全英OP開幕直前!松山英樹の撮れたてスイング解説
2017年 全英オープン
期間:07/20〜07/23 場所:ロイヤルバークデールGC(イングランド)
「0でも100でもない」松山英樹、初メジャー制覇へ静かな意気込み
◇海外メジャー◇全英オープン 事前情報(19日)◇ロイヤルバークデールGC(イングランド)◇7156yd(パー70)
直近メジャー3大会の成績は2位、11位、4位。世界ランク2位となった松山英樹の日本人初メジャー制覇の期待が高まる中、今季のメジャー第3戦「全英オープン」がいよいよあす幕を開ける。
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開幕前日は谷原秀人、宮里優作と9ホールの練習ラウンド。宮里に「ここに行くだろうというところからリアリティのある練習をやっていた。状態もいいし、ピッと集中したら良いスコアが出そう」と言わしめる仕上がり具合。2週間以上前から欧州にいることで、時差ボケの心配もなく、準備は万全と言えそうだ。
松山の口が重いのは、自身への期待の表れとも受け取れる。優勝への自信は「何も思っていない。0でもないし、100でもない」と受け流し、「(全英は)トップ10が1回だけだから、ちょっとは頑張りたい」と自嘲気味に笑う。期待の大きさを意識するかと聞かれれば、「期待を掛けているのは僕じゃない」とさらり。コース上の結果で雄弁に語らせようというのが、この男の一貫した流儀だ。
取材中、一瞬笑いが起こったのは、先週のウィンブルドンでのテニス観戦について問われたとき。ロイヤルボックスでの観戦を「完全に場違いですよね」と照れ笑ったが、全英覇者ともなれば、胸を張れる。
予選ラウンドの組み合わせは「全米オープン」覇者のブルックス・ケプカと、地元イングランドのサウスポート出身で、現在欧州ツアーのポイントレースで首位に立つトミー・フリートウッド(イングランド)。「良いプレーが見られると思うので、良いプレーで返したいですね」と、自身20回目となるメジャー大会を前に静かに語った。(英国サウスポート/今岡涼太)
◆日本人のメジャー大会出場回数(今大会を含む)
1位 尾崎将司 49回
2位 青木功 42回
3位 中嶋常幸 37回
4位 丸山茂樹 34回
5位 片山晋呉 30回
6位 谷口徹 29回
7位 尾崎直道 27回
8位 石川遼、松山英樹 20回
(池田勇太 15回、谷原秀人 13回、宮里優作 5回)