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2021年 ライダーカップ
期間:09/24〜09/26 場所:ウィスリングストレイツ(ウィスコンシン州)

ザンダー・シャウフェレが「ライダーカップ」直前に1Wを変更したワケ

「ライダーカップ」での新ギアといえば、通常はカスタムのフットウェアのみと相場が決まっているのだが、ザンダー・シャウフェレは新しいドライバーとともにウィスリングストレイツに挑んだ。東京五輪金メダリストは、エピック SPEED トリプルダイヤモンドから、エピック SPEED トリプルダイヤモンドLSに乗り替えたのである。

キャロウェイによると、この変更はシャウフェレが6月初旬にボールをクロムソフト X LS(LSはロースピンの略)に変更してから始まった、最適化のパズルにおける最後のピースだったという。ちなみに、彼はボール変更後、「全米オープン」でトップ10入りを果たし、東京五輪で金メダルを獲得している。

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シャウフェレはすべての番手で発揮するパフォーマンスを求めて、このボールを使用することに専心していたのだが、低スピン量により、彼がティショットで好むタイトなドローボールを打つ能力については妥協しなければならなかった。

シーズン最終戦「ツアー選手権」へ向けた解決策として、キャロウェイのツアーレップ、ケレン・ワトソンはグラファイトデザイン ツアーAD IZ 7Xシャフトを装着し、シャウフェレがドライバーでスピン量を捻出できるようにした。シャウフェレはその週に、イーストレイクで相性の良さを見せ、72ホールのスコアとしては3番目の好スコアをたたき出し、フェデックスカップを5位でフィニッシュした。

しかしながら、シャウフェレとキャロウェイにとって、それまで使用していたグラファイトデザイン ツアーAD BB 7Xシャフトでの解決策こそが、究極のゴールだった。キャロウェイのジョニー・ワンダーによると、ザンダーとキャロウェイのチームは、以下にあげるトラックマンの数字を追求し続けていたという。

持ち球: 2200-2400 RPM
5ydのドロー: 2200-2400 RPM
コントロールショット: 2600-2700 RPM
フェード: 2400-2600 RPM

ワトソン、キャロウェイのグローバルスポーツマーケティング部門を統括するティム・リード、そして父親のステファンとの取り組みのなかで、シャウフェレはこれらの数字を実現するために寄与する変更点を発見した。彼はツアーAD BB 7Xに10.5度のキャロウェイ エピック SPEED LS トリプルダイヤモンド(9度に調整)ヘッドを取り付けた組み合わせに変更したのである。このヘッドはスピン量を減らすために設計されたのだが、ロフトを下げることで、シャウフェレが好むオープンフェースとなり、結果として、シャウフェレが目指していた回転数を実現し、ドローボールの弾道が少し高めになり、初速も上がったのである。

(協力/GolfWRX、PGATOUR.com)

情報提供:PGA TOUR

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