プロアマ上がり2ホール“打たず” ウッズは7カ月ぶりツアーに不安も?
2023年 ザ・ジェネシス招待
期間:02/16〜02/19 場所:リビエラCC(カリフォルニア州)
タイガー・ウッズの「ジェネシス招待」使用ギア
「ジェネシス招待」を前にした火曜のリビエラCCでは、練習グリーンで大会ホストのタイガー・ウッズとジェイソン・デイ(オーストラリア)が互いのパターを評価し合う光景が見られた。
ウッズとデイが、ゴルフスイングについての秘密を共有していることは、すでに文章で詳らかにされている。どうやら、彼らはパターをあれこれいじる情熱も共有しているようだ。
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火曜にデイと近況を交換し合ったウッズは、デイの新しいカスタムの黒いマレット型パター、スコッティキャメロン ツアーオンリーを手に取ると同時に、ウッズがキャリアを通じ、メジャー14勝を挙げたパターであるスコッティキャメロン ニューポート2 GSS プロトタイプのブレードパターを相手に手渡した。真のギアマニア同様、お互いのパターを分析し合い、何球か試しにパットをしたりもしてみた。
ウッズとデイはかなり構造の異なるパターを使用している。デイが現在使用するスコッティキャメロンは、大型で丸みを帯びた黒いマレットで、短いスラントネックになっており、ウッズが22年間使い続ける330グラム未満の銀色のブレードパターよりも全体の重量がかなり重くなっている。
ウッズは純粋にデイのパターを試してみることに興味を抱いたようだが、デイはウッズのパターの持つ歴史的な重要性に興味津々の様子。この練習グリーンでの一幕があった後、GolfWRX.comはデイにウッズのパターについての感想を聞いてみた。
「これまであのパターを何度も手にしているけど、僕には軽く感じられるね」とデイ。「僕はこれまでずっとかなり重いパターを使ってきたから。知っての通り、マレットは彼の伝統的なブレードとはかなり違うからね。なんというか、(手にしてみると)これはたくさんのメジャーを勝ち取ってきたんだな、という感慨が湧くんだ。それ以外、言いようがないね。野球で3000本目の安打を打った打者のバットを手にしているようなものだよ。あるいは、トム・ブレイディが最後のタッチダウンパスを通した時のフットボールを手にしているみたいな…何か壮大な物だね。あれはとてもクールだよ!」
スイートスポットが信じられないほど磨耗したこのウッズのパターは、ゴルフ用具界では間違いなく最初の投票で殿堂入りする代物であり、ほぼ間違いなく、最も高額な値のつくゴルフ関連アイテムである(彼の予備のパターですら6桁の値がついたのだから!)。
ウッズの「ジェネシス招待」でのクラブセッティングの変更は12月の「PNC選手権」からはワンポイントにとどまったが、それは注目に値する。
2020年モデルのテーラーメイド P770の3Iを新たに改良された23年モデルに変更した。鍛造フェースで中空ボディ設計の23年版P770は、20年モデルと比較すると、若干オフセットが少なくなった。より多くのタングステン、より低密度のスピードフォームエアーといった進化した技術が盛り込まれ、同アイアン史上最も低い重心位置を実現している。簡潔に言うと、寛容性が高くなり、高弾道が打ちやすくなっているため、グリーンで止まる威力も増した。
ドライバー:テーラーメイド ステルスプラス(9度を7.5度に調整)
シャフト:藤倉コンポジット VENTUS BLACK 6X
3番ウッド:テーラーメイド SIM チタニウム(15度を14.25度に調整)
シャフト:三菱ケミカル ディアマナD+リミテッド 70TX
5番ウッド:テーラーメイド M3(19度を18.25度に調整)
シャフト:三菱ケミカル ディアマナD+リミテッド 80TX
アイアン:テーラーメイド P770(3番)、テーラーメイド P7TW(4番~PW)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイシュー X100
ウェッジ:テーラーメイド ミルドグラインド 3 メッキなし(56-12TW、60-11TW)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイシュー S400
パター:スコッティキャメロン ニューポート2 GSS プロトタイプ
パターグリップ:ピン PP58
ボール:ブリヂストン ツアーB X
グリップ: ゴルフプライド ツアーベルベット コード 58R
(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)