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マスターズ出場へかすかな望みを託すシームの戦い

バレロ・テキサスオープンがTPCサンアントニオで定期的に開催されるようになったのは3年前のこと。それまでこの大会は、各地をジェットコースターのように回りながら歴史を重ねて来た。

開催地を転々としたことは、90年以上の長い歴史を誇るこの大会の歴史そのものだが、今週はあるひとりの選手が、まるでジェットコースターのようなプレーを見せている。「金のパンを持つ男」の愛称で知られる、マルセル・シーム(ドイツ)だ。

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彼は、先週モロッコで開催されたトロフィー・ハッサンIIで優勝した時、マスターズ出場を意識した。

シエムがハッサンIIで優勝を遂げた数時間後、ラッセル・ヘンリーが「68」という素晴らしいスコアでシェル・ヒューストン・オープンを制した。皮肉なことにシームは、世界ランキングでわずか「0.003」ポイント差で上位50位に届かなかった。

シームはスポンサー招待枠で、今週の(そしてマスターズ出場を手にする最後のチャンスとなる)テキサス・オープンに出場することとなった。この大会で優勝すればマスターズ出場が決まるのだ。初日のシームは乱調で、16番ホールまでで5オーバーと大きく出遅れた。しかしそこから巻き返しを見せたシームは、現在までにスコアを9つ縮めた。

彼は初日の16番ホールまでに、4ボギー、2ダブルボギーを叩いた。しかし彼はそこからの38ホールで、12バーディ、3ボギーと完全に調子を取り戻した。

32歳のシームは、自分は辛うじて逆転優勝の圏内に留まっていて、マスターズ出場の可能性もまだ残っていると信じている。3日目を3アンダー「69」で回ったことで「奇跡の優勝」のチャンスも僅かだが出てきた。彼はトータル4アンダーで最終日を迎える。

「何が起こるかなんて、誰にもわからないからね。最終日に僕が、6アンダーや7アンダーで回ったら、僕にもまだ優勝のチャンスはあると思うよ。僕はこのコースが好きなんだ。たとえ風が吹いていても、良いポジションにボールを落とせれば、6アンダーや7アンダーは可能なスコアだと思うよ」と、シームは語った。

彼は、上がりの3ホールがもっと良ければ、さらに勢いに乗っていただろう。彼は7番(パー3:アウトスタートのシエムにとっての16番ホール)のティショットをシャンクして、ボギーを叩いた。続く8番ではバーディを奪ったものの、9番では7番のシャンクが頭から離れなかったのか、330ヤードという素晴らしいティショットを放ったにも関わらず、力ないセカンドショットでグリーンオンに失敗し、悔やまれるボギーでホールアウトした。

「7番と9番のミスがなければ、今日はとても良かったと思うよ」と、シーム。「7番のショットは……ちょっと思い出したくないね。あれはクラブのシャフト近くで打ってしまった。本番ラウンドであんなショットを打つなんて、人生で初めての経験だったよ」。

「9番のアプローチのミスは、7番ホールのシャンクを思い出してしまったんだ。そしてクラブの先端で打ってしまった。ほんとにおかしな感じだったね。実際のところ、僕はいま自信に満ちているのに。明日はきっと、大丈夫さ」。

情報提供:PGA TOUR

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