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スランプ脱出のレアードが、米国人選手の連続優勝を止めた

戦いは終わった。そして新たな戦いがはじまった。

アメリカ人選手による14週連続のPGAツアー優勝記録は、結末を迎えた。スコットランドのマーティン・レアードが11カ月に及んだスランプから脱出して、遂に勝利をもぎ取ったのだ。

昨年5月のザ・プレイヤーズ大会で2位に入って以来、精彩を欠いたプレーが続いていたマーティン・レアードが、最終日の日曜日、9アンダーの「63」という好成績をマークした。これはTPCサンアントニオのAT&Tオークスコースのコースレコードに並ぶ好スコアで、ロリー・マキロイに2打差をつけて、バレロ・テキサスオープンでの優勝に華を添えた。

彼の名は、ウオルター・ヘーゲン(1923)、バイロン・ネルソン(1940)、ベン・ホーガン(1946)、サム・スニード(1948、48、50)、アーノルド・パーマー(1960-62)、そしてリー・トレビノ(1980)らに並んでチャンピオントロフィーに刻まれた。そして今日の勝利でレアードは、フェデックスカップランキングでも18位に順位を上げた。

「この大会は歴史ある有名な大会だからね」と、レアード。「この大会に参加して、今日のように調子よくラウンドできて、おまけに偉大な先輩たちと肩を並べることができて(トロフィーに自分の名前が刻印されて)、こんなに嬉しいことはないね」。

更に彼は、最後の最後でマスターズの出場権も手に入れた。自分のゴルフに夢中になっていたあまり、彼は優勝争いを繰り広げたライバルたちの動向に気を揉む余裕はなかったようだ。3日目首位で、先週のシェル・ヒューストンオープンでも2位に食い込んだ、ロリー・マキロイビリー・ホーシェルが、21戦連続予選通過のツアーベストをマークしたことも、ジム・フューリックが、ホーシェルやチャーリー・ホフマンと、最終組を回っていたことも。

世界ランク2位のマキロイは、今日、レアードをギリギリまで追いつめた。マキロイが14番(パー5)でバーディを決めた時、レアードとの差は1打差まで縮まっていたのだ。

「ロリーが素晴らしいゴルファーってことくらい、百も承知さ」。とレアード。「でも優勝を争う場面では、ロリーだろうと、ジムだろうと、ビリーだろうと、彼らがバーディを決めたら、自分もバーディを決めるしかないからね」。

「それにしてもリーダーボードの上位3人の名前は、スゴイ名前が並んでいたね」。

レアードはバーディを量産した。最終日はボギーなしのラウンドで、12番で15フィートのバーディパットを沈めてホーシェルから首位を奪ったのだ。

スランプの元凶はパターと分析していたレアードは、日曜日をわずか「22」パットで締めくくった。彼は今週の大会に、おへそに付きそうな長尺パターに替えてやって来た。そのパターは、彼が2011年のアーノルド・パーマーインビテーションで優勝した時に使っていた縁起いいパターだ。

「このグリーンとこのパターは、とてもよくフィットしていたね」と、レアード。「なんでこのパターから(他のパターに)替えてしまったのか、自分でもよく分からないよ」。

長尺パターは30歳となるレアードに自信を蘇らせたようだ。今季は8戦のうち4度の予選落ちを経験し、最近ではトップ30位でのフィニッシュすら皆無だった。昨年の成績をみれば、多くのファンは今年の活躍を信じて疑わなかったはずなのに。彼はヒュンダイ・チャンピオンシップで2位、WGCアクセンチュア・マッチプレー選手権では準々決勝まで進み、ザ・プレイヤーズでは2位に食い込んでいたのだ。

その後、13の大会で6度の予選落ちを経て、彼のフェデックスカップ・ランクは157位まで下がった。昨年年間を通して63ポイントしか獲得できなかった、スティーブ・マリオの次の順位だ。今週の優勝で、彼は500ポイントを加算し、気分良くマスターズに乗り込むことだろう。レアードは今年のマスターズでは、2011年の20位を上回る成績を狙っている。

