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えなりかずき、上田桃子に「キレイになったな~」

「週刊ゴルフダイジェスト」連載「えなりかずきの女子プロを追いかけろ!」(1月22日号)より

2007年にプロ3年目で賞金女王になり、翌年から米ツアーにも参戦するなど、とんとん拍子に階段を駆け上がってきた上田桃子プロ。そして今年は米ツアーに腰を据えるという彼女に、ジュニア時代の取材で上田プロとラウンドしたという、えなりかずきがインタビューした。

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えなり:本当にお久しぶりです。熊本の坂田塾以来ですね。

上田:13~14年ぶり? あの頃は、まだ中学生でしたから。

えなり:一緒にラウンドさせていただきましたよね、熊本の湯の谷コース。

上田:あそこから自分のゴルフはスタートしたと思ってます。覚えてますか? 馬の背になっている3番ホールとか。やっぱり忘れられないコースですね。

えなり:あれからしばらくして上田さんがプロになり、テレビに出るようになって「キレイになったな~」って、ずっと思っていたんです。

上田:私、めっちゃボーイッシュでしたもんね(笑)。坂田塾の頃は男の子に負けるのがイヤで、男の子みたいにしてれば勝てると思ってた。

えなり:確かに昔はタイガー・ウッズみたいな服を着てましたよね。

上田:ハハハハ。スカートもはいたことがなく、ピンクとかも好きじゃなかったんですよ。でも、プロになってから取材を受けると「最終日は何色の服着るんですか?」「やっぱり桃子だからピンクでしょ?」みたいに何度も質問されて、ピンクを着たりするようになったんです。今は昔のようにネイビーやグリーンが多いかな。

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えなり:5年間の米ツアーで、いろいろ思うところがあったのでしょう。

上田:まだ思うような成績は出てませんが、後悔はしてません。22歳でアメリカに挑戦した時は「早すぎる」ってずいぶん言われました。正直なところ、一昨年、ミズノクラシックで優勝する前には「もういい! アメリカもゴルフもやめたい」って思ってました。でも、そうしたら勝てて3年間の米ツアーのシード権がまたとれた。だから「これは神様にやれって言われてるんだな」と思いました。「アメリカに行け!」って。

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えなり:今年は向こうのツアーに専念するんですか?

上田:私たちには、人に見てもらう手段が「勝つ」ことしかないんです。昨年は、ダブル宮里(藍、美香)が揃って成績がよかったから、余計「なんで自分はよくないのかな~」って思ってました。でも、やっと自分のスタイルでいいって思えるようになった今、周りの声は気になりません。自分は自分のペースでいいと思っています。

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ツアーの苦労話から恋愛話(?)にも及んだ対談は、和気あいあいと進んだ。米ツアーでの様々な経験からひと皮向けて心境の変化が見られた上田プロの2013年シーズンに期待だ!

上田桃子
1986年6月15日生まれ。熊本県熊本市出身。10歳で坂田塾に入門。高校卒業を前に江連忠の門下生となり05年7月のプロテストで一発合格。07年4月に初優勝するとシーズン5勝をあげ、この年史上最年少賞金女王となる。その後、日米両ツアーに出場するが、2012年は7年ぶりに日本のシード権を失い、2013年は米ツアーに専念する予定

●えなりかずき
3歳で子役デビュー。90年『渡る世間は鬼ばかり』に登場、一躍お茶の間の人気者となる。大学時代はゴルフ部に入部、自宅に練習場&クラブ工房まで造る。目下、ゴルフクラブに凝る28歳

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