松山英樹 ハワイの「ガッカリ」から復調は…
2019年 ファーマーズインシュランスオープン
期間:01/24〜01/27 場所:トリーパインズGC サウス&ノースコース(カリフォルニア州)
小平智は松山英樹と3戦目の予選同組「食らいつけるように」
◇米国男子◇ファーマーズインシュランスオープン 事前情報(23日)◇トリーパインズGC (カリフォルニア州)◇サウスコース(7698yd、パー72)、ノースコース(7258yd、パー72)
PGAツアー本格参戦2年目の小平智だが、シーズン前半戦は依然として未経験のコースが目白押し。トリーパインズGCも今回が初訪問だ。「タイガー・ウッズが勝った全米オープン(2008年)が印象的。あとフィル・ミケルソンが18番の3打目でピンを抜いてカップインを狙った(2011年ファーマーズ)のを覚えている」。そんな知識不足の“ハンディキャップ”にめげず、浮上のきっかけを探っている。
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2週前の「ソニーオープンinハワイ」で予選落ちしてから、前週はロサンゼルスで調整した。成績は低調ながら、新年初戦の「セントリートーナメントofチャンピオンズ」で得たショット復調の手応えが、気持ちを前向きにする。
「(優勝した昨年12月の)日本シリーズのときも調子は悪くなかったけれど、前の良かった時の感覚とは違った。カパルア(トーナメントofチャンピオンズ)で感覚が戻ったところがあって、すごく良くなった。これを続けていれば自分のゴルフが良くなると思える」
初日、2日目はノースからサウスへと2コースを回る。決勝ラウンドが行われるサウスコースは特に難度が高い。「7700yd近くあって、もう意味分かんないです(笑)。ラフが長く、入れてしまうとすぐにボギー、ダボになるので、ティショットに気を付けたい」。開幕前日はプロアマ戦の待機選手になったが、出番は回って来ず、ドライビングレンジを中心とした練習でティオフに備えた。
予選ラウンドは松山英樹、キム・シウー(韓国)と同組になった。
この日、サウスコースでのプロアマ戦で最終調整を終えた松山との同組は昨年5月の「AT&Tバイロン・ネルソン選手権」、8月「ザ・ノーザントラスト」(いずれも予選ラウンド)に続き、3戦目。前週、ロサンゼルスでの練習中に会うこともあった。「去年のプレーオフシリーズ以来なんで楽しみです。(当時とは)違うプレーができる期待はありますけど、英樹に少しでも食らいついていけるように頑張ります」。まずは好スタートを決めたい。(カリフォルニア州ラ・ホヤ/桂川洋一)