意外な形で再燃した。ツアーを離れた伊澤は、2014年に自身のゴルフアカデミーを福岡に設立した。翌年には東京にも開校し、アマチュアの指導を始めた。 「アマチュアを指導して、いろんな見方をするようになったし、もうちょっと前向きに考えなきゃなと思った。『なかなかうまくならないんですよ』『地道にや...
2016/10/03GDOEYE

凸凹コンビの“初勝利” 姉さんと童顔ボスが保つバランス

◇国内男子◇トップ杯東海クラシック 最終日(2日)◇三好カントリー倶楽部 西コース(愛知県)◇7315yd(パー72) 「姉さん」と慕う相棒はもう、うれし涙に暮れていた。ツアー通算2勝目を飾った片岡大育は思わず「この人、気が早いな」と笑った。20cmのウィニングパットは、キャディの伊能恵子さんの目には霞んで映っていたかもしれない。 片岡のバッグを担ぐのは、ボスよりも9cm背が高い、身長176cmの専属女性キャディ。かつて宮本勝昌や岡本綾子、古閑美保ら日本の男女選手をサポートした。江戸時代に日本全国を測量のため行脚した伊能忠敬という歴史上の人物を祖先に持つことでも、広く知られている。 体力的にも...
2016/10/03GDOEYE

畑岡奈紗はどうする?アマVからのプロ転向 宮里藍も歩んだスター街道

◇国内女子メジャー第3戦◇日本女子オープンゴルフ選手権競技◇烏山城CC 二の丸・三の丸コース(栃木県)◇6506yd(パー71) 最終日の逆転でアマチュアとして初、史上最年少でのメジャー制覇を果たした畑岡奈紗(17、ルネサンス高3年)のプロ転向が注目を集めそうだ。日本女子プロゴルフ協会の規定では「単年登録」の手続きを行い、承認されれば、ツアープロとして優勝翌日から1年間のツアー出場資格を得ることができる。現役女子高生プロは、畑岡の尊敬する宮里藍が13年前に歩んだ“スターへの道”だ。 プロ転向すること自体は本人の意思表明で可能だが、ツアーへの出場資格はLPGAのツアープレーヤーディビジョン事業部...
2016/10/01GDOEYE

読まれなかった手紙 チョン・インジのキングへの思い

◇国内女子メジャー第3戦◇日本女子オープンゴルフ選手権競技 3日目(1日)◇烏山城CC 二の丸・三の丸コース(栃木県)◇6506yd(パー71) その手紙が読まれることはなかった-。世界ランキング3位のチョン・インジ(韓国)はかねて、ゴルフ界の“キング”こと故アーノルド・パーマー氏(享年87)を敬愛していた。 何度かファンレターを送り、昨年「全米女子オープン」を制したときに初めて返信が来た。今年9月の海外メジャー「ザ・エビアン選手権」に勝利した後も、19日付で手紙が届いた。「記録的な優勝おめでとう。君は『全米女子オープン』と『ザ・エビアン選手権』の2つのメジャータイトルを獲った。成功がずっと続...
2017/11/17GDOEYE

今平周吾と頭を丸めた“ダメ”キャディ・オブ・ザ・イヤーが歩む道

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 初日(16日)◇フェニックスカントリークラブ(宮崎) ◇7027yd(パー71) 年に一度、宮崎の夜の町にプロキャディたちが集まって、酒を酌み交わしながら、その年のナンバー1キャディを表彰する。知る人ぞ知る男子ツアーの恒例行事だ。今年は40人以上が集まった火曜日(14日)の夜、キャディ・オブ・ザ・イヤーに選ばれたのは、宮里優作とともにこれまで今季最多の3勝を挙げた青山邦仁さんだった。 一方で、“ダメ”キャディ・オブ・ザ・イヤーという裏MVPも存在する。栄えある(?)今年の受賞者は柏木一了(かずのり)さん。10月に中国・上海で行われた「WGC HS...
2017/09/08GDOEYE

「昔よりゴルフが好き」 藍世代・藤田さいきのモチベーション

◇国内女子メジャー◇日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯 初日(7日)◇安比高原GC(岩手県)◇6,640yd(パー71) 日本の女子ゴルフ界を牽引してきた宮里藍が今季限りでの引退を表明し、次週開催の海外メジャー「エビアン選手権」(9月14日~/フランス・エビアンリゾートGC)を最後に現役から退く。ラストゲームへのカウントダウンが刻まれる一方で、伴侶を得た今も勝利を求め続け、国内ツアーでプレーを続ける同学年がいる。2010年大会の覇者で、今季は6年ぶりのタイトルを狙う藤田さいきだ。 宮里、横峯さくらと同じ1985年生まれの31歳。03年「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で当時18歳アマ...
2017/03/21GDOEYE

