小平智はシードをかけた戦いに※写真は2021年「パルメット選手権」（Mike Ehrmann/Getty Images)

◇米国男子◇3Mオープン 事前情報◇TPCツインシティーズ(ミネソタ州)◇7431yd（パー71）

PGAツアーのレギュラーシーズンのカレンダーも残り4週。そのうちポイントレースに関係ない次週「東京五輪」、その翌週にフィールドが一気に絞られる「WGCフェデックスセントジュード招待」があり、瀬戸際を戦う選手にとってはWGCの裏開催「バラクーダ選手権」を含めた勝負のラスト3マッチとなる。

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2000年開場、アーノルド・パーマーが設計して18年に改修を挟んだTPCツインシティーズを舞台にレギュラーツアーへ昇格して3年目。コースは例年グリーンこそソフトだが、3ホールを除いてウォーターハザードが絡むレイアウトとなっている。

昨年はマイケル・トンプソンが涙の7年ぶり優勝。最終日トップタイスタートからアダム・ロング、トニー・フィナウらを振り切った。

前週に今季メジャー最終戦「全英オープン」が行われ、大西洋を渡って連戦を組む選手も多い。世界ランキング1位の座を再び奪われたダスティン・ジョンソン、メジャーで2位→2位→3位と惜敗続きのルイ・ウーストハイゼン（南アフリカ）らがエントリー。ともに代表圏内にいながら、オリンピック欠場を表明した2人でもある。

新型コロナウイルス陽性者の濃厚接触者と判定されて全英を欠場したバッバ・ワトソン、全英参戦を見送った19年大会覇者のマシュー・ウルフもフィールドに名前を連ねた。

日本勢は小平智がフェデックスカップランキング149位から浮上が求められる最終盤。6月末から5連戦目となり、予選ラウンドはブレンドン・トッド、ルーク・ドナルド（イングランド）と同組に入った。

＜主な出場予定選手＞
マイケル・トンプソン、キャメロン・チャンプ、スチュワート・シンク、トニー・フィナウ、リッキー・ファウラー、セルヒオ・ガルシア、ダスティン・ジョンソン、小平智、マット・クーチャー、ルイ・ウーストハイゼン、パトリック・リード、バッバ・ワトソン、マシュー・ウルフ