「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」リーダーボード
2024年 KPMG全米女子プロゴルフ選手権
期間:06/20〜06/23 場所:サハリーCC(ワシントン州)
渋野日向子は2打差3位で週末へ 五輪代表を争う畑岡奈紗は予選落ち
◇女子メジャー第3戦◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 2日目(21日)◇サハリーCC(ワシントン州)◇6731yd(パー72)
ツアー未勝利の32歳サラ・シュメルツェルが15位から出て「67」でプレーした。エイミー・ヤン(韓国)と並ぶ通算6アンダーで首位に浮上した。「68」で回った34歳のヤンはメジャー初優勝となるツアー6勝目を目指す。
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通算4アンダーの3位に、4バーディ、2ボギーの「70」と伸ばした渋野日向子、コ・ジンヨン(韓国)、レキシー・トンプソンが続いた。
2打差4位からのラウンドを「ロケットスタートした中でこのスコアなのはちょっと残念でもあるけど、かなりドラマのある18ホールでした」と表現した渋野。出だしの10番から3連続バーディで飛び出すと、13番(パー3)の3パットボギーを挟み、折り返し直後の1番で4つ目を奪う。
2番(パー5)では池に転がり落ちたかに思われた3打目が浅瀬に残っており、ボールは砂地に浮いている状態。「石はあったけれど気にせず、ちょっと“バンカーチック”に打った」とウェッジで寄せてパーセーブした。4番では左の木に当てた1打目がホール内に戻る幸運も。最終9番(パー3)は3mをねじ込んでのボギー締めとなったが、「すごくラッキーのあった一日だったので、このスコアで終えられて良かった」と振り返った。
世界ランクを元にした五輪ランクで確定する「パリ五輪」代表争いは今週で決着。2枠が見込まれる日本勢で4番手につける山下美夢有は、15位から「70」と2つ伸ばし、通算3アンダーの6位に浮上した。
通算1オーバーの23位に、五輪争い“圏内”の2番手につける古江彩佳と、5試合ぶりの予選通過となる勝みなみ。通算2オーバーの33位に岩井明愛と西郷真央。通算4オーバーの52位に竹田麗央。カットライン上の通算5オーバー64位で笹生優花が続き、日本勢は大会最多の8人が決勝ラウンドに進んだ。
五輪争いで3番手につける畑岡奈紗は通算7オーバーとし、メジャーでは2021年「全米プロ」以来となる予選落ちを喫した。
西村優菜も7オーバーで、米ツアーでは今季初の予選落ち。岩井千怜は通算9オーバー。初日142位と出遅れた稲見萌寧は、9ホール終了時点で体調不良を理由に棄権した。