後半に豹変…渋野日向子は3オーバー出遅れ「最後までドタバタ」
2024年 CPKC女子オープン
期間:07/25〜07/28 場所:アールグレイGC(カナダ)
「本当にナイスプレー」吉田優利が12位発進 渋野日向子87位
◇米国女子◇CPKC女子オープン 初日(25日)◇アールグレイGC (カナダ)◇6709yd(パー72)
カナダのナショナルオープンが開幕し、吉田優利が3バーディ、2ボギーの「71」として1アンダーの12位で滑り出した。5人の日本勢で最上位。今季自己最高の16位で終えた先週の「Danaオープン」の勢いを難コースでも維持した。
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風が強く吹いた午後のプレーで、序盤3番で先行したボギーも「思ったよりも風に乗ってしまった。ナイスボギーで良い流れをつかめた」と意に介さなかった。前半のうちに2バーディ。後半11番のボギーは、左サイドの深いラフから低く出して3オンさせた14番(パー5)のバーディで取り返した。
中継局WOWOWのインタビューで「本当にナイスプレーだったと自分でも思います。風も強く、雨も降った難しい状況で、比較的ドライバー(ショット)が安定して、うまくマネジメントできた」と胸を張った。最終18番はグリーン奥からのアプローチをピンそば1m強に寄せてパーセーブ。「最後もドキドキしながら打ちました。この一打はすごく大きい。あしたに弾みをつけて頑張れる」とうなずいた。
単独首位のローレン・コフリンには3打差。2位のミンジー・リー(オーストラリア)ら4人には2打差と好位置。吉田は次週「ポートランドクラシック」(オレゴン州コロンビア・エッジウォーターCC)終了時点での第2回リシャッフル(出場優先順位の入れ替え)を控え、ポイントランキング130位とシビアな状況にいる。「自分でもすごく良いプレーだったが、トップがもっと良いスコアなのに驚く。すごくレベルが高い位置で戦えている。しっかりメリハリをつけて自分らしいプレーをしたい」とガマン比べに挑む。
その他の日本勢はバーディなし、1ボギー「73」で回った西郷真央が1オーバー39位。渋野日向子、勝みなみ、西村優菜は「75」で3オーバーの87位と出遅れた。
前年優勝のメーガン・カンは2オーバー62位で2日目に向かう。