タイトな“入り口”が難関 標高差攻略は計算勝負
2019年 WGCメキシコ選手権
期間:02/21〜02/24 場所:チャプルテペクGC(メキシコ)
ウッズ「適応力が大事」初メキシコでミケルソンらと練習ラウンド
◇世界選手権シリーズ◇WGCメキシコ選手権 事前(20日)◇チャプルテペクGC (メキシコ)◇7345yd(パー71)
開幕前に会場は観客たちの熱気にあふれた。タイガー・ウッズは3年目となるメキシコでの世界選手権(WGC)シリーズに初出場。20日(水)にフィル・ミケルソン、ダスティン・ジョンソン、ジョン・ラーム(スペイン)と練習ラウンドを行った。
<< 下に続く >>
午前9時にインタビューエリアに姿を現したウッズは「メキシコでの試合は初。メキシコシティはエネルギッシュな素晴らしい街だ。2年間ずっと出場したいと思っていた」と言い、その後に最終調整を進めた。昼過ぎに1番から9ホール回ると、大ギャラリーたちは後を追い、2週間前の「AT&Tペブルビーチプロアマ」でツアー通算44勝目を挙げたミケルソンとともにサイン攻めにあった。
標高2300mを超えるコースには「一番興味深いことはこの標高でも上空でボールが曲がらないこと。ただ、あきらかに距離は普段と違う。適応力が大事」と強調。悪天候で順延が続き、寒くなった前週「ジェネシスオープン」最終ラウンドでは5Iで飛距離が171ydだったとし、「今週はウェッジで175ydも飛ぶ」と笑顔で語った。前日までに3Wのロフト角をいじり、2Iをテスト。「いまは(ロフトは)もとに戻したけど、とにかく開幕まで確認を続けることが大事だと思う」と述べた。
WGCは通算18勝。1999年に始まった今大会は、国をまたぎ過去8度開催コースが変わったが、ウッズはスペイン、アイルランド、イングランド、米本土などで大会最多の7勝。適応力の試される舞台で、「このような大会で勝つことを誇りに思っている」と力を込めた。(メキシコ・メキシコシティ/林洋平)