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ベアトラップ基礎知識

2014/02/28 13:55

PGAナショナルGCの難所として知られる15、16、17番ホールに関する基本情報を紹介しよう

PGAツアーは、今週の「ザ・ホンダクラシック」から“フロリダ・スイング”へ移行。開催コースとなるPGAナショナルのチャンピオンコースは、1990年にジャック・ニクラスが改修に携わったことで知られている。特に象徴的なのは、通称ベアトラップとして有名な15、16、17番ホール。

2007年から「ザ・ホンダクラシック」が同コースで開催されるようになり始めて以降、ベアトラップはPGAツアーでも4本の指に入るほどの難易度を誇る連続した3ホールと言われている。ツアー大会が開催されるコースの中で、これらを凌ぐのはクエイルホローの最終3ホール、そしてオーガスタナショナルGCのアーメンコーナーくらいなもの。

グレーム・マクドウェルはベアトラップについて、「多分、世界で最も難しい3ホールの1つ。特に強風の日はね」と語る。

15番ホールのティには熊の銅像が建てられているので、今大会に出場するゴルファーがベアトラップの入り口に気付かないわけがない。

「ザ・ホンダクラシック」優勝者を決めるのは、このベアトラップを無難に攻略出来るかどうか次第と言っても良い。

2012年の優勝者であるロリー・マキロイは、「正確なショットが求められるね。大会を通して3ホールでイーブンパーなら、上出来だと思う」と話す。

ベアトラップ入口にある熊の銅像横にある銘板には、ニクラスの明言が次のように彫られている。「このホールで勝敗が決する」。

■ 15番ホール(パー3)、179ヤード

ベアトラップ最初のホールは長くはないパー3。しかし、強風の日には傾斜の強いグリーンを正確に捕らえなければならない為、トリッキーなホールとなる。グリーン手前のスロープは、ホールから遠ざかるよう左に下り、グリーン後方には大きなバンカーが存在する。このバンカーから出すのが難しいばかりか、仮に出せたとしてもボールが傾斜に捕まり池に向かって転がる可能性も高い為、2度の苦しみを味わうかもしれない。

ニクラスのコメント:「私が改修に携わる前までは、簡単なパー3だった。特に難しい点も、特徴もなかった。池に関してはちょっとした悪戯のつもりだった。それが池を設置した途端にモンスターに変貌したからね。不規則な風がボールを右から左に煽るので、グリーンを制するには思い切りが必要。そうでなければグリーンを外れてしまうだろう。こんなコースに出来たのはラッキーだったというか、馬鹿げていたというか。でも、非常に面白いホールに仕上がった」

プレーヤーのコメント
「パー3の15、17番は試練。コツなんてなくて、ただ良いショットを打たないといけない」 ― タイガー・ウッズ

トリビア:15番ホールで過去にホールインワンは出ていない。最もホールに近づけたのはマーク・ウィルソンで、2012年大会の初日で10センチのところに運んだ。

15番における2007-13年のスコアリングリーダー(8ラウンド以上プレーした選手が対象)

パドレイグ・ハリントン:4アンダー(12ラウンド)
チャド・キャンベル:3アンダー(14ラウンド)
アーロン・オーバーホル:2アンダー(8ラウンド)
ケニー・ペリー:2アンダー(14ラウンド)
カイル・スタンリー:2アンダー(10ラウンド)
ピーター・ロナード:2アンダー(10ラウンド)

■ 16番ホール(パー4)、434ヤード

このホールでは、大半のプレーヤーがフェアウェイをキープする為、ティショットではアイアンを選択する。そして第2打で池を越えグリーンに乗せられれば上出来。同コースで最も難しいコースの1つと言われている。

ニクラスのコメント:「16番は特に変わったホールではない。ティショットも難易度は高くないし、池も難しい位置にあるわけでもない。やろうと思えば池の位置を難しいところに変えられただろうが、15番と17番の難易度を考えれば、第2打で選手を苦しめる必要はないと判断した。良いホールだし、難しいホール。風の影響によって難易度が変わるので、もしティショットでフェアウェイを外せば、2打目は非常に厳しいものになる」

