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安堵の前年覇者 松山英樹は3ボギーから4連続バーディで挽回

◇米国男子(ツアー外競技)◇ヒーローワールドチャレンジ 初日(30日)◇アルバニーGC(バハマ)◇7302yd(パー72)

大会2連覇を狙う松山英樹は、終盤の粘りで何とか出遅れを免れた。後半12番までに3ボギーをたたいた後、14番から4連続バーディを取り返して「71」。世界の精鋭18人によるフィールドで、首位のトミー・フリートウッド(イングランド)とは5打差の1アンダー14位タイで滑り出した。

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ディフェンディングチャンピオンとして全選手の先陣を切ってティオフした松山は、出だしから何度となく砂地のウェイストエリアを歩いた。1番で1Wショットを大きく右に曲げると、2打目をダフらせるなど4オン1パットでボギーが先行。3番(パー5)でもフェアウェイから3Iで打った2打目を右の砂地に曲げてボギーをたたいた。

「チャンスもないっす。曲がるなあ…と思ってやっていた」。試合前の予想は正解だった。「ショットはめちゃくちゃ悪い」。ただ一方で、「パットは良くなっている」とグリーン上での好感触はこの日もキープされたまま。6番(パー5)で3mのチャンスを外した時も「いいパット。強すぎました。最近。パターが良くなかったんで、(久々に調子が良い今週は)気持ちばかりが先に行ってしまいますね」と納得。そのわずかな自信は、バックナインで成果になって表れた。

12番(パー3)でボギーをたたいた後、298ydと短い14番で1Wショットを花道まで運んでようやく初バーディ。続く15番(パー5)では残り249ydの2打目を5Iで2オンさせた。「ライが悪かったんで、とりあえず振ったれ!と思ったらいいところに行きました。ワケのわからないバーディ」。さらに16番からは4mのパットを立て続けに決め、鮮やかな4連続バーディとして自らをアンダーパーに引き上げた。

バハマの高級リゾート地での大会は、賞金ランキング加算対象外の試合。つかの間のオフの穏やかな雰囲気が流れるが、松山の場合は普段と同じモード。いつもの猛練習もルーティンを変えることなく、「オーバーパーじゃなくて良かった。最下位じゃなくて良かった…」と一安心。

ホールアウト直後、スマートフォンのリーダーボードを眺めて目にとめたのは、3アンダーで回ったウッズの出来と、一番下のダニエル・バーガーのスコア。「3オーバーの選手(最下位)、おったんや…。(ラウンド中に)それ、知ってたら、たぶんオレ、頑張ってないな」。どんなゲームでも、自分でプライドを傷つけるわけにいかないのだ。(バハマ・アルバニー/桂川洋一)

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