B.ホーシェル「ゴルフが正しい方向に向かっている」
2014年 クイッケンローンズ・ナショナル
期間:06/26〜06/29 場所:コングレッショナルCC(メリーランド州)
ウッズ、予選落ちにもポジティブ 次戦予定は「全英」
2014/06/28 11:03
タイガー・ウッズにとって3ヶ月ぶりの試合となった「クイッケンローンズ・ナショナル」。だが予選通過とはならず、彼にとっても、また多くのファンにとっても残念な結果となった。
今年3月に腰の収縮した神経(から来る痛み)の治療で椎間板除去手術を受けたウッズ。今大会2日目は「75」をマークした彼は、明らかに意気消沈していた。そして自身がホストを務める今大会の36ホールを通算7オーバーの「149」で終えた。
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とはいうものの、ウッズ本人はこの2日間には“多くの良い点”があったと話している。
「(予選通過ラインに)4打及ばず決勝ラウンドには進めなかったけれど、パーセーブできたことも確かだ」と、ウッズ。「自分たちの予想よりも4週間早く、僕は復帰した。行き詰まることもなかった。トーナメントでのゴルフをプレーする気持ちが出てきたんだ」。
「僕は些細な単純ミスをたくさん犯してしまった。誤った判断をしてしまったり、ボールを間違った方向へと飛ばしてしまったりもした。それに距離が短くて簡単なショットでも寄せワンできなかった。そういった小さなことは自分で修正できるから、まだ救われるよ」。
ウッズが次に参戦するのは7月中旬の「全英オープン」の予定で、ジャック・ニクラスの持つメジャー18勝という記録に再び挑む。ウッズは2008年の「全米オープン」で優勝して以来、メジャー大会では14勝どまりだ。
「来週からは子供たちをちょっとしたバカンスに連れて行くんだ。そして(全英オープンに向けた)準備も始めるよ」と、ウッズ。
「全英オープン」の会場はイギリスのロイヤル・リバプールGC。ウッズがかの地で最後に優勝トロフィー“クラレット・ジャグ”を手にしたのは、2006年のことだ。
またウッズが大会2日目で姿を消すのは、プロ転向後の299試合中、今回で10度目。2年前の「グリーンブライアークラシック」で予選落ちしてから103週間後のことだった。
ウッズは今大会2日目では9番と10番で(連続バーディを奪い)勢いづいたかに見えたが、その後は4連続ボギーと失速。この時点で、彼が予選通過するのに何打足りないかの問題になっていた。
ウッズはパー5の16番ではグリーン手前から寄せワンでバーディを奪ったものの、続く17番では1メートル強のバーディパットに失敗。ここで成功していれば、最終的なスコアはもう少し良いものになっただろう。だが結果は変わらず、「全英オープン」に向け、課題に取り組む必要も出てきた。
ウッズが今大会の初日と2日目でフェアウェイをキープしたのは、28ホール中16ホールのみ。36ホール中フェアウェイを逃したのは、それぞれ8ホールずつの計16ホールだった。また61パットを要し、うち2日目は30だった。
ウッズがこれ以前に連続4ボギーを叩いたのは、今年1月の「ファーマーズインシュランスオープン」3日目のこと。この日バック9からスタートした彼は18番と1番でダブルボギーを叩き、その後5連続ボギーとした。「79」と大叩きしたウッズは、最終日の出場選手制限(MDF)で最終ラウンドには進めなかった。