プレーヤーのコメント
「16番では、ティショットが上手くいけば大丈夫。もしミスしたら厳しいね」 ― ロリー・マキロイ

「2つのパー3と比較すれば、16番は好きだね。普段は2番アイアンか3番ウッドでティショットを打つけれど、自分の飛距離があれば苦しむこともないかな。自分にとっては、他の2ホールがベアトラップの中で僕にとっては最も大変なコースだから」 ― デービス・ラブIII

トリビア:2007年以降5選手が16番のグリーンで4パットを記録。PGAナショナルの中では最多の数字となっている。

16番における2007-13年のスコアリングリーダー(8ラウンド以上プレーした選手が対象)

アーニー・エルス:5アンダー(24ラウンド)
ボーン・テイラー:4アンダー(22ラウンド)
ビル・ハース:3アンダー(10ラウンド)
スティーブ・マリノ:3アンダー(19ラウンド)
フランク・リックリターII:2アンダー(8ラウンド)
アレックス・チェイカ:2アンダー(18ラウンド)
ジェリー・ケリー:2アンダー(20ラウンド)

■ 17番ホール(パー3)、190ヤード

17番は190ヤードのパー3で、大きな池を越えたところに小さなグリーン、そしてその左にはバンカーという難しいレイアウト。このパー3は、今も昔も多くの問題をプレーヤーに与えている。

ニクラスのコメント:「17番は容赦ないコース。前に池に入れたことがあったとしても、不意に再び池に入れてしまう。このホールでも強風がプレーヤーを苦しめる。もし左に流せば、と言っても私が故意的にやったことだが、バンカーにつかまる。バンカーからもプレーは可能だが、注意が必要だ。このホールは距離が問題ではない。距離が問題ではなく、ショットの正確性、度胸が求められる。集中出来るか、それに強心臓かどうかで攻略出来るかが決まる」

プレーヤーのコメント
「個人的には17番が最も難しいね。たいていの場合、風は左から右に吹いているから、ボールを池の方に押そうとする。15番よりも少し距離もあるしね」 ― ルーク・ドナルド

トリビア:2011年の大会では、17番ホールの池で65個のボールが見つかった。これは同年のツアーを通し、パー3のコースで発見された最多の個数。しかし、その後2年では合計30個に減少した。

17番における2007-13年のスコアリングリーダー(8ラウンド以上プレーした選手が対象)

パドレイグ・ハリントン:2アンダー(12ラウンド)
リッチ・バルセロ:2アンダー(8ラウンド)
バート・ブライアント:2アンダー(8ラウンド)
デレック・ラメリー:2アンダー(8ラウンド)

ベアトラップに関するトリビア

・2007-12年までの間、20選手が大会を通して15~17番でボギーフリーをマーク。昨年は9選手が同記録を達成した。グレーム・マクドウェル(2011、2013)、キーガン・ブラッドリー(2012、2013)は唯一2度ボギーフリーを達成した2選手。

・2007年以降ベアトラップで最高スコアをマークしたのはヘンリク・ビヨンスタッド、ダニエル・チョプララッセル・ヘンリーの3人で、4アンダー。2007年以降ベアトラップでアンダーパーとしているのは、上記3選手を含めた30選手のみで、2007年以降ベアトラップでプレーした選手の僅か7%。

・ベアトラップで記録されるボギーは、PGAナショナル全体で記録されるボギーの18%にあたる。同様にダブルボギーは33%、トリプルは41%以上を占める。

・2007年以降、PGAナショナルの池には合計2,069個ものボールが打ち込まれた。その内ベアトラップ内の池には全体の38%にあたる779個が打ち込まれた。

・ベアトラップで過去最低の成績はブライニー・ベアードが記録した26オーバー(18ラウンド)。次点はクリス・ディマルコの24オーバー(13ラウンド)、デビッド・デュバルの23オーバー(14ラウンド)。

・ベアトラップでプレーしたことのある選手中23%が、10オーバー以上をマークしている。

・2007年以降、16番ホールで3パットが記録されたのは126回。これは、PGAナショナルのコースの中では最多。

・2007年以降、17番ホールで6回以上プレーした選手の数は合計222名。その内ボギー以上を叩いていないのは11名のみ。キーガン・ブラッドリーは10回プレーし、10回ともにパーを記録している。

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情報提供:PGA TOUR

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