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【WORLD】クリーマー、未勝利に終わった年から何を学ぶ?

Golf World(2011年11月28日号)GW bunker texted by Bill Fields

ポーラ・クリーマーは、トーナメント最終日の日曜日、必ずと言っていいほどピンクのウエアに身を包む。今シーズン最終戦となった「CMEグループタイトルホルダーズ」でも、これまでと同じようにピンクが入るウエアを着用していたが、違うのは勝てないフラストレーションを溜め込んでいるということだった。

クリーマーは、結局通算7アンダー(281)というスコアで、サンドラ・ガルと2位タイに終わり、優勝したパク・ヒヨンとの2ストローク差を埋めることが出来なかった。通算9勝をマークしているクリーマーだが、2010年全米女子オープン以来、勝利からは遠ざかっている。2011年のシーズンは、タイトルホルダーズでの2位タイを含むとトップ10が9回。その内7回はトップ5という成績で、未勝利に終わった。

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ロレックス・ランキング5位という順位の理由は、複数の事柄が重なったからという見方もある。手術を受けた左手親指の感覚を取り戻すのに思っていた以上の時間を要し、そして自分自身を見つめ直す時期でもあった。「私は25歳で、日々成長しているし、色々なことが日常で起こっているわ。決してノーマルな人生ではないと思うし、全ての調和が取れている状態にすることが重要だと気付いたの」とクリーマー。

ドライバーの飛距離はツアー113位(平均241.3ヤード)。長年トレーナーとして師事しているデビッド・ウィーランと共に、ティショットでスイングをスティープ(鋭角)にしないようにするため、日々の努力を欠かしていないという。アイアンショットに定評があるだけに、クリーマーはドライバーの飛距離を伸ばすことで、今よりも有利に試合が進められるようになると信じているのだ。

「今よりも、もっと遠くにドライバーで飛ばさないと。私にはそれだけの身体能力もあると思うし、ボールをより遠くに飛ばすことは、ゴルフにとって重要な要素のひとつ。あと20ヤード遠くに飛ばせれば、アイアンの技術で今よりもだいぶ楽に試合を組み立てられると思うの」。

また、パッティングの好不調の波も、タイトルホルダーズ最終日に順位を上げられなかった理由の1つ。2番ホールでは約1.2メートルから3パットした。しかし、最終日の後半に3バーディを記録した姿こそ、彼女の理想に近いものだったという。「私はベストなプレーヤーになりたい。その為に何が必要かは、わかっているつもりよ」。

米国ゴルフダイジェスト社提携
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