2014年 ザ・プレーヤーズ選手権
期間:05/08〜05/11 場所:TPCソーグラス(フロリダ州)
マキロイは後半の挽回で予選通過もミケルソンは脱落
2014/05/10 11:21
ロリー・マキロイは3大会続けてギリギリのところで予選を通過。今回は最終18番で約4メートルのバーディパットをねじ込み、「ザ・プレーヤーズ選手権」で週末を迎える権利を得た。
この日のマキロイは、スタジアムコースでのフロント9攻略法を見出せず、3番から7番まで5ホール続けて4ボギー、ダブルボギーと苦しみ、「42」と大きく出遅れ、ツイていない1日になるかと思われた。それでもバック9で「32」と挽回し、苦境から抜け出すことに成功する。
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メジャー2勝のマキロイは、先週の「ウェルズファーゴ選手権」の2日目でも出だしでボギー、それから2ホール続けてダブルボギーと叩き、苦戦を強いられ、「76」とスコアを落としたものの、なんとか予選を通過。
今大会の練習ラウンド(水曜日)では12アンダーを記録したというマキロイは、「バック9では快適にプレー出来た。不思議だよね。フロント9でリズムに乗れていたら問題なく予選を通過できていただろうし。またスタートで出遅れた。金曜の午後は自分に合っていないのかな」とコメント。
「上手く挽回できた。フロント9では、プレーに対する姿勢が良くなかったのかもしれない。バック9では気持ちを切り替えられたし、落ち着いてプレーできた。必ずバーディを獲れると思っていた。それに最終ホールでバーディを決めて予選を通過できるなんて気分が良いよ」。
一方、フィル・ミケルソンに幸運は訪れず。2日目をイーブンパーの「70」で終えたミケルソンは、カットラインに1打及ばず、大会から姿を消すことに。
マキロイより1つ後ろの組でスタートしたレフティは、16番でバーディを奪って1オーバーにまで追い上げ、予選通過の可能性を残しラスト2ホールを迎えた。だが17番では約8メートル、18番では約9メートルのバーディパットを決められなかった。
ミケルソンは言う。「なんと言えばいいのかわからない。プレー自体は悪くなかったと思う。ただ、メンタルの状態がソフトというか、脆いというのかな。今はショットに集中するのが難しい。思うようにカップにボールを入れられない。フィジカルの状態は悪くないんだけれど」と。
「ボールも良い感じで打てている。ミスも悪い類のものではない。なんだかんだ言ったって、最近はここまでボールを上手く打てていなかったからね。ただ、ボールをカップに入れる、ボールをピンに近いところに運ぶ、それにパッティングに関しては思うようにいかない」。
「だからメンタル的な部分が影響しているのかと思う。家に戻って対策を考えるさ」。
ミケルソンは「ザ・メモリアルトーナメント」、「フェデックス セントジュードクラシック」に出場する予定とのこと。その後パインハーストNo.2コースでの「全米オープン」で、念願のキャリアグランドスラム達成を目指す。
メジャー優勝経験者で今大会予選落ちとなったのは、ルーカス・グローバー、キーガン・ブラッドリー、ウェブ・シンプソン、ダレン・クラーク、Y.E.ヤン、ルイ・ウーストハイゼン。先週「ウェルズファーゴ選手権」で優勝したJ.B.ホームズ、昨年の「コンステレーション・シニアプレイヤーズ選手権」優勝のケニー・ペリーも2日目で姿を消した。