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センターシャフトがイップス改善の証し 堀川未来夢はグリップにもひと工夫

◇国内メジャー◇日本プロゴルフ選手権 最終日(7日)◇グランフィールズCC(静岡県)◇7219yd(パー71)

堀川未来夢が単独首位からの逃げ切りで今季初優勝を飾った。かつて腕を磨いた日大の寮から車で20分ほどの場所にあり、コースを知り尽くしたグランフィールズCCで2019年「日本ツアー選手権 森ビル杯」に続く国内メジャー2勝目となった。

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ツアー2勝目だった昨年「カシオワールドオープン」からヘッドを新しくしたクラブを除き、唯一入れ替えがあったのがパター。ここ2年ほどはイップス症状との闘いが最大のテーマとなる中、スコッティキャメロン PHANTOM X 6STRで4日間の平均パット数をフィールド3位の「1.6471」にまとめた。

「ショートパットに強い」と力説するセンターシャフトだが、一時封印していた。もともとフックラインのときはトゥ側、スライスラインのときはヒール側とミリ単位で芯をずらして打つ繊細なテクニックの持ち主。「イップスが出てしまって、それをやったら、わけが分からないところにいってしまう。やっと少し“人間らしい”動きができるようになったので、もう一回センターに戻してやったら、意外と打てた」とうなずく。

試行錯誤の末、今はクローグリップで「右手の意図しない動き」と向き合う。ショートパットや入れにいくパットでは中指の位置を微調整。太いタイプのグリップを挿しているのも対策のひとつだ。「まったく同じ細いバージョンも持っていて、最後の最後まで迷っていた。ただ、太い方が、多少(症状が)出たときの(影響の)幅が狭い。極端に言ったら、ものすごく細い棒を持って5ミリずれるのと、太い棒を持って5ミリずれるのじゃ、影響の仕方は太い方が小さいと思うんですよね」

ちなみにパター以外も、かねて極太グリップを愛用。大学時代は下巻きテープを7重巻きにして太さを出しており、現在も太いタイプの下を2重巻きにして同じ感覚をキープ。グローブをせずに素手で握るスタイルを含め、こだわりが詰まっている。

<最終日の使用ギア>
ドライバー:ブリヂストン ツアーB XD-3(9.5度)
シャフト:ツアーAD PT-7 (45インチ、硬さX)
フェアウェイウッド:テーラーメイド M4(3番15度、5番18度)、ブリヂストン ツアーB JGR(7番21度)
ユーティリティ:ブリヂストン J15 HY プロトタイプ(4番23度)
アイアン:ツアーB X-CB(5番-PW)
ウェッジ:ブリヂストン ツアーB XW-F(52度、58度)
パター:スコッティキャメロン PHANTOM X 6STR
ボール:ブリヂストン ツアーB X

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