2014年 バレロテキサスオープン

注目のホール:AT&Tオークスコースの16番

TPCサンアントニオのAT&Tオークスコースは、米国ツアーにおいて数少ない、グリーンの真ん中にボールを運ぶことが決して安全策とはならないコースである。

このコースの16番では、グリーン真ん中にバンカーが設けられている。ここでは正確性だけでなく、それぞれの日に最適なプレーをするための工夫が求められる。

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「前日と同じようなプレーをするとか、大会を通して7アイアンなんて風にはならないよ」。2011年の「バレロテキサスオープン」を制したブレンダン・スティールはそう話した。「4つあるいは5つの異なるクラブから選択することになるよ」。

昨年覇者のマーティン・レアードは「デザイナーには意図があったのだろうね。間違いなく面白いホールだよ」と話した。

そのデザイナーとは、グレッグ・ノーマンだ。16番は、リビエラのパー3の6番を意識して作られている。リビエラの6番と同じように、バンカーがグリーンを二分し、しかし良いティショットは良い位置に止まるよう設計されている。

「どこも狙うところがなくてお手上げ、というわけではない」とレアード。「グリーンが2つあるようにプレーしなければならない。前のグリーンと、後ろのグリーンだ。バンカーの横にはピンがないからね」。

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スティールは、グリーンを3つターゲットに分けて考えている。深いバンカーの両側に隣接する前側のグリーン、そして左後方と右後方の小さなエリアだ。

「それぞれ大きくはない」と語るスティールは、真ん中のバンカーが必ずしも悪い場所ではないことも指摘した。

「もし良いショットでピンの後方につければ、それほど厳しくはない」とスティール。「前のピンを狙うのは少し難しい。傾斜があるからね」。

仮にそうだとしても、この16番はコース全体でも平均的な難易度だ。昨年の平均スコアは11番目となる「3.041」。ここで大会が行われるようになった2010年以降では最も難易度が高かった。

昨年、レアードは最初の2日間、いずれも16番でボギーを叩いた。しかし、日曜日に18フィートのパットを決めて3つのバーディを奪い、ロリー・マキロイを凌いだ。

「もしこのホールがさらに長かったら、少し困ってしまうだろうね」とレアード。「でも、ちょうど良い長さなんだ。3番アイアンを打つ感じではないね」。

公式には189ヤードのこのコースは、日によってクラブの組み合わせを変えることが臨まれる。そして、もしティショットが左に逸れたら、ボールは池に向かって飛ぶ。

「あるときは、前方左に9番アイアンを打つ」とスティール。「そしてその次は、グリーン奥目の左に5番アイアンを打つんだ」。

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