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21年前は選手として出場 NZコーチが語るトヨタジュニアW杯

2017/06/14 10:05

◇2017 トヨタジュニアゴルフワールドカップ Supported by JAL 初日◇中京ゴルフ倶楽部石野コース(愛知県豊田市)◇男子6843ヤード(パー71)、女子6130ヤード(パー72)

松山英樹をはじめ、ジャスティン・ローズ(イングランド)やヘンリック・ステンソン(スウェーデン)ら世界のトッププロが出場してきた伝統ある大会。その会場で、ニュージーランド代表として1996年大会に出場し、コーチとして戻ってきたジェイ・カーター氏に出会った。

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プレーヤーからコーチに転身して12年。6年前からニュージーランドのナショナルチームのコーチを務め、今大会では男子チームを率いている。初日のチームスコアは4オーバーで、首位アメリカとは10打差の7位(出場15カ国)につけた。

「優勝することが目標ですが、選手たちは成長の最中。強い選手とプレーして自分の実力を知ること、いろいろ経験を積むことも大切だと思っています」。技術的なアドバイスよりも、プレー中のストレスを取り除くことがコーチとしての役割と話す。

カーター氏が選手として出場した96年大会は、昨年のリオデジャネイロ五輪で金メダルを獲ったローズのほか2008年のマスターズ覇者トレバー・イメルマン(南アフリカ)らが出場していた。自身のプレー内容は「思い出せない」という一方で、2人に大きな影響を受けたことは鮮明に覚えている。

「ローズは当時から有名選手、ずば抜けた存在でそのプレーは参考になりました。イメルマンとは、ラグビーやクリケットなど共通とする話題が多く、いろいろな話をしたのを覚えています。たくさん練習する選手だったので、いい刺激を受けました」

トヨタジュニアW杯のような国際大会が、練習では得られない貴重な成長の糧となることを、自らの経験として知っているのは、カーター氏の強みだ。

「すでに夢を生きています。若いゴルファーの成長を助けることができて、とても幸せに感じていますから。ゴルフを通じて、人間として成長して欲しいと思っています」。自らのゴルフ人生“第2章”をそう語り、ひたむきに勝利を目指す選手たちの背中を温かく見守っている。

トヨタジュニアゴルフワールドカップ公式サイト

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