2009年 全英オープン
期間:07/16〜07/19 場所:ターンベリー(スコットランド)
トム・ワトソン、ターンベリーで新たな伝説を刻めるか!?
スコットランドにあるターンベリーGCで開催されている「全英オープン」3日目。昨日に引き続き強い風が吹くリンクスコースが選手達をふるいに掛ける中、「全英オープン」で過去5度の栄冠を勝ち取っている59歳のトム・ワトソンが単独首位に立っている。
最終18番グリーンは、まるで勝者を迎えるかのような大歓声に包まれた。この日、首位タイからスタートしたワトソンが、中盤2アンダーまでスコアを落としながら、16番で昨日に続きロングパットを沈めて3アンダーとし、続く17番パー5では2オンに成功して楽々とバーディ奪取。通算4アンダーの単独首位で戻ってきた。
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ドライバーの飛距離では同組のスティーブ・マリノに引けをとらず、グリーンを外してもアプローチとパターでパーを拾う。リンクスでの戦いを知り尽くしたプレーに、ギャラリーは喝采を送り続ける。明日、単独首位からスタートするワトソンが優勝すれば、1968年にジュリアス・ボロスが全米プロ優勝で記録した4大メジャー最年長優勝記録を更新すると共に、「全英オープン」の最多優勝記録にも並ぶ。
「打っていいボギーの数と獲らなければいけないバーディの数を決めているだけ」というシンプルなゲームプランで戦うワトソンの最終日に注目だ。
1打差の2位タイに続くのはマシュー・ゴーギン(オーストラリア)とロス・フィッシャー(イングランド)の2人、さらに1打差でリー・ウェストウッド(イングランド)とレティーフ・グーセン(南アフリカ)が追いかける。
2日目を終えて4位タイと健闘していた久保谷健一は、この日は5つスコアを落として通算2オーバーの14位タイへと後退。翌年の出場権を獲得できる15位以内は死守したいところだ。