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ツアーで見つけた最新ギア 「RS」のクローバーに可変式「スパイダー」も

2023/04/02 11:00

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 最終日(2日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7062yd(パー71)

今週開幕した男子ツアーの現場で見つけた最新ギアをピックアップ。発売前のようなレアなアイテムばかりで、「何だコレ?」連発した取材メモの中身、お伝えします。

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両サイドのウェート「何番にする?」

まずは、テーラーメイドのツアーバン(選手のサポート専用車)で見つけた「何だコレ?」から。

「GT MAXスパイダー トラスヒール」というツノ型のパターで、ソールを見ると両サイドに可変式ウエートのレールが付いている。「1」「2」「3」という表記があり、フェース側の「3」にウェートをセットすれば前重心になり、ツノの先端側「1」にセットすれば後ろ重心になるという代物。重心が前にあればフェースを返しやすく、後ろ側にあれば返しにくくなるから、インパクト時の過度なフェース開閉の大きさに悩むゴルファー(フェースが開きやすいとか)にとっては、まさに画期的なアイデアだろう。

実は先週の女子ツアー「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」で優勝した山内日菜子も試していたようで、試合直前まで「GT MAXスパイダー」か「GT Xスパイダー」かで迷っていたとか(実際の試合では「GT X」でプレーした)。

同社のツアー担当によれば、「両方の重心を同じ数字の位置にスライドさせるのがベーシックですが、アマチュアの方なら、1と3というような組み合わせもアリだと思います。例えば引っかけやすい人が、トウ側のスライドを1(後ろ側)、ヒール側を3(前側)にして、フェースの返し過ぎを防止するという組み合わせもできます」。ちなみに山内日菜子は両サイドの重りを1番(後ろ側)に合わせているという。あなたなら、どの組み合わせにしますか?

見た目も中身も!人気出そうな予感プンプン

続いて気になったのがアイアンのシャフト「TRプロトアイアン」(藤倉コンポジット)。

女子ツアーではひと足早く流行りつつあり、ショットメーカーの高橋彩華野澤真央らがすでに実戦投入。見た目がマットブラックで質感も良く、バッグに入っているだけで「何そのシャフト、ちょっと見せてよ」と言われそうな“所有感”の高いシャフトだ。

見た目だけでは終わらない。植竹勇太ら3選手が開幕戦で実戦投入、性能面もプロの間で評価が高そうなのだ。担当者によれば、「TPプロトはツアーのニーズから生まれたシャフトで、“落下角”をテーマにして作りました。最近のプロを見ていると、トラックマンなどの(弾道測定)機器を使って自分の落下角を意識してアイアンショットを打っている。そこで落下角をつけられるような球が上がるシャフトを開発しました」。

落下角とは、ボールが着弾するときの軌跡と地面とが作る角度のことで、大きければ大きいほど、グリーンに止めやすい。「TRプロト」は落下角を出すために、「カーボン+メタル+ゴム」の3種類で生成、メタルは先端に、ゴムはシャフト全体に巻き付けてある。ゴムは振動数を抑える効果があり、いい意味で「硬くなり過ぎない」とか。「手に伝わる感じがよく、打感が良くなると思います」と同担当。カーボンにゴムを巻き付ける手法は、実はパターのシャフトに用いられており、そこからヒントを得たようだ。

重量帯は男子ツアーでは115g、105g、女子ツアーでは95g、85gが主流で、このあと75gも追加予定している(植竹は115gのX)。

RSドライバーの「クローバー」モデルが登場

最後の「何だコレ?」は、プロギアのバスで見つけた「RSプロトタイプ」という1W。

ソールの「PROTOTYPE」の文字の横にクローバーが表記されていて、以前限定モデルで流行った「RS Fプロトタイプ ワンクローバー」や「RS Fプロトタイプ トリプルクローバー」などを彷彿(ほうふつ)させる。

プロギアの現行モデルは「RS」と「RS F」の2機種だが、性能面では両者の間のような位置づけで、中でも「RS F」寄りのモデルだとか。

「つかまり顔ではありますが、重心距離は長めでつかまり過ぎないモデルです」とは同社担当。ソールの重りの位置が、「RS F」のようにトウ側にある。重さを変えて、好みの重心距離に調整も可能ということだ。

こちらは谷原秀人がテスト中で、同じくテスト中の女子プロ・辻梨恵も「楽につかまるけど左に行き過ぎない」と実戦投入間近という。400個限定で発売中、直営店などでプロ仕様モデルが手に入るという。(編集部・服部謙二郎)

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