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テーラーメイドの飛び系「Qiアイアン」特長は? 開発担当者が解説

2024/01/13 16:32

テーラーメイドが、ミニマリスティック(最小限主義的)な見た目の美しさと複合素材の最新テクノロジーを融合させた「Qiアイアン」を発表した。ゲームインプルーブメント(飛び系)の魅力的なパッケージとして、飛距離、精度、ソリッドな打感の最適なコンビネーションを届けるモデルである。

ポイントはヘッド個別の最適化、有機的なフェース設計、飛距離の出る重心位置(FLTD CG)。これらが一体となり、右へのミスを最小限に抑え、ストレートで精度の高いショットが実現する。他の有力なゲームインプルーブメントアイアンと比べてどう違うのか―。

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製品開発アイアン部門ディレクターのマット・ボビーは、「Qiアイアンはパフォーマンスとデザインの融合を表しており、飛距離と精度、そしてゲームインプルーブメントアイアンでは予想外のソリッドな打感のコンビネーションをお届けします。競合するアイアンをしのぐ真っ直ぐな飛距離を提供するという究極の目標を掲げて、それを可能にしました」と述べた。

「Qiアイアン」のリリースで、テーラーメイドは番手個別のアイアンヘッド最適化を狙いとしたテクノロジー、新「インテグレイテッド・システム・デザイン」を世に送り出した。このシステムはエンジニアリングのプロセスを通じて、鍵となるテクノロジー間のコミュニケーションを促進。有機的なフェース形状を原動力とする「キャップ・バック・デザイン」と「スピードポケット・デザイン」の包括的なアプローチは、セット全体を通じて、各ヘッドのパフォーマンスを調整し、理想的なギャッピング(番手間の差異)、模範的なボール初速、一貫性のある打ち出し角を確保する。

4番と5番などのロングアイアンは、より低い形状のバックバー設計が重心位置をより低くし、高い打ち出しと高弾道を容易にする。一方、短い番手はヒールからトウにかけて高慣性モーメントになるように重量配分されたバックバーが寛容性を強化し、ボールコントロール性能をアップさせた。

第二世代となった「キャップ・バック・デザイン」と「トウ・ラップ・コンストラクション」は、中空アイアンと伝統的なキャビティバックの利点を融合させて、より効率的となり、スチールの背面に取って代わっている。この結果、最適な質量特性と綺麗なラインを持ちつつ、上級者用ディスタンス系アイアンである「P770」や「P790」のような満足感のある打音や打感の伴った相乗的な構造が実現した。

打音と打感の向上のため、4~9番アイアンに再設計された「HYBRARエコー・ダンパー」を搭載し、不要な振動を効果的に抑えている。さらに、エコー・ダンパーは「キャップ・バック・デザイン」、そして360度アンダーカット加工された厚―薄トップラインとの相乗効果により、クラブからボールへのエネルギー伝達である反発係数(COR)と寛容性を最大化しつつ、望ましい打音と打感の維持を実現している。

「このアイアンは、ゲームインプルーブメント設計におけるテーラーメイドの絶え間ない進化を象徴しています。我々は高い寛容性と使い易さを維持しつつ、どのようなゴルファーもバッグに入れて誇らしく見える綺麗な見た目をパッケージングしました。これにより大きなスイートスポットと鍛造アイアンのような打感がついてくるのです」とボビー。

「Qi HLアイアン」は、より高い打ち出し角と速いヘッドスピードを求めるプレーヤー向きのモデルである。ロフト構成は、スタンダードモデルのQiより約2度高い。もう一つの特徴は軽量化であり、スタンダードモデルのQiより26g軽い。シャフトの標準オプションは、KBS「マックスLITE」(スチール)、藤倉コンポジット「スピーダーNX」50g(グラファイト)となっており、硬さのオプションはS、R、Aとなっている。

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)

情報提供:PGA TOUR

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