国内メジャーで“絶対女王”に競り勝った 21歳の竹田麗央が次に目指すもの
2024年 ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会
期間:09/05〜09/08 場所:かねひで喜瀬CC(沖縄)
不動のセッティングで今季6勝目 竹田麗央の1Wは非売品の“専用モデル”
◇国内女子メジャー◇ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会 最終日(8日)◇かねひで喜瀬CC(沖縄)◇6670yd(パー72)◇晴れ(観衆3214人)
竹田麗央が初日から首位を守り切る“完全優勝”で国内メジャーを初制覇した。通算19アンダーは2021年に制した稲見萌寧の「大会最多アンダーパー」に並ぶ記録だった。
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住友ゴム工業(ダンロップ)の最新モデル「MKII」シリーズは、「ZX5」、「ZX5 LS」、「ZX7」の3機種を展開する。同社と契約を結ぶ竹田が使用するのは市販されていないZX7のLS(ロースピン)タイプ。ZX7はウエートがソール後方のトウ側とヒール側に配置されているのに対し、竹田のZX7にはソールの前方と後方に装着されている。
同社の担当者によると、プロトモデルのウエート配置は竹田にとって理想のスピン量(2000~2100rpm)を生み出すポイントになっているという。12番と16番で計測された4日間の平均ディスタンスは全体2位の「271.5yd」をマーク。竹田は飛距離が「アドバンテージになった」と話した。
多少の微調整はあっても、基本的なクラブセッティングは開幕戦から変わっていない。4月「KKT杯バンテリンレディス」の初優勝を皮切りに今季6勝目。21歳が巻き起こしている旋風は、勢いを増すばかりだ。
<最終日のクラブセッティング>
ドライバー:ダンロップ スリクソン ZX7 Mk II プロトタイプ(8.5度)
シャフト:グラファイトデザイン Tour AD UB(長さ45.25インチ、重さ50g台、硬さX)
グリップ:イオミック
フェアウェイウッド:ダンロップ スリクソン ZX Mk II(3番15度)
シャフト:グラファイトデザイン Tour AD UB(重さ60g台、硬さS)
ユーティリティ:ダンロップ スリクソン ZX Mk II ハイブリッド(3番19度、4番22度)
シャフト:グラファイトデザイン Tour AD DIハイブリッド(重さ70g台、硬さS)
アイアン:ダンロップ スリクソン ZX5 Mk II(5番)、ダンロップ スリクソン ZX7 Mk II(6番~PW)
シャフト:日本シャフト NSプロ モーダス3 ツアー120(硬さS)
ウェッジ:クリーブランド RTX 6 ZIPCORE(50、54、58度)
シャフト:日本シャフト NSプロ モーダス3 ツアー120(硬さS)