快挙を遂げた蝉川泰果の14本 山下美夢有が使用していたパターも貢献
◇国内メジャー第2戦◇BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 最終日(8日)◇宍戸ヒルズCC西コース(茨城)◇予選ラウンド7397yd(パー70)、決勝ラウンド7430yd(パー71)◇曇り(観衆6055人)
蝉川泰果が2シーズンぶりの優勝をツアー史上最年少(24歳148日)となる日本タイトル3冠で果たした。
クラブは契約先のピンが多くを占め、本大会ではユーティリティとして扱える中空モデル「iDiプロトタイプ」(3番)を初投入した。「飛距離も出せるようになったので、すごくいいクラブだと思う」と話し、正確なショットが求められる難度の高いコース攻略に貢献したという。
また、パターは3週前の「日本プロゴルフ選手権」から入れるマレット型の「PLD ミルド オスロ 3 」を継続使用。長く愛用してきたブレード型と同じ感覚でストロークできる「易しいパター」を求めてバッグに入れている。「去年、山下美夢有選手が使って優勝(富士通レディース)したことを聞いて、いいのかなと思って替えました」と明かし、女子ツアー屈指のパター巧者が手にしていたことも決め手になった。
1打差を追って迎えた最終18番では、6mのスライスラインを流し込むバーディでプレーオフに進出。堀川未来夢を破っての優勝を引き寄せるクラッチパットは、この一本から生まれた。
<蝉川泰果の優勝ギア>
ドライバー:ピン G440 LST(9度)
シャフト:藤倉コンポジット VENTUS BLACK (重さ60g台、硬さTX)
グリップ:パルマックス
フェアウェイウッド:テーラーメイド Qi35 (3番15度)
シャフト:藤倉コンポジット 24 VENTUS BLACK (70g台、TX)
アイアン:ピン iDiプロトタイプ(3番)
シャフト:日本シャフト NSプロ モーダス3 ハイブリッド グラファイト オン スチール テクノロジー(X)、ピン ブループリント T(4番~W)
シャフト:日本シャフト NSプロ モーダス3 プロトタイプ(X)
ウェッジ:ピン s159 (50度)、タイトリスト ボーケイ SM10(55度 ※ロフト表記は56度)、タイトリスト ボーケイ SM10 ウェッジワークス(60度)
シャフト:日本シャフト NSプロ モーダス3 プロトタイプ(XS)
パター:ピン PLD ミルド オスロ 3
ボール:タイトリスト プロV1x