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2019年 マスターズ
期間:04/11〜04/14 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)

松山英樹 アーメンコーナーの攻防と「ジャッジミス」

◇メジャー第1戦◇マスターズ 2日目(12日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)7475yd(パー72)

予選落ちを免れただけで満足いくはずがない。63位タイから出た松山英樹は5バーディ、3ボギーの「70」で回り、通算1オーバーの46位タイで決勝ラウンドに進出した。出遅れからカットラインがちらついた第2ラウンドはアンダーパーを記録したが、上位浮上はならず、首位とは8打差で週末に進んだ。

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ショットに安定感を欠いた初日から一夜明け、松山はこの日も慌ただしいプレーでラウンドをスタートさせた。1Wでの第1打が左隣の9番ホールのフェアウェイへ。「あそこまで曲がってくれると、逆に打ちやすいのでラッキーだった」と残り164ydの第2打をグリーンに乗せてパーを拾った。2番(パー5)で3Wでの2打目をグリーン手前のバンカーに運び、バーディを先行させたが、勢いがつかない。「ショットが良くなりかけたが、途中からまた悪くなった」と出入りのある展開を覚悟した。

スコアメークの分かれ道はオーガスタナショナルGCの名所、アーメンコーナーにあった。11番で1Wショットを右の林に入れたのをきっかけにボギー。12番(パー3)、第1打をピン手前3mにつけるバーディでバウンスバックを決めた。

「(同組の)ふたりが良いショットを打った。『何も考えずに打った方がいいのかな…』って」。自然体で放ったショットを復調の“きっかけ”にしたかったが、続く13番(パー5)で1Wでの第1打をまたしても右の林に突っ込んでしまう。枯れた松葉の上からの第2打は残り210yd。5Iで2オンを狙い、手前のクリークに落とした。「行けると思ったんですけど、結果的にボギーにしてしまった。ジャッジミスです。スイングも普通にはできない状態だった」。同じ状況からフェアウェイに刻み、3オン1パットのバーディを奪ったアダム・スコット(オーストラリア)の姿が、余計に後悔の念を呼んだ。

2014年大会以来2度目の予選落ちは回避した。「きょう、パープレーでは確実に落ちると思っていた。1アンダーは絶対(必要)だと思っていた」とラウンド前の見立てを明かす。とはいえ、ターゲットはそこではない。「トップを目指しているので、5アンダー、6アンダーと出せば、差は縮まると思ってプレーしていたが、うまく行かなかった」と肩を落とした。

「あした、しっかり伸ばしていけるようにしたいと思います。グリーンに上がる前の勝負がすごく大事になる」と、まずはムービングデーのロースコアを誓う。タイガー・ウッズをはじめ、実力者でにぎわうリーダーボードの上位に少しでも近づきたい。トップとの差は初日の9ストロークから、ひとつ縮まってもいる。(ジョージア州オーガスタ/桂川洋一)

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