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P.ミケルソンが6打差リード 独走で最終日へ

◇米国男子◇ウェイストマネジメント フェニックスオープン 3日目◇TPCスコッツデール(アリゾナ州)◇7,216ヤード(パー71)

フィル・ミケルソンの勢いは、決勝ラウンドに入っても変わらない。7バーディ、ノーボギーの「64」と7つ伸ばし、通算24アンダーで単独首位を堅守。リードを6打差に広げ、今季初勝利と大会3勝目に王手をかけた。

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スタートホールの1番で6メートル強を沈めてバーディ発進。昨日の最終18番をダブルボギーフィニッシュとした流れを早々に断ち切った。後半15番からは4連続バーディで締めくくる中、この日のハイライトはスタンドがスタジアム型にかたどられている名物ホール、16番パー3。ピンそば50センチに止まるあわやホールインワンというスーパーショットで、取り囲むギャラリーの大歓声を浴びた。

通算18アンダーの単独2位にはブラント・スネデカー。通算16アンダーの3位タイに、パドレイグ・ハリントン(アイルランド)とライアン・ムーアが続いている。

<終盤に猛チャージ P.ミケルソンが完全優勝へ>
第3ラウンドのミケルソンはガッツポーズに始まり、ガッツポーズに終わった。2位に4打差をつけて迎えたムービングデー。出だしから4メートルのバーディパットを沈めてこぶしを握り締めると、その後も惜しいパットを続けていった。上がり6ホールで5バーディ。最終18番はティショットを左サイドの池を超えるほど大きく曲げたが、第2打で4.5メートルにつけ、最高の形で締めくくった。

前日2日目に続き、前半は我慢を続けながら後半に猛チャージ。第3ラウンドまでの189ストローク、通算24アンダーはいずれも大会最少タイ。2010年の「ジョンディアクラシック」でスティーブ・ストリッカーが樹立したツアー記録188ストローク、25アンダーのツアー記録に迫る勢いだった。

2位とは6打差。昨年大会ではスペンサー・レビンがこれと同じストローク差をひっくり返されて初優勝を逃した。しかし「このコースは特に、最後まで積極的にいかなければいけない。とにかくバーディを狙っていくこと。全員がそうできるから」と攻める姿勢は失わない。「それは明日(最終日)も同じこと。どんどんバーディを獲っていく」。完全優勝となればツアーではロリー・マキロイが制した2011年の「全米オープン」以来。後続など振り返らずに、ぶっちぎる。

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2013年 ウェイストマネジメント フェニックスオープン



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