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アジアから世界の頂点へ チェ・キョンジュが松山英樹に託した想い

松山英樹の「ソニーオープンinハワイ」での優勝は、アジア国籍の選手として最多タイとなるPGAツアー通算8勝目になった。この記録を長きにわたって保持してきたのがチェ・キョンジュ(KJ)。PGAツアーがお届けするコラムシリーズは今回、Chuah Choo Chiang氏が韓国のレジェンドの残した言葉を紡いだ。世界のKJが、世界のヒデキに送るメッセージ―――

残り276ydからの第2打を3Wでピンそば90cmに突き刺した松山英樹の勝利に、チェ・キョンジュ(韓国)は驚くことはなかった。10年にわたって守り続けてきた記録に並ばれ、日本のスーパースターによる魔法のような瞬間を目の当たりにしても。

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韓国が生んだ英雄であるチェはアジア出身のゴルファーとして最多のPGAツアー8勝という記録を2011年から保持してきた。そして、この数字に松山に驚異的なスピードで並ばれたことにもプライドをにじませていた。

韓国のレジェンドが自身最後のPGAツアー優勝を飾ったのは2011年の「プレーヤーズ選手権」。すでに41歳になろうかというときだった。今年の2月25日に30歳になる松山が、今後ほかの多くのアジア人が追うべき新たな金字塔を、数年のうちに打ち立てることは疑いようがない。

2人が初めて対面したのは約10年前だった。チェは若かりし松山のゴルフに対する姿勢と、一流になろうとする熱意に感銘を受けたことを忘れていない。松山はユニークであり、特別な技術を持っているという。

「初めて会ったとき、ヒデキは19歳か20歳くらいだった。若いのに素晴らしい情熱を持っていると感じた。印象的だったのは、彼がとても落ち着いていて、自分自身をコントロールできることだった。ゴルフへの情熱にあふれ、彼自身、将来が待ち遠しい様子だった。他の選手とは違い、独特のテクニックも持っていた。柔軟性とスピードが素晴らしく、これからどんどんうまくなっていくと思った」。51歳のチェは現在、シニアツアー(PGAツアーチャンピオンズ)でプレーしている一方で、今後もPGAツアーへのスポット参戦も考えている。

松山は「ソニーオープンinハワイ」でラッセル・ヘンリーを相手に勝った。この9カ月で3勝をマーク。最終日に9ホールを残して5打のビハインドがあったにもかかわらず、4つのバーディを奪ってヘンリーを捕らえ、3Wですさまじいショットを打ってプレーオフを決着させた。

松山はワイアラエCCのグリーンでキャリア最高のパフォーマンスを見せ、ストローク・ゲインド・パッティングで「+7.264」をマークした。今季の同部門の成績は181位と低迷し、昨季も175位、2019-20年シーズンも170位だった。ショット部門とのコントラストは鮮明で、ストローク・ゲインド・ティ・トゥ・グリーンでは2019-20年に2位、昨季も15位にいた。これが、昨年「マスターズ」に勝つまで3年以上のあいだ優勝できなかった理由のひとつでもある。

チェは松山がPGAツアーで10勝以上を挙げることを確信しており、この才能に満ちた日本人選手が30代を迎えるにあたってのカギは「ケガをしないこと」だと断言した。

「とにかく故障をしないことが大切だ。それが一番。コンディションさえキープしていれば、間違いなくまだ多くの試合に勝てる。私はアスリートは記録を破り、新しい記録を作るために存在すると考えている。私たちは常にそれを破るためにベストの状態を求めなくてはならない。私が達成したことを、ヒデキが成し遂げてくれたことは喜ばしい」。チェは1999年に韓国人選手として初めてPGAツアーのツアーカードを手にした選手でもある。

チェは今週、トリーパインズGCでの「ファーマーズインシュランスオープン」でツアーに復帰する松山を筆頭にしたアジアゴルフの黄金時代が来たと信じている。韓国の若手選手たちもそれを牽引する存在ばかりだ。キム・シウーは26歳でPGAツアー3勝を挙げ、イム・ソンジェは23歳にして2勝。30歳のイ・キョンフンノ・スンヨル、34歳のカン・スンも1勝ずつした。

そして松山については近い将来、世界ナンバーワンになる可能性もあるという。「ヒデキの記録は若い世代に良い影響を与える。他のアジア人選手も彼のようになりたいと思うはず。そしてヒデキの優勝はそして彼のキャリアにも多大な影響がある。私は以前のインタビューで、近いうちにアジアからナンバーワン選手が出ると話した。メジャータイトルを獲ったアジア人がいる。彼が怪我をすることなく、コンディションをキープすればもっと勝つはずだ」

2022年の「プレジデンツカップ」は9月にノースカロライナ州のクエイルホロークラブで行われる。副キャプテンを務めるチェは、松山にトレバー・イメルマン主将(南アフリカ)のもと、米国選抜を破るべくスタープレーヤーとしての役割を期待している。

「2015年にプレジデンツカップが韓国で開催されたとき、私は彼に未来を見据えることが重要だと話した。ゴルフを長くやりたいと思うなら、いつも一生懸命で、他の選手や家族を尊重して、気遣いを忘れないことだと。マスターズを勝ったときも、最近の優勝したときも、彼は自分自身をうまくマネジメントできていた。彼は我を忘れるようなこともなく、すべての試合でベストを尽くしている。彼がプレジデンツカップでプレーすることを考えるとうれしくなる。ヒデキの成功は私たちのチームを良い方向に導くはずなんだ」

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)

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情報提供:PGA TOUR

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