久常涼&金谷拓実は3打差2位から「優勝目指す」 マキロイ組が連覇へ6位浮上
◇米国男子◇チューリッヒクラシックofニューオーリンズ 3日目(26日)◇TPCルイジアナ(ルイジアナ州)◇7425yd(パー72)
ダブルス戦の3日目はフォアボール(各自のボールでプレーして良い方のスコアを採用)形式で行われ、5位から出た久常涼&金谷拓実は12バーディ、1ボギーの「61」をマーク。首位と3打差の通算24アンダー2位に浮上し、久常は2年目、金谷はルーキーシーズンでの米ツアー初優勝をかけて最終日のフォアサム(1つのボールを交互に打つ)に臨む。
PGAツアーのインタビューで久常が「今日は金谷さんがすごくバーディを獲ってくれた」と振り返ったように、金谷が前半7番までに5バーディ。アウトで7つ伸ばして折り返した。10番で久常が8つ目を決めた後、雷による1時間半の中断を挟んでも勢いは止まらない。金谷が14番(パー3)で9.5mを流し込み、久常が15番の2打目を1mに絡めて連続バーディ。ともにボギーとした17番(パー3)でスコアを落としたが、最終18番(パー5)は金谷が4mを沈めてバーディで締めくくった。
「優勝はとても大きなことですし、それがチームイベントで先輩の金谷さんと出来たら本当にうれしい」と最終日の戦いを見据えた久常。金谷も「2人で力を合わせて、チームジャパンで優勝目指して頑張ります」と気合いを込めた。
通算27アンダーの単独首位に、1打差2位から「61」と伸ばしたアンドリュー・ノバク&ベン・グリフィン。日本ペアと同じ2位に「60」をマークしたジェイク・ナップとフランキー・キャパンが並んだ。通算23アンダーの4位にデンマークのラスムス・ホイゴー&ニコライ・ホイゴーの双子兄弟ペア、首位から「66」で後退したケビン・ベロ&アイザイア・サーリンダが続く。
16位から出た前年優勝ペアのロリー・マキロイ(北アイルランド)&シェーン・ローリー(アイルランド)は「61」と伸ばして通算22アンダー6位。最終18番(パー5)は、2週前に「マスターズ」初制覇でキャリアグランドスラムを遂げたマキロイが9mを沈めるイーグルで締めくくった。連覇となれば2017年にダブルス戦へ移行してから大会初となる。
優勝ペアにはそれぞれ2年シードとフェデックスカップポイント400pt、5月のメジャー「全米プロゴルフ選手権」(ノースカロライナ州クエイルホロークラブ)、シグニチャーイベント(昇格大会)などの出場権を付与。ダブルス戦のため世界ランキングポイントは加算されない。
