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2014年 ウェルズファーゴ選手権
期間:05/01〜05/04 場所:クエイルホロークラブ(ノースカロライナ州)

デ・ヨングが驚異のバウンスバック 「80」から「62」

2014/05/03 13:48

クエイルホロークラブでの「ウェルズファーゴ選手権」2日目。ブレンドン・デ・ヨングは、自分が失うものなど何もないと分かっていた。

今大会初日で「80」と大叩きし、リーダーボードの一番下にいたデ・ヨング。彼が予選を通過できる可能性など、おそらく誰も考えなかっただろう。

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2日目はリラックスし、なおかつ果敢に攻めていった。前日とはうって変わり「62」のコース記録を達成。これはロリー・マキロイが優勝した2010年大会の最終日で出したスコアと同じだった。

「こういった感じで毎回いければいいんだけどね。まあ、口で言うのは簡単だけど」と、デ・ヨング。ジンバブエ出身で物静かな彼は決勝ラウンドに進むだけでなく、通算2アンダーで優勝争いに手の届くところにもいる。今大会が行なわれているシャーロット在住の彼は、初日はどのホールでもパーを下回ることがなかったが、2日目にはバーディ8つ、イーグル1つの好成績を収めた。

「昨日がひどかったのと同じように、今日はとにかく素晴らしかった」と、照れ笑いしたデ・ヨング。「この試合は何かを与えては、何かを奪うって感じだね」。

ちなみに初日から2日目にかけて一気に18もスコアが良くなったのだが、1980年以来の最高記録にはあと2つ足りない。最高記録は2008年にケビン・スタドラーが「フライズドットコムオープン」でマークした初日の「81」、2日目の「61」の“20”だが、予選通過には至らなかった。

デ・ヨングは今大会2日目を10番ホールからスタート。序盤2ホールではそれぞれ、6メートル半と3メートル弱のパットを沈めて連続バーディを奪った。さらに14番では約19メートルのところからチップインイーグルを決め、16、17番でも続けてバーディを奪取。難関“グリーンマイル”だけで2アンダーを記録した。

また、油断ならない17番(パー3)で約3.5メートルのバーディパットがクルリと輪を描きカップに沈んだ時には、その喜びをかみしめた。

彼はその時のことを、「自分の思い通りになってると思った」と振り返る。初日は34パットを叩いていたデ・ヨングだったが、この日は後半でもそれぞれ約6.5メートル、約4.5メートル、約12メートル、そして約2メートルのバーディパットを沈めるのに成功。最後の9番ホールではコース新記録のチャンスもあったが、5メートル強のバーディパットは失敗に終わった。

とはいえ、彼が貪欲になっていたわけではない。

「予選を通過するには、コツコツとやっていく必要があった。だから2日目は何とか抜け出して、できるところまでアンダーパーでやってみようと思いながらプレーしたんだ。おかげでうまくいったよ」と、デ・ヨング。

デ・ヨングは今大会に向けて数週間もの間、クエイルホローで練習を重ねてきた。彼は難易度が高くやりがいのあるコースが自分に有利に働いたと感じ、先走りすることなく見事なプレーを見せた。

次週の「ザ・プレーヤーズ選手権」を見据え、「来週につなげようと、自分が出せる最高のスコアを心がけただけさ」と語ったデ・ヨング。「来週は大規模な大会が待ってる。最高のプレーとはいかないけど、大会までに勢いを付けようとしてるんだ」。

ミッションはひとまず遂行されたようだ。

「正直なところ、今大会で決勝ラウンドに進めるとは思ってなかった。だからすべてがおまけみたいなものさ」と、デ・ヨング。「明日は新たなラウンドなんだと実感し、再出発としていいプレーをしないとね」

情報提供:PGA TOUR

2014年 ウェルズファーゴ選手権



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