ヴィースベルガーがオーストリア人初の「ライダーカップ」出場へ
2021年 ライダーカップ
期間:09/24〜09/26 場所:ウィスリングストレイツ(ウィスコンシン州)
若さの米国VS経験の欧州 威信をかけた伝統の対抗戦
◇米国選抜VS欧州選抜◇ライダーカップ 事前情報◇ウィスリングストレイツ (ウィスコンシン州)◇7390yd(パー71)
2年に1度のチーム対抗戦が、コロナ禍の延期を経て3年ぶりに開催される。フランスでの前回2018年大会で完敗を喫した米国選抜が、ホームで欧州選抜を迎え撃つ。
<< 下に続く >>
両チームはメンバーから特色が分かれた。米国選抜は独自ランキングに基づく6人、キャプテン推薦6人の計12人。PGAツアーの2020-21年シーズン最優秀選手に選出されたパトリック・カントレー、さらにその最終候補に残ったコリン・モリカワとハリス・イングリッシュら6人が初出場。平均年齢29.1歳という若いチームで臨む。
タイガー・ウッズとフィル・ミケルソンの2大スターが不在の構成も1993年以来。ミケルソンは副キャプテンに名前を連ね、交通事故による大ケガでツアーを離脱中のウッズも親友であるキャプテンのスティーブ・ストリッカーに助言を送るなど陰ながらサポートに徹している。
舞台となるウィスコンシン州はストリッカーの地元。コロナ禍で米国外からのファンの渡航制限も相まって過酷なアウェーでの戦いとなる欧州選抜は、欧州ポイント4人、ワールドポイント5人と2つの独自ランキングに基づいて9人を選出。さらにキャプテン推薦により、大会で長年活躍してきたセルヒオ・ガルシア(スペイン)とイアン・ポールター(イングランド)、初出場のシェーン・ローリー(アイルランド)を加えた。
チームの平均年齢34.6歳。11度目の出場となるリー・ウェストウッド(イングランド)を筆頭に豊富な経験を生かして勝負する。
通算成績は米国26勝、欧州14勝(2回の引き分け)。初日、2日目はダブルスのマッチプレー8試合、最終日はシングルスのマッチプレー12試合を実施。ダブルスは各日フォアサム(ひとつのボールを交互に打つ)とフォアボール(2人が別々のボールでプレー。良い方のスコアを採用)を4試合ずつ行う。
すべてのマッチにおいて、勝ち:1pt、引き分け:0.5ptずつを付与し、3日間の累計ポイントで勝敗を決する。計28ptの争奪戦は、先に14.5pt以上を加算したチームが優勝となる。
<米国選抜>
キャプテン:スティーブ・ストリッカー
副キャプテン:フレッド・カプルス、ジム・フューリック、ザック・ジョンソン、デービス・ラブIII、フィル・ミケルソン
選手:コリン・モリカワ、ダスティン・ジョンソン、ブライソン・デシャンボー、ブルックス・ケプカ、ジャスティン・トーマス、パトリック・カントレー(以下キャプテン推薦)トニー・フィナウ、ザンダー・シャウフェレ、ジョーダン・スピース、ハリス・イングリッシュ、ダニエル・バーガー、スコッティ・シェフラー
<欧州選抜>
キャプテン:パドレイグ・ハリントン
副キャプテン:ルーク・ドナルド、ロバート・カールソン、マルティン・カイマー、グレーム・マクドウェル、ヘンリック・ステンソン
選手:ジョン・ラーム、トミー・フリートウッド、ティレル・ハットン、ベルント・ヴィースベルガー、ロリー・マキロイ、ビクトル・ホブラン、ポール・ケーシー、マシュー・フィッツパトリック、リー・ウェストウッド(以下キャプテン推薦)シェーン・ローリー、セルヒオ・ガルシア、イアン・ポールター