2009年 全米プロゴルフ選手権
期間:08/13〜08/16 場所:ヘーゼルティン・ナショナルGC(ミネソタ州)
タイガーがメジャー通算15勝目に王手! 石川遼は70位タイに後退
米国ミネソタ州のヘーゼルティン・ナショナルGCで開催されている、米国男子メジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」の3日目。午前中から吹く強い風と、グリーンの端々に切られた厳しいピンポジション。決勝ラウンドに入り、さらにハードなコースセッティングとなる中、単独首位からスタートしたタイガー・ウッズが通算8アンダーでその座を堅守。メジャー通算15勝目に王手をかけた。
2位に4打差をつけて1番ホールからティオフしたタイガーは、2番でバーディを奪う幸先の良いスタートを切るも、4番で3パットのボギー。前半をイーブンで折り返すと、後半もなかなかバーディチャンスを決められずもどかしい展開が続いたが、14番パー4で魅せた。ピン右4.5メートルからのアプローチをウエッジで転がし、これを沈めてチップインバーディ! 渾身のガッツポーズを見せ、大ギャラリーの歓声を一身に浴びた。この日2バーディ、1ボギー、後続に2打差に詰め寄られたものの首位の座を守り、明日の最終日を迎える。
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通算1オーバーの26位タイからスタートした藤田寛之は、3バーディ、4ボギーと1ストローク落とし、通算2オーバー。順位は26位タイと変わらず、「1つでも順位を上げたかったので悔しい。何とかなるミスばかりだった」と無念の表情を見せていた。通算4オーバーの62位タイからスタートした石川遼は、ハードなピンポジションに対応できず、4連続ボギーを含む3バーディ、7ボギー。通算8オーバーの70位タイに後退した。
上位では、通算6アンダーの2位タイに、韓国のY.E.ヤンとディフェンディングチャンピオンのパドレイグ・ハリントン(アイルランド)。通算4アンダーの4位タイに、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)とルーカス・グローバーが続いている。