女性正会員容認の霞ヶ関CC 「自主的判断」までの3カ月

「自主的に改定の判断をした」-。伝統あるクラブが記した一文には、苦渋と矜持の双方がにじみ出ていた。 2020年東京五輪のゴルフ会場の霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉県)は20日、臨時の理事会を開き、内部規則を変更して、それまで認めていなかった女性の正会員を容認した。男女平等をうたう五輪憲章に反するとして、国内外から注目を集めた問題はひとまず、決着する形となった。 同CCは「五輪とは関係なく、時代の流れに沿った」と説明。さらに、「当倶楽部は創立以来、会員はみな対等、家族で楽しむ倶楽部を理念に、男女差別のない運営をして参りました」との認識を強調した。その上で、取材に応じた今泉博総支配人は「『差別』のゴ...
2017/03/20GDOEYE

19歳の中国賞金女王 注目度急上昇のセキ・ユウティンはどんな人?

昨季中国女子ツアーの若き賞金女王が、ルーキーとして戦う日本ツアーで奮闘中だ。昨年末のファイナルQTを16位で通過し、今季の出場権を得た19歳のセキ・ユウティン(中国)。今季3試合目の「Tポイントレディス」(鹿児島県・鹿児島高牧CC)で2回目の予選通過を果たし、48位タイで3日間を終えた。 中国籍ながら、生まれたのは日本の福井県。5年間を過ごした後、父の転勤に伴って中国に移り住んだ。ゴルフ好きの父の影響で7歳からクラブを握る。ナショナルチームにも所属したトップアマ時代を経て、2014年にプロ転向。16年にツアー初優勝を含む4回のトップ3入りを果たし、わずか3年目で母国の賞金女王の座に上り詰めた。...
2017/03/07GDOEYE

夫人の”裏プロアマ”も…ダイキンレディス30年、肌寒い沖縄に財界人が集う理由

◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス ◇琉球GC(沖縄県)◇6617yd(パー72) 国内女子ゴルフツアーのシーズンインを告げる「ダイキンオーキッドレディス」開幕前日のプロアマ戦は、財界トップたちの交流の場ともなっている。南国としてはまだ肌寒い時期に、日本を代表する大手企業の経営者が一堂に会し、大会は「沖縄と本土をつなぐ架け橋」の役割を担ってきた。 30回目を迎えた今年は、一層盛大になった。1日(水)に過去最高の50組(1組にプロ1人)でプロアマ戦を実施した。ゴルフの腕前を披露した150人の財界人の中には、御手洗冨士夫・前経団連会長(キヤノン会長)らの姿もあった。前日の2月28日(火)には著...
2017/03/05GDOEYE

がん再発の恐怖と戦う24歳 笑顔で締めた日本初戦

◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 最終日(5日)◇琉球GC(沖縄県)◇6617yd(パー72) 「やっぱり5年は心配ですね」。今季から日本ツアーに主戦場を移した韓国のイ・ミニョンは、そう心情を吐露した。来週13日に25歳になるイは、若くしてがん再発の恐怖心と戦っている。 病魔に襲われたのは、2015年3月。中国で開催された欧州女子ツアー「ワールドレディスチャンピオンシップ」の際、急に激しい腹痛に見舞われた。血尿が出て「どんどんお腹も痛くなって耐えられなかった」と棄権した。「昔から風邪もひかないほど元気」という健康自慢だったが、強い異変を感じ帰国後すぐに病院に行った。 腎臓がん-。予想もし...
2017/10/15GDOEYE

アマとV争いのさなか プロの矜持を貫いた池田勇太の1Wショット

◇国内男子メジャー第3戦◇日本オープンゴルフ選手権競技 最終日(15日)◇岐阜関カントリー倶楽部 東コース(岐阜)◇7180yd(パー70) 危険な賭けにも思われようとも、その姿勢を崩すわけにはいかなかった。アマチュアの金谷拓実(東北福祉大1年)を1打差で振り切り、3年ぶりの「日本オープン」制覇を遂げた池田勇太。ティショットがままならず、2ホールでOBを喫した乱調の最終ラウンドでも、信念まで曲げることはなかった。 3日目までに築いた5打のリードを前半に1打まで縮められ、迎えたサンデーバックナイン。前日まで333ydだった11番パー4は、297ydに設定された。オナーの金谷がティショットをアイア...