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「耐えた」小平智は2年越しの初勝利 オルセンを破る

◇世界選手権シリーズ◇WGCデルテクノロジーズ マッチプレー 3日目(29日)◇オースティンCC(テキサス州)◇7108yd(パー71)

待望の初勝利を最後にもぎ取った。グループステージの最終マッチで小平智トービヨン・オルセン(デンマーク)を3&1(1ホールを残して3アップ)で破った。初日は敗戦、2日目を引き分けとして決勝トーナメント進出を逃したが、2週後のメジャー今季初戦「マスターズ」、翌週にディフェンディングチャンピオンとして参戦する「RBCヘリテージ」に向けて弾みをつけた。

初めて出場した前年大会は3連敗。白星の味は感じる余裕もなかった。後半17番でオルセンがバーディパットを外したところでコンシード。「なんか、最後までドキドキした。(オルセンの)パットも『入るんじゃ…』としか思わなかった。(喜びは)なんか、わかんないですね。勝ったというよりも耐えたという感じです」。前日、ウェブ・シンプソンに4アップから追いつかれ、すでにグループステージ敗退が決まっていたが、3マッチで勝ち点1.5。4人1組のグループを2位で終えた。

9番にターニングポイントがあった。前日まで2日続けてホールを奪われていた打ち下ろしのパー4。第1打はこの日、右サイドの木に当たって小さなバンカーに入った。「アゴが近く、“目玉”になって、(2打目は)SWで出すしかなかった。『このホール、呪われてるな…』と思って」。フェアウェイに刻んだ後の3打目は残り138yd。AWでピンそば2mにつけて2アップを守った。「一番大きかったのは16番」という終盤パー5で、2.5mを沈めてこの日4つ目のバーディ。世界ランキング47位を抑え込んだ。

もちろん、週末に進めずに満足はできない。「悔しかった、自分がまだまだだなと思ったのが13番。逃げた、気持ちが弱いショットをした。体が反応した」。ホールの左サイドを川がえぐるパー4で、第1打、第2打とボールが狙いよりも右にそれた。「マスターズ」会場のオーガスタナショナルGC、「RBCヘリテージ」のハーバータウンGLはショットのポイントがより絞られるコース。「気持ち悪いハザードを避けないといけない。ああいうのが大きなミスになる。もう少しショットに自信を持って望めたらと思います」という。

2年連続の出場となるマスターズの目標は「12位以内に入って来年の出場権を獲りたい。でも、まずは予選を通らないと」と段階的に上げる考え。まずは拠点のフロリダに戻り、態勢を整える。(テキサス州オースティン/桂川洋一)

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