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2012年 ファーマーズ・インシュランスオープン
期間:01/26〜01/29 場所:トーレパインズGC(サウス、ノースコース)(カリフォルニア州)

石川遼

遼、13位でフィニッシュ「練習の成果が出てきた」

カリフォルニア州のトーレパインズGCで開催された米国男子ツアー第4戦「ファーマーズ・インシュランスオープン」最終日。9アンダーの11位タイから出た石川遼は「72」とスコアを伸ばせず通算9アンダーのまま、13位タイに後退して大会を終えた。

「何が起こるかわからない」と猛チャージを狙ってティオフした最終ラウンドは、序盤から出入りの激しい展開となった。2番で5メートルを沈めバーディを決めたものの、続く3番(パー3)では第2打の左足下がりからのバンカーショットが寄らず、4番は3パットで2連続ボギーとしてしまう。

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それでも6番(パー5)。左ラフからの第2打は3番ウッドで「自分が打ちたい球が打てた」と、ピン手前3メートルに見事2オン。これを沈めてイーグルを奪い、9番(パー5)で2つ目のバーディを奪った時点で、通算11アンダーの5位タイまで浮上した。

しかしタフなホールが続くサウスコースの後半イン、10番ではフェアウェイからグリーン右奥に切られたピンを攻めた第2打は奥のラフへ。これを寄せられずボギーとすると、12番の504ヤードと長いパー4で、4つ目のボギーをたたいて9アンダーに逆戻り。その後は耐える展開でパーを並べ、最終18番では2.5メートルのバーディチャンスを逃し、奥歯を噛み締めながらホールアウトした。

目標としている優勝争いに加わることは出来なかったが、難コースに正面から挑み4日間オーバーパーはなし。「最後の終わり方が心残りだが、内容としては非常に良かった」と大会を振り返る。手応えを感じたのはトーナメントを通じての安定感。この日は10番でボギー、続く11番は4メートルのバーディチャンスを逃してパー。そして12番はティショットを左のフェアウェイバンカーに曲げてボギーだった。しかし目先のスコアには目もくれず、フラットな精神状態を保ち「今までの流れだったら、(12番の第1打で)もっと曲がっていてもおかしくなかった。ちょっと練習の成果が出てきたかな、と思う。ミスの範囲に差が出てきた」と、うなずいた。

昨年8月の「WGCブリヂストンインビテーショナル」以来となる米ツアーでのトップ10入りは逃したが、「まだまだ安定してトップ10、予選を通過できる力はないが、“まあまあのプレー”を続けて出来たときは、このへんにいられるかもしれない。自分の中でははっきりしてきたかなと思う」。

今後は近日中に一時帰国し、2月上旬に新潟県内で毎年恒例のクロスカントリー合宿を敢行。その後再渡米し、同16日開幕の「ノーザントラスオープン」、翌週の「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」に出場する予定。20歳のマスターズ出場権をかけた戦い、そしてその先への試行錯誤を続けていく。(カリフォルニア州サンディエゴ/桂川洋一)

2012年 ファーマーズ・インシュランスオープン



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