レアードのこの日最大のピンチは、14番(パー5)で訪れた。マキロイがバーディを決めたあのホールだ。ここは572ヤードの長いホールで、彼は初日から3日間連続でバーディを決めていた。305ヤードのティショットを放ったあと、残り248ヤードのセカンドショットを果敢に攻めた。その結果、ライは良かったもののバンカーにつかまり、彼は辛うじてパーをセーブしたのだ。

エンジンが掛ったのは16番(パー3)のグリーン上だった。ピンまで199ヤードのティショットを17フィートもオーバーしてしまったのだが、返しのバーディパットを一発で沈めた。それを見たマキロイは、レアードに続けと言わんばかりに、ほとんど同じ位置から、わずかに短いバーディパットを決めた。

17番まで、レアードのリードはわずか1打だった。最終日、ほとんどノーミスだった彼の数少ないミスが出た。ティショットを右のロングバンカーに入れてしまった。さらにそこから66ヤードのアプローチが、グリーンの左に逸れた。ピンまでは16フィートの位置だったが、きついラフからのアプローチが残った。連続バーディの直後だっただけに、最悪、ボギーでも良しと思っただろう。

その瞬間、彼のリードは2打に広がっていた。最終18番に向かう時には、リードがあると心強い。PGAツアーの最終18番ホールには、ロングホールがレイアウトされている大会が多い。12ものツアーが18番にロングを設けている中、AT&Tオークスコースの18番は、昨年の平均スコアで唯一、オーバーパーを記録した難しいホールだ。

レアードは、2位のマキロイの様子を伺いながら、慎重にプレーすることも可能だった。金曜日のラウンドで、レアードはマキロイが2オンしたことを覚えているし、惜しくも逃したイーグルパットも覚えていた。しかし最終日の最終ホールで、2打差を縮めることがいかに難しいかも知っていた。マキロイの17番はパーだった。18番でレアードのティショットがフェアウェイを外し、サンドウェッジでフェアウェイに戻した時、残りは137ヤードだった。

レアードの第三打がグリーンを捉え、下りの難しいラインが残ったが、レアードはど真ん中からバーディパットを決めた。これで2位マキロイとの差は3打に広がった。18番のティショットを345ヤード飛ばしたマキロイが、プレーオフに持ち込むには、252ヤードの第2打を直接カップインさせるしかなかった。

「マーティンの今日のゴルフが素晴らし過ぎたよ」。18番のセカンドできっちりグリーンを捉え、50フィートの距離を見事2パットで沈めてバーディフィニッシュを飾ったマキロイが語った。「このコンディションで「63」だろ?信じられないよ」。

2013年の開幕戦から14試合続いたアメリカ人選手によるPGAツアーの連勝記録は、1982年の15連勝にわずか及ばず、この日、途切れた。

特にホーシェルとフューリックは、連勝を伸ばすことが出来なかった。ホーシェルは15番でバーディを決めるまで最終日は1オーバーと苦しみ、最終18番のバーディでようやくアンダーパーとした。

「優勝のチャンスはあったし、結果には納得しているよ。前半の9ホールが悪すぎたね」と、ホーシェルは振り返った。5つのホールで見せた1パットが決まっていなければ、スコアはさらに悪かったことだろう。「感傷的なゴルフだったよ」。

フューリックもまた、最終日は苦しいゴルフが続いた。前半9ホールをイーブンで終えた彼は、13番でバーディを決めた。最終18番で104ヤードからのチップインイーグルが決まり、スコアを伸ばしたかにみえたフューリックだったが、結果はレアードと3打差。ホーシェル、ホフマンと共に3位タイに終わった。

「今日は問題を抱えながらのラウンドになっちゃったね」と、フューリック。「今週は、ボールを打つ感覚は悪くなかったんだよ。だけどなんかしっくり感じなくてね。ま、この大会に参加して、3位(タイ)で終えて、多くのグッドショットを打てて、いいラウンドで18番を締め括れた。文句はないよ」。

つまりレアードが、誰よりも素晴らしいゴルフをしたってことなのだ。

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情報提供:PGA TOUR

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