逆転でツアー2勝目を果たしたジョナス・ブリクスト（Chris Trotman/Getty Images）

◇米国男子◇グリーンブライアークラシック 最終日◇ジ・オールドホワイトTPC （ウェストバージニア州）◇7,287ヤード（パー70）

迫りくる雷雲の影響で、3時間10分の中断を余儀なくされた「グリーンブライアークラシック」最終日。最終組がスタートしたのはなんと17時10分。第3ラウンドは約3時間45分でプレーされたというが、当地の日没、20時45分をにらみながらの最終日となった。

＜＜　下に続く　＞＞

最終日を通算14アンダーの単独首位でスタートしたのは、ジョンソン・ワグナー。だが、2番でボギーを先攻させると、後半も3ボギーを叩いて優勝争いから脱落。代わってスコアを伸ばしたのは、スウェーデンの29歳、ジョナス・ブリクストだった。

前半に2つスコアを伸ばして折り返したブリクストは、後半の10番から13番まではバーディとボギーが交互に来る展開。しかし、16番でこの日5つ目のバーディを奪い、通算13アンダーとする。終わってみれば、2位に2打差をつけたブリクストが、4打差を逆転して昨年の「フライズ・ドットコム・オープン」に続く、ツアー2勝目をマークした。

今大会の優勝でフェデックスカップポイント500点と、来年度のマスターズ出場権を掴んだブリクストは「ほんとうにたくさんの夢が叶った」と喜びを隠さない。「たった一週間のことだけど、この1年があっという間に変わってしまったようだ」

通算11アンダーで2位に続いたのは、スティーブン・ボウディッチ（オーストラリア）、マット・ジョーンズ（オーストラリア）、ジョンソン・ワグナー、ジミー・ウォーカーの4選手。通算9アンダーの6位タイには、テッド・ポッタージュニア、ブライアン・スチュワート、パット・ペレツの3人が入った。