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成功を収めたタイトリストのAPアイアン

タイトリスト社の新しい「AP1 アイアン」、そして「AP2 714 アイアン」シリーズは「AT&Tナショナル」以降米国ツアーの舞台で使われるようになり、それから6ヶ月未満の間に、世界最高のゴルファーたちが大きな目標を達成する手助けをしてきた。ジェイソン・ダフナーは「全米プロゴルフ選手権」にてAP2と共に自身初のメジャー大会勝利を成し遂げ、ジョーダン・スピースは「ジョンディア・クラシック」で、やはりAP2で自身初の米国ツアー勝利を飾った。

APの4代目であるいずれのモデルも、打感、飛距離、許容性、そして抜けの良さが改良されている。ダフナーとスピースは、このモデルと共に成功を収めている数多くのトップ選手の一部に過ぎない。

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■タイトリスト AP1

「APシリーズには、2つのメインターゲット層があります」と、タイトリスト社のマーケティング担当副社長のクリス・マギンリー氏は話した。「AP1は革新的なハイパフォーマンスアイアンで、最大級の許容性と飛距離を求める選手に適しています」。

同社のベストセラーアイアンであり、ハイパフォーマンスモデルとあると考えられているAP1は、米国ツアーにおいて今なお存在感を放っている。かつての「全英オープン」覇者ベン・カーティスは直近の数シーズンに渡りAP1を使用しており、2012年の「バレロテキサスオープン」ではフルセットで優勝した初の選手となった。

「AT&Tナショナル」で新たな「AP1 714 アイアン」に切り替えたカーティスは、その主な理由に許容性と弾力性の向上を上げた。

AP1はタイトリスト社のアイアンの中で最もヘッドが大きいが、市場に出ている他のハイパフォーマンスアイアンに比べるとまだ比較的コンパクトだ。同社はブレード(フェース面)を長くすることなく、許容性、飛距離、打感を向上させる方法を見つけた。

「AP1ほどのブレードの長さを持ちながら、これだけの許容性を実現しているアイアンは他にありません」とマギンリー氏。「より高い慣性モーメントのものはありますが、それらは致命的なことによりブレードが長いのです」。

431ステンレス・スチールから脱却し、革新的な構造を備えたこのセットは、タイトリスト社史上最も長くそして許容性の高いアイアンを生んだ。

ロングアイアン(3?6番)は、トップラインの下部が深くくり抜かれた二重の中空構造になっており、取り除かれた分の10グラムの重量をアイアン底部に移すことを可能にしている。重心が下がることで、高い打球が打ち易くなる。

高い許容性と抜けの良さを実現するため、ソールの幅は広がっている。また濃密度のタングステンがヘッドのトウ側に含まれているため、ボールのスピードは増し安定した飛距離を実現する。

「AP1 714」ショートアイアン(GW7番)は、回転と弾道を抑えコントロールを高めるようにデザインされている。低弾道のショートアイアンが打てるよう、開発チームはタングステンをソールから取り除き、より厚いフェースと薄いソールにより重心を高めた。結果として、厚いフェースは打感を高め、また薄いトップラインとソールは見栄えも良くしている。

「ショートアイアンで精度の高いプレーができるようにしたかったのです」とマギンリー氏。「重量を取り除き重心を上げることで、より低い弾道で打ちやすくしました」。

タイトリスト社はまた、GW7番のロフトを1度強めて、ピッチングウェッジを44度に設定した。それぞれ48度と52度の2つの新たなウェッジもセットに追加された。

AP1 714 アイアン」は、「トゥルーテンパー XP95 スチールシャフト」と合わせて800ドル、「三菱クロカゲ 65 グラファイトシャフト」と合わせて1000ドルで販売されている。カスタムシャフトのオーダーも受け付けている。

■タイトリスト AP2

新しい「AP2 714 アイアン」は「AP1 714 アイアン」と似ているが、飛距離と許容性、打感をさらに改良しており、より優れたゴルファーに向けてデザインされている。

両者の違いは、AP1が許容性を高めるための革新的なブレードを持つのに対し、AP2はセット全体を通して標準的なブレードの長さを有していることだ。

「AP1ほどブレードの長さ、サイズがないため、AP2の許容性を高めるにはよりクリエイティブにならなければならなりませんでした」とマギンリー氏。「ヒールのタングステンのおかげで、機能を高めることができました」。

AP2のデザインにおいて、タングステンは重要な役割を果たしている。各アイアンのヘッドには平均で43グラムという、スチールの倍ほどの重さのタングステンがあり、それはヘッドの重量の約20%に該当する。

「AP2の特にユニークな点は、トウとヒールの先端にそれぞれタングステンがあることです」とマギンリー氏。「業界ではまだ他に誰も使っていないコウ フォージングと呼ばれる手法により、ヒールの先端にタングステンを入れることができたのです」。

開発チームはホーゼルに穴を空けて、ここにタングステンを埋め込んだ。ヒールとトウにタングステンの重量を追加したことは、ブレードを長くすることなく慣性モーメントを高め、このブレードの長さとしては業界で最も許容性の高いアイアンを作り上げた。

1025カーボンスチールを有する「AP2 714」ロングアイアン(3?5番)は二重空洞の中空構造で、前代モデルより25%薄いフェースを持つ。ヒール、トウのタングステンと共に、ロングアイアンは僅かにソールの幅が広く、重心が低く高い慣性モーメントを持ち、より長く許容性の高いアイアンとなっている。

ショートアイアン(GW6番)のロフトは1度強化され、重心はショートアイアンとしては画期的に高く、低い弾道の打球を打ち易くしている。AP2はまた、打感を高めるためより厚いアッパーフェースを持ち、ラフでの抜けの良さを高めるリーディングエッジを有している。

AP2アイアン712と714はオフセットの度合いは同じだが、主に新たなホーゼルのおかげでデザイナーは新しいモデルのオフセットをより見えにくくすることができたと、マギンリー氏は説明した。

AP2アイアン714はトゥルーテンパーダイナミックゴルフシャフトと合わせて1100ドルで販売されている。こちらもカスタムシャフトのオーダーも受け付けている。

情報提供:PGA TOUR

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