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パットに悩み“裏街道”へ 松山英樹の苦悶の言葉

◇世界選手権シリーズ◇WGC HSBCチャンピオンズ 3日目(27日)◇シェシャンインターナショナルGC (中国)◇7261yd(パー72)

グリーン上の苦しみは頂点に達した。21位から出た松山英樹は1バーディ、4ボギー1ダブルボギーの「77」をたたき、最終日を前に通算3オーバーの35位タイに後退した。34パットを要し、2年前に優勝経験のある大会での自己ワーストスコアを更新した。

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物事にタラ、レバは禁物とはいえ、入っていれば、流れはこうはならなかったかもしれない。アイアンで2オンに成功した序盤2番(パー5)、15mのイーグルパットが1m強ショートし、続くバーディパットはカップの右フチに蹴られた。

「もったいなかった」と唇をかみ、続く3番では第1打を大きく左に曲げた後、2打目をピン右奥6mにつけながらチャンスを逸した。6番(パー3)では第1打をグリーン手前の池に入れてダブルボギー。5m以内のチャンスを7番、8番(パー5)と続けて外すと、「途中までは(思い通りに)打てていましたけど、7番くらいからおかしくなった。その後はどうやって打てばいいか分からなくなった」とストロークに悩んだ。

後半14番(パー5)でようやく最初のバーディを奪った後、15番は奥のエッジから“3パット”させてボギーを喫した。17番(パー3)も3パットでボギー。「きのうまでもタッチが合わなくて。ラインも分からなくなって、打ち方まで分からなくなった」。第2打を池に入れた最終18番(パー5)は、4mのパーパットを決めきれなかった。

傾斜地に切られたカップが多く、他選手も手を焼く今年のグリーン。松山は「硬くて、雨も降っていないので速くはなっている」と分析したが、「でも対応できないスピードではないと思います。自分の技術が対応しきれていない」と話した。ここ3日間の1ラウンドあたりのパット数は平均で31.3と低迷。ショットについては開幕前にインパクトにかけてのクラブヘッドの入り方を懸念していたが、「だいぶ、入り方は良くなってきた。ティショットは安定してきた」というだけに口惜しい。

「77」は2014年大会の最終日に記録した「75」を超える当地での自己最悪スコア。インスタートの裏街道に回った最終ラウンドは、池田勇太と同組になった。「頑張って、アンダーパーを出したいなと思うんですけど…いつもそう思ってやっている。うまくいかない」。11月に参戦する日本ツアーを前に、小さくてもきっかけをつかみたい。(中国・上海/桂川洋一